2013年09月16日

「『めんや 七福』の肉うどん、食べに行きまいよ。」・・・・・魔法の命令文

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めんや七福・豚肉ぶっかけうどん



ごりまるの、しょうゆバターうどん




ブランチを食べに行く、うどん店、をどこにするかを、迷う、幸せな毎日、を送っています。



一昨日は、どこにしようか、と迷ったのですが、朝も遅い時間になったので、



「よっしゃ。久しぶりに『吾里丸(ごりまる)』にしよう。」



と思って、宮脇町のマルナカの真向かいの『吾里丸(ごりまる)』に食べに行きました。



『半熟ゆで卵天』、『ゲソ天』、が揚がったばかりだったので、『冷たいかけうどん』、と共にいただきました。



他の店ならば、もう一軒、はしごをするところだったので、昨日はたぶん、天神前の、「めんや七福」で、『豚肉ぶっかけうどん』を、追加でいただいたはずなのですが、お昼時で相席になり、ここのお客さんの大半は、近所の人と、近所の香川大学の学生ばかりなので、相席になった若者とは必ず会話が弾みますので、もう一杯をここでいただいてしまうことが多いのです。



そして、やはりそうなってしまいました(笑)。



女子大生二人が向かいに座っていました。明らかに、香川県の人でないイントネーションで話していたので、お聞きすると、岡山からいらしたとのことでした。



一人は香川大学卒業生だったので、『吾里丸』は、香川大学生指定店ですから、それで、岡山の友人を案内したようでした。



ですから、私は、土着民として、どれだけ、うどんが、生活に溶け込んでいるかということと、讃岐弁をご案内しました。



その若者は、『さか枝』などの老舗うどん店が、1200年前、電気がなかった頃から、うどんがソウルフードなので、朝、5時半の日の出が開店時間に決まっているので、香川県のモーニングは、喫茶店ではなく、うどん店でいただくことをご案内すると、びっくりしていました。



いろいろおしゃべりしていると、昔からの顔見知りの奥さんが、茹でて30分たった麺3玉をビニール袋に入れたものを、私に持ってきてくれました。



「これ、おみやげにどうぞ。」



「いつも有難うの。ほんだら、今晩は、カレーうどんじゃあ。」



と私は受け取りました。そこで、このサービスはこの店だけじゃなく、高松市内のうどん店では、ここ、『吾里丸』のように、茹でて30分経過した麺を、顧客に無料で配布する慣わしが昔からあって、いただいて帰って、焼きうどん、カレーうどん、や、寄せ鍋のしめに入れると、素晴らしく美味しいので、なかなか、餓死出来ないことなど、もご案内しました。



また、太い麺と細い麺の好み、カレーうどんの美味しい店、肉うどんの美味しい店、などが、高松市内では明確で、特に、肉うどんについては、南新町の「綿谷製麺・高松支店」の、350円の肉うどん、は、1.5玉くらいのボリュームで、讃岐牛か、讃岐豚が山のように載っていて、さらに、温泉卵も載っているため、その並びの「吉野家」の牛丼は、オーストラリア牛で、卵も別料金なので、ガラガラに空いている事、などをご案内しましたら、爆笑でした。



そして、最後に、ここ『吾里丸』は、生醤油うどん系統が有名で、毎週火曜日は、240円で、生醤油うどんが食べ放題で、何玉食べてもいいので、火曜日は若者で一杯になること、これまでの最高記録は、香川大学軽音楽部学生の、17玉なので、火曜日に、18玉食べたら、壁に名前を張り出して告知してくれることをご案内していると、私は、もう一つ、生醤油系統のうどんが食べたくなったので、『冷たい、しょうゆバターうどん』を追加でいただきました。



こうして、さすがに、お腹一杯になったので、マスターが、南新町の「綿谷製麺・高松支店」で修行して、天神前にオープンした、肉系統のうどんが最高の、「めんや 七福」にはもう行けませんでしたので、自転車でその前を通って、「サブウェイ・県庁前店」で、アイスコーヒーをいただいて、喫煙室でゆっくりタバコをいただきました。



すると、「めんや 七福」の奥様が入ってこられたので、びっくりしました。



またまたいろいろ、私のコラボ相方の、坂出の27歳の山本君が食べに行って感動したことなど、お話して、旧知の、「サブウェイ・県庁前店」と、隣の「ファミリーマート・県庁前店」のオーナーと、店長にも、ご紹介し、「天神前の『めんや 七福』の肉うどんは高松市内では最高やけん、食べに行きまいよ。」とご案内しました。



「天神前の『めんや 七福』の肉うどんは高松市内では最高やけん、食べに行きまいよ。」



「・・・・・しまいよ。」、この言い回しは、讃岐弁の命令文なのです。



商店街の老舗に買い物に行くと、よく、店員に言われる言葉なのです。



すなわち、東京方面では、「ご購入下さい。」「お買い上げ下さい。」と言われるのですが、讃岐弁では、「買いまいよ。」「買いまあせ。」「買うときまい。」と、お客様が店員に命令されることが、ごく普通なのです。



時々、転勤で、東京から高松に来たばかりの方が、「どちらがお客様なのかわからないや。失礼な町だ。」と怒っているのですが、これは、間違いです。



「・・・まい」は、確かに命令文なのですが、相手にある行動をお勧めして、その行動を励ます効果のある、魔法の方言の一つなのです。



もし、大災害が来たら、高松市内の人は、近所の人に、「はよう逃げまいよ。」と声をかけるのです。



命令する時にも、讃岐弁では、相手を思いやっているのです。



この魔法の方言は、四国霊場八十八ヶ寺へ巡礼にいらっしゃる、お遍路さんをお迎えして接待する、昔からのしきたりが大いに影響して出来た言葉なのです。



お遍路さんが、暑い中、歩いていたら、ペットボトルの飲み物を差し上げることは、弘法大師の出身地の香川県では常識なのです。そのときにかける言葉が、「これ、飲みまいよ。」なのです。



元々、お遍路さんの接待の時に使われる言葉なのですから、命令文の一つですが、そんなにきつい表現ではないのです。



東京オリンピックの2020年開催が決まってから、外国の方をお迎えするために、外国語を習得することがブームになっていますが、私は同時進行として、方言の習得が必須だと感じています。



だって、今でも、私は、青森県の言葉は、理解出来ないのです。



何もかもが、東京に中央集権されてしまってはいけないように思います。



大体、高松市のど真ん中に、高潮が来たら水浸しになる「高松ヒルズ」という9F建てのビジネスホテルがあったり、阿波池田に「民宿ヒルトン」があるのは、拝金主義の悪影響なのですね(笑)。困ったことです。



掲載写真は、順に、「めんや 七福」の『豚肉ぶっかけうどん』、「吾里丸(ごりまる)」の『冷たい、しょうゆバターうどん』、54F建ての「六本木ヒルズ」、9F建て(笑)の「高松ヒルズ」、です。



六本木ヒルズ



高松ヒルズ








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