2012年08月17日

讃岐うどんのPRについて

讃岐うどんのPRについて


香川県は昔から、うどんが美味しいので、PRして来ていました。



21世紀になってからは、「おそるべき讃岐うどん」の出版、映画「UDON」の封切から、香川県庁による「うどん県への改名」と続いたことから、やっと全国区になったようでよいことです。



要潤副知事の一枚目の掲載写真のポスターは、今、高松市内のほとんど全てのうどん店に貼ってあるので、私は見飽きてしまいましたが、県庁のような地方公共団体がこのようなPRに乗り出すことが、今後は必要になってくるのだろうと思っています。



この、「どっちがウマそう?」というポスターは、「アート県」になる前の香川県庁のホームページの入口で、「香川県」と「うどん県」の2つの入口をクリックして選べるようになっていたのですから、最初拝見した時には、呆れたものでしたが、インターネットが一般的になって携帯電話でもネットにアクセスできるようになりましたので、もう既に常識になっています。



「アート県」という状況は、「うどん県」ほどインパクトはないので、香川県はうどん県になってしまったようですが、今日では、グーグル検索で、日本・うどん県、と入れると、香川県の地図が出てくるようになりましたので、びっくりしました。



母の没後一周忌を迎えた2007年に香川県庁の依頼で、母の好きだった栗林公園をテーマに、ピアノ組曲「記憶の底の栗林公園」OP.111(全18曲)を作曲して、県立公園の栗林公園で初演した時には、そのポスターが、このうどんのポスター同様、全てのうどん店に貼られましたので、ホームヘルパーさんをして下さっていた方なども、それをうどん店で見て聴きにいらして下さいましたので、香川県内の讃岐うどん店は、香川県庁の配下にあるようですね。



こういう事態が他県や霞ヶ関で起こると、贈収賄の疑いがあるのですが、香川県庁や香川県警などの全職員は、うどんが大好きで、昼ごはんは全員うどんですから、香川県内のうどん店においては、食生活での密接な関係から、裏金のようなものは存在しないのです。



香川県では、イベントなどのポスター添付場所は、うどん店が一番効果があるのです。なぜなら、香川県民は必ず食べに行きますから一番効果的なのですね。東京にいた頃の私の感覚では、演奏会のポスターは、クラシック喫茶や音楽大学とか、官公庁などの文化事業部関係に貼るのが普通でしたが、香川県では違っていて、うどん店が一番効果的なのです。



従って、チケット代なども、うどん並に安くしないといけないことはあたり前なのですね。



さて、今は、讃岐うどんについては、香川県庁が主体になってPRしているのでいいのですが、以前は、JRの前身の国鉄が、讃岐うどんをPRしていました。



讃岐うどんのPRについて



「青い国・四国」というキャッチコピーは、国鉄の最後の時期に国鉄が使っていたものですが、この、「青い国・四国」の入った讃岐うどんのポスターが、二枚目の掲載写真です。



「さぬきといえば=====うどん」と入った、宇高連絡船後ろ甲板の、セルフうどんコーナーで撮られた、瀬戸内海と屋島をバックにした、このポスターは、1975年当時のものです。



うどんをすすろうとしているおじさんを見上げている男の子、という構図は、当時の高松の地域コミュニティーを象徴するような図柄ですね。



1975年というのは、私にとっては、早稲田大学入学のために上京した年でしたから、上京の時も、宇高連絡船後ろ甲板の、セルフうどんコーナーでうどんを食べていましたから、本当に懐かしい光景です。



このおじさんの着ているブレザーのラインと柄がダサいこと、ネクタイの色がなぜか真っ赤なのが顔立ちにちっとも似合っていないのですが、特筆に値するのは、おじさんを見上げている男の子が麦藁帽子をかぶっていることです。



瀬戸大橋着工の3年前、完成の13年前のことですから、当時、四国は南国の海外だったので、子供は年中麦藁帽子をかぶっている、というのが、当時の四国のイメージだったのでしょうね(笑)。



私は、昔のポスターの方が、香川県らしいな、と感じますが、皆さんはどちらのポスターが好きですか。



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