2012年07月09日

四国電力の経営姿勢について



私の住む高松市は、四国電力の管轄下にあります。



四国電力の原発は愛媛県の伊方町にありますので、遠く離れていますし、瀬戸内海に面した立地に津波が来ることはあまりないとは思っていますが、直下型の地震が来れば、世も末になりますから、今のところ再稼動していないことはよいことです。



が、先日、四国電力から自然エネルギー買取の費用分の値上げの案内DMが来たのですが、その中に、「万一の場合の計画停電」という言葉があったので、私はすぐに四国電力に電話しました。



「もし、計画停電になったら、私の住む高松市西宝町は、何時から何時まで電気が止まるのですか。」



「四国電力では計画停電はございません。ご安心下さい。」



「ご安心できないからお電話しているのです。おたくのような零細電力会社は、東電や関電に比べたら吹けば飛ぶようなものでしょう。東電や関電でさえ困っているのに何を生意気なことを言っているのですか。担当者を出しなさい。」



と、いつものように、呆れた電話応対でしたので、すっとたもんだのあと、担当者が出てきたので、聞きましたところ、とんでもない回答があったので、またまた、呆れた次第です。



「高松市西宝町は計画停電はございません。ご安心下さい。」



「そんなわけないでしょう。計画停電は四国の全地域を分けて順番に停電するスタイルになっているはずでしょう。」



「いいえ、高松市西宝町には、私共のグループ会社の四電工香川支店がございますので、計画停電はございません。」



「・・・・・。」



もう私は呆れてものが言えませんでした。自社と自社のグループ会社などの重要拠点のある町は優先的に停電しないのですから、さすがは、独占企業の四国電力、あっぱれあっぱれ、と思い、絶句しました。



全国の電力会社は、全部、こんなものなのですよ。顧客サービスよりも自社の従業員の福利厚生の方が大切な企業なのです。このような民間企業は、資本主義の世の中ではあり得ない事なのですが、それが、21世紀の今日も残っているのです。困ったことです。




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この記事へのコメント
素晴らしいBlogにたどり着いて、感動しながら読ませていただきました。福島の事故が起きる前から、原発の事を考えておいでたんですね。
私は事故から、ブログやTwitterで勉強し講演会や、本、抗議活動にも参加する様になりました。それから、ありとあらゆるこの国の危機的状況を知りとても不安です。
此方のBlogは遠慮もせずに確信的なところをバッサバッサと鮮やかな切り口で書かれていて、胸がスーっとしました。
今は集団自衛権でこの国の根幹が帰られ様としています。
何とかできること探す日々です。
Posted by ポッキー at 2014年06月27日 00:32
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