2016年03月30日

「うっそぅやろーーー。ほんまかいなぁーーー。」

「うっそぅやろーーー。ほんまかいなぁーーー。」




昼食をいただいた直後の、高松市田町の、讃岐うどん店「黒田屋」の午後3時半頃。



春の甲子園の準決勝戦で、熊本修学館と戦っていた高松商業が勝ってしまい決勝戦に出ることになってしまったことをテレビ観戦していた、うどん県民は大騒ぎになっていました。



私の向かいに座っていた、うどん店友達のおっさんは、特に騒いでいました。



「わしは決勝戦応援しに甲子園に行くでえ。」



「いかん、いかん。おっさんが応援に行った一昨日の準々決勝戦は、ただの打ち合いの、わややったでないんな。あんたが行ったら負けまっせ。」



「何言いよんな。一昨日わしが、『さか枝』で誘った時に行かなんだあんたはいかんで。」



そうなのです。そのおっさんは、一昨日の朝うどんをいただいた、早朝の讃岐うどん店『さか枝』を出たところで、『今から甲子園行くんやけど、わしの自動車に乗って一緒に応援に行かんな。』と私を誘ったのでしたが、私は高商は負けると思っていたので、行かなかったのでした。



「ほんだけど、決勝の相手は奈良でっせ。昔々の都やけん、めんどいのう。」



「いやいや、高商には香川県善通寺市出身のお大師さんがついとるけん大丈夫。優勝や。」



「まあそうやの。優勝したら小豆島の敵も討てるけんええの。黒田屋さんの素麺は、小豆島の『島の光』やし、高松の讃岐うどん店は、まんでがん、小豆島の醤油使いよるけんのう。」



以上。うどん県では、甲子園の戦いに関する会話においても、うどん、と、弘法大師、が、日常会話に入って来るのです。



主食が、お米ではなく、うどんですから、とても、日本国内とは思えない場所なのです(笑)。




「うっそぅやろーーー。ほんまかいなぁーーー。」


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