この広告、メッセージは90日以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事でこのメッセージが消せます。
  

Posted by あしたさぬき.JP at

2013年07月18日

やっぱり、J.S.バッハは最高ですね。

人気ブログランキング






ぼくが自分でピアノで弾いて一番好きな曲、それは、間違いなく、J.S.バッハの平均律第一巻24番のロ短調フーガですね。



これは、20歳代の頃から、全く変わっていません。



J.S.バッハ




思い起こすと、この作品の名演を初めて聴いたのは、東京にいた頃、中野のクラシック喫茶「クラシック」で大学生当時に、エドウィン・フィッシャーのピアノで、聴いた時でした。



もちろん、3歳からピアノをやっていたぼくは、この曲はやったことがあって知っていましたが、エドウィン・フィッシャーの通奏低音の響かせ方と、トリルのとり方には、大変な衝撃を受けたものでした。



無調性と調性の間を行ったり来たりしている、このフーガはなんとすごい、偉大な曲でしょう。



そんなことを思いながら、次回の、「カフェ・くさか」で、米倉利紀氏の「hands」を山本君のボーカルとコラボする前奏曲として、このフーガを演奏することにしたので、練習していると、いろんなことを思い出してしまいます。



この曲をいろんな場所で演奏した時の思い出がよみがえるのだけど、そのような、自分の生き方のような、ちっぽけな人間界の出来事とは別格に、いつもこの作品はぼくのそばにいてくれたなあ、と感じて、とても感謝してしまいます。



いろんな室内楽やコラボなどを、東京、大阪、岡山、高松で、やって来ましたが、ぼくが、マジにこの人と合わせたいと思った合奏やコラボの相手は、全員、このフーガの好きな人たちでした。



今回も、コラボ相方の山本君のリクエストで、これをやるので、最高に幸せなことですね。



音楽のジャンルなど凌駕して、J.S.バッハは、別格の音楽の大元だろうと感じています。






にほんブログ村 グルメブログ そば(蕎麦)・うどんへ
にほんブログ村

にほんブログ村 クラシックブログへ
にほんブログ村

にほんブログ村 クラシックブログ ピアノへ
にほんブログ村

にほんブログ村 地域生活(街) 四国ブログへ
にほんブログ村

にほんブログ村 地域生活(街) 四国ブログ 高松情報へ

人気ブログランキングへ

blogram投票ボタン







  


Posted by 岡田克彦 at 04:23Comments(0)お気に入りの音楽

2011年03月25日

『君と好きな人が百年続きますように』




一青窈(ヒトトヨウ)の「ハナミズキ」は、ぼくが絶対に歌わない曲、聴いて一人ただ、泣いて酒に溺れていたい曲です。



「君と好きな人が百年続きますように」・・・・・ここが実に実に、ぼくの心に迫ってきて、もうダメなんです(涙)。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



「ぼくは、もう百年持たないよな。」という気持ちになってしまって、でも、そんなに長く生きても仕方ないよな、なんて気持ちも交錯してしまうのです。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



でも、一青窈(ヒトトヨウ)の「ハナミズキ」は、2001年9月11日に起きた米国同時多発テロをうけ、平和を願い歌った傑作で、基本には人間同士が愛し合うという原点があるので、本来の意味はご案内しないといけません。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



ハナミズキ(作詞;一青窈)


空を押し上げて 手を伸ばす君 五月のこと どうか来てほしい 水際まで来てほしい つぼみをあげよう 庭のハナミズキ

薄紅色の可愛い君のね 果てない夢がちゃんと 終わりますように 君と好きな人が 百年続きますように

夏は暑過ぎて 僕から気持ちは重すぎて 一緒にわたるには きっと船が沈んじゃう どうぞゆきなさい お先にゆきなさい

僕の我慢がいつか実を結び 果てない波がちゃんと 止まりますように 君と好きな人が 百年続きますように  

ひらり蝶々を 追いかけて白い帆を揚げて 母の日になれば ミズキの葉、贈って下さい 待たなくてもいいよ 知らなくてもいいよ

薄紅色の可愛い君のね 果てない夢がちゃんと 終わりますように 君と好きな人が 百年続きますように

僕の我慢がいつか実を結び 果てない波がちゃんと 止まりますように 君と好きな人が 百年続きますように

君と好きな人が 百年続きますように



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



※ 一部の重要な比喩は、下記の通りです。

空を押し上げて手を伸ばす君=生きる希望を必死に探す恋人

五月のこと=五月は、ハナミズキの開花時期

水際まで来てほしい=「水際」は、花の世界で生命の源を表す言葉なので、「水際まで来てほしい」は、どうか生きて戻ってほしかったという意味です。

つぼみ=これから花咲くもの。将来、希望のこと

ハナミズキ=日米友好の花、平和の象徴

夏は暑過ぎて=夏(2001年9月11日のテロ事件)は暑く辛すぎた

一緒にわたるにはきっと船が沈んじゃう=救助は来ないから、二人とも助かって生き延びることはできない

どうぞゆきなさいお先にゆきなさい=最初に救助されなさい、先に行けば自分も後から行くから

僕の我慢=ぼくが生きることを諦めたこと

果てない波=争いごとと、君の辛い気持ち

蝶々=自由

白い帆=前述の「船が沈んじゃう」で出てきた船を使った比喩で、白は、平和を表します。

ひらり蝶々を追いかけて白い帆を揚げて=自由を求めて、生きようと頑張ってみたけどだめだった。けど、平和への思いは捨ててないよ。

母の日=五月

ミズキの葉、贈って下さい=君の家の庭のハナミズキを送って、平和を祈っていてください



※ 歌詞全体の意味は下記のとおりです。

2001年9月11日、米テロ事件に遭った私と君。人生これからという時期に、亡くなってしまった君。君は必死に生きようとしていたね。けど、自分よりも私を助けた。できれば、生きて戻って欲しい。でもそれはかなわなかった。君と同じような人を出さないためにも、そして君のためにもこれからの平和を祈りたい。

日米友好、平和の象徴のハナミズキ。私の庭のハナミズキのツボミを、君の墓前に送ろう。このハナミズキのツボミが咲いて薄紅色の花を見せる頃には、平和な世になっていることを祈って。君とぼくが百年、一緒にいられる、そんなささやかな幸せを過ごせるような世界になることを祈って。

あのテロ事件は辛かったね。ぼくから助かろうってのはぼくには無理な話だった。だから、君は気にしなくていいんだ。二人同時に助かる方法はなかった。だから、「君が先に行きなさい、そうすればぼくは後から行くから」と言ったんだ。ぼくは生き残れないとわかっていた。ぼくの生きることをやめた我慢が実を結び、君が幸せになれますように。戦争が終り、平和な世の中になりますように。そして、君とぼくが百年、一緒にいられるような世になりますように。自由を求めて、生きようと頑張ってみたけどだめだった。けれど、平和への思いは捨ててないよ。

君が幸せになったら、君の家の庭のハナミズキの葉をぼくの墓前に送ってください。世界が平和になったという証に。君はもう、ぼくを待って辛い思いしなくていいんだよ。君はそんな苦しみなんか知らなくていいんだよ。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



この曲の本来の意味を知って聞く時、



「君と好きな人が百年続きますように」の一言は、やはり泣けて泣けて仕方ないですね。



どうして、永遠じゃないのか、百年なのか?



それは、人間なんて、たかだか百年前後生きてる程度の動物だからなんですね。



一青窈(ヒトトヨウ)の「ハナミズキ」は傑作です。

  


Posted by 岡田克彦 at 06:30Comments(0)お気に入りの音楽

2011年03月24日

『We Love Mackey』のこと




先日、三好君のところへ遊びに行った帰り、彼の親友の、高畑女史が自家用車で、私を自宅まで送って下さいました。



行きは、三好君の自家用車に乗せてもらったのですが、三好君と高畑女史の感性の違いを私は強く感じましたので正直に申し上げました。



というのも、三好君は、カーステレオで、ラップのようなものを聴いていたので、呆れたので黙っていたのですけど、高畑女史のカーステレオから流れてくる音楽は、音構成から、すぐに、私の大好きな、槇原敬之氏の作品だと感じましたので、私はすぐに高畑女史の趣味のよさについてご案内したのです。



基本的に、私は、裏表のない正直なリアリストで、且、全ての人間に優しいヒューマニストなので、車に乗せてもらって送ってもらう時に、趣味の悪い音楽をカーステレオで流していたら、文句は言わず黙っています。だって、わざわざ送って下さっているのだから、その程度のこと、最低限の礼節ですし、楽器に頼らずに曲を書いている私は、直ちに、外界の音をシャットアウト出来ますので、どうもないのです。



もちろん、私は、自動車にも乗るのですけど、晴れた日には、自転車の方が圧倒的に好きなので、母の介護をしていた頃は、母を病院に送ったりするために車に乗っていましたけど、母の没後は、出来るだけ自転車が好きなので自転車に乗っています。



理由は、エコ、とか、そういうものではなく、自転車に乗って高松の町を移動するのが好きなためなのです。東京と違って、高松市内にはほとんど坂道はありませんし、空気が美味しく瀬戸内海の波の音や潮の匂いがするので、高松市内の近場は、いつも自転車で移動しています。



そのため、遠方の、三好君の家に行く時には、いつも、彼が車で迎えに来てくれるので、私は、助手席にしか座ったことがないのです。こんな調子で、ともかく、私は、わがままなのです(笑)。



・・・・・・・



と、ここまでならば、よくあるお話なのですが、私が、マッキーの作品の好きな理由が、高校時代大好きだった、カーペンターズと極めて近い感覚でアレンジしているからだということ、高校時代にアメリカのシアトルでホームステイした頃、「イエスタデイワンスモア」の入った、アルバム「now & then」が大流行していたこと、帰国後、カーペンターズのファンクラブに入り、来日した時には、大阪まで聴きに行ったこと、カレンとその時握手したことなどを、若い高畑女史にお話して、和声学的に言って、マッキーのルーツはカーペンターズにあること、などを、お話していたら、「どうしようもない僕に天使が降りてきた」を歌っているのが、藤井フミヤなので、思わず笑ってしまいました。しかも、私が、マッキーのナンバーで、「ミルク」、と並んで大好きな、「ANSWER」、は、な、な、な、何と、コブクロが歌っているのです。



コブクロの歌う、「ANSWER」、素晴らしいじゃないですか。久々に感動しました。で、高畑女史に、かかっているCDのことなどを質問したら、新しく出た、〝We Love Mackey〟というアルバムで、マッキーの好きなアーティストが歌っているのだ、とのことだったので、たちまち気に入ってしまったら、CDを貸してくれました。だから、私は、御礼に、自作の「記憶の底の栗林公園 OP.111」などの入った私のアルバムを彼女にプレゼントしましたけど、私の自作アルバムよりも、マッキーの作品のアルバム〝We Love Mackey〟の方が数億倍素晴らしいことは、間違いないことだと、確信しました。



以来、私は、〝We Love Mackey〟と、フォーレの「ピアノ五重奏曲・第2番」を聴くことが、日課になってしまうほど、素晴らしいアルバムなので、まだ、聴かれたことのない皆様は、是非、お聴きになることをお勧めいたします。



〝We Love Mackey〟の中では、ゴスペラーズの歌う「うん」、一青窈の歌う「SPY」、福原美穂の歌う「素直」、miwaの歌う「北風 ~君にとどきますように~」、それぞれいいのですが、何と言っても、コブクロの歌う「ANSWER」が、最高です。



私は、疲れてゆっくり寝たいとき、睡眠前に、「グレゴリオ聖歌」か、J.S.バッハの「マタイ」のアルトのアリア、を、聴くことが多いのですけど、コブクロの歌う「ANSWER」は、これらと同じ効果があるくらい、素晴らしいのです。



掲載写真は、『We Love Mackey』、です。



  


Posted by 岡田克彦 at 06:32Comments(0)お気に入りの音楽