2011年10月31日
「うどん市場・兵庫町本店」の『丼セット』

今日の夕食は、「うどん市場・兵庫町本店」で『丼セット』(450円)をいただきました。
私は、お腹が空いていたので、うどんは、肉ワカメうどん、丼は、ネギトロ丼、にし、90円の小鉢から、「てっぱい」(コノシロ、大根、にんじん、の酢味噌和え)をとっていただきました。

素晴らしく美味しいうどんなのですが、本当にお腹一杯になって、この値段は幸せなことです。
昨年ご案内した、隣の喫茶店「銀座サロン」は、来客数が少なかったため閉店してしまいましたが、そのもう一つとなりが、先般ご案内した、ご飯と味噌汁が安くて美味しい、「まいしょく家」になっております。そして、斜め向かいが「はなまる・兵庫町支店」なのですが、こちらは、うどんが不味いので、いつも、ガラガラです。
掲載写真は、順に、「うどん市場・兵庫町本店」の『丼セット』〔肉ワカメうどん、と、ネギトロ丼〕(450円)と『てっぱい』(90円)、夕食時のいっぱいの店内、隣の席で食べていた、インドネシアからいらっしゃって、高松の「四国ドック」で働いている若者3人、です。

ほとんどの来客者は、ご飯に添えてうどんを食べているのではなく、うどんに添えてご飯を食べていることが、高松市たる由縁ですね(笑)。
2011年10月29日
「さぬき麺業・錦町支店」の、昼食

今日のお昼ご飯、私は、「さぬき麺業・錦町支店」にて、『かけうどん』『ゲソ天』『練り物のタコ入りおてんぷら』、をいただきました。
いつも思うのですが、香川社長の経営している「さぬき麺業」のうどんは、高松市内の数ある讃岐うどん店の中でも、うどんの麺の長さが最長なのです。
そして、本来の讃岐うどんの麺は、縁起物で、長くなくてはならないのですから、その点では、「さぬき麺業」のうどんは正しいのです。
また、私が以前従事していた「(社)香川県労働者福祉協議会」での仕事で明白なことなのですが、香川県庁が推進している、労働者の処遇をよいものにするための、育児休暇、介護休暇の取得後の職場復帰の条件について、香川県内でもナンバーワンの福利厚生制度を持っている、『四国電力』、『百十四銀行』と同等以上の福利厚生制度を実施しているので、香川県内に多数ある讃岐うどん店の中では、唯一、香川県知事から表彰されている素晴らしい企業なのです。
私は、「さぬき麺業」の全支店に食事に行く度に、このことを店長さんにお話して、素晴らしい職場で働いていることをご案内していますが、全ての店長がそのことをご存知なのです。そして、香川社長のことを、全店長が誇りに思っていますから、素晴らしい讃岐うどん店なのですね。
企業体として見た時に、社長が「さぬき麺業」に匹敵するだけの人望を全従業員から受け取っている讃岐うどん店は、佐竹社長の経営している「マルヨシセンター」直営の「うどんや」だけなのです。
「さぬき麺業」「うどんや」という、香川県内の讃岐うどん店の2大優良企業に共通していることは、『リストラ』『M&A』『成果主義』といった、歴史の浅いアメリカのスタンフォード大学発の、民度の低い経営方針が全くない、ということなのです。
その点では、数ある香川県内の讃岐うどん店で、一番、スタンフォード大学よりの経営をしているのは、「はなまる」です。だから、「はなまる」のうどんは不味く、トッピングが高かったのですが、「はなまる」の創業社長は、M&Aの大好きなアメリカかぶれの経営者でしたので、ご要望どおり、『吉野家』にM&Aされたのです。
本当に馬鹿な経営者ですね。多民族国家のアメリカの経営方針の限界などは、私は、既に、高松高校2年の16歳当時、アメリカのシアトルに短期留学した時に認識していました。
三木谷やホりエモンのような六本木ヒルズ族は、「はなまる」で、讃岐うどんらしき物体を食べていればよいのです。
「さぬき麺業」や「うどんや」の讃岐うどんは、六本木ヒルズ族には、豚に真珠ですから、絶対に食べないでいただきたいものですね(笑)。
掲載写真は、「さぬき麺業・錦町支店」の、『かけうどん』『ゲソ天』『練り物のタコ入りおてんぷら』、です。
2011年10月28日
冷たいスモークサーモンとタマネギのマヨネーズ生醤油うどん

またまた、変な気候で、今日の高松市のお昼は、暑くてたまらなかったので、お昼ご飯は、讃岐うどん「吾里丸(ごりまる)」の、『冷たいスモークサーモンとタマネギのマヨネーズ生醤油うどん』を、半熟ゆで卵の天麩羅、ちくわの天麩羅、と一緒にいただきました。
『冷たいスモークサーモンとタマネギのマヨネーズ生醤油うどん』は、讃岐うどん「吾里丸(ごりまる)」の、今年の夏限定の冷たい系統のうどんでしたが、今年初めていただきました。

まあ、高松市内は、次々といろんな創作うどんも出ている昨今なので、新しいものを追及する気などは、失せてしまっていましたので、讃岐うどん「吾里丸(ごりまる)」の、『冷たいサケとタマネギのマヨネーズ生醤油うどん』の今年提供最終日だった今日、食べる気にさせて下さった異常気象には感謝しないといけませんね。
それくらい、『冷たいスモークサーモンとタマネギのマヨネーズ生醤油うどん』は、素晴らしく美味しかったのです。
従って、異常気象も、讃岐うどん大好きな、高松市民の私にとっては、悪くないのですよ(笑)。

掲載写真は、順に、讃岐うどん「吾里丸(ごりまる)」でいただいた、『冷たいスモークサーモンとタマネギのマヨネーズ生醤油うどん』と、そえていただいた『半熟ゆで卵の天麩羅、竹輪の磯辺揚げ、紅ショウガ、レモン』、香川大学生でいっぱいの店内、香川大学生が顧客の大半の、讃岐うどん「吾里丸(ごりまる)」の、自動車学校と提携した、「吾里丸」のうどん一ヶ月食べ放題定期券を買った学生に安く免許所の取れるキャンペーンの張り紙、です。
2011年10月26日
讃岐うどん店「やま家」の日本蕎麦

今日のお昼、私は、行きつけの近所の讃岐うどん店、それも、細麺の名店の番町の「やま家」で、今が旬の、日本蕎麦を月見でいただきました。
ここのマスターは、讃岐うどん店「黒田屋」で修行した後、「やま家」を開店させた方ですが、「黒田屋」の太麺ではなく、自分で研究した細麺でお店を始めて成功していますので、うどん職人さんとしては、オリジナリティーのある素晴らしい方だということもわかっていますので、日本蕎麦を始めた以上、絶対に期待していいだろうと思っていましたが、その予感は全くあたっていました。
今日、お蕎麦をいただいたのは、今が、蕎麦の旬で、一番香りのいい蕎麦をいただけるからですが、素晴らしかったです。
ただし、お蕎麦の材料の蕎麦粉は、うどんの材料の小麦粉の4倍もしますので、そのあたりを聞いたところ、蕎麦1玉は、220円で出しているのですが、「岡田さん、1玉だと足りないですよ。」と親切に教えてくださったので、2玉でいただきました。ちょうどいい量でした。
さすがに今の時期は新蕎麦が出ているので、蕎麦の香りが豊かでいいですね。
「讃岐うどんは旬はないのですか。」とお聞きしたら、「ないない。年がら年じゅう、小麦粉は同じですわ。」と奥様と一緒に爆笑していました。
いろいろお聞きすると、高松市番町界隈在住の皆様も、今の秋口の蕎麦の旬の時期は、うどんではなく、蕎麦を食べる人が多いのだそうです。
ただし、このお店にも、「ハーフアンドハーフ」があって、日本蕎麦を讃岐うどんのトッピングのように、うどんに載せるメニューがありました。
お客さんのリクエストでそうなったのだそうですけど、ラーメンとうどんの「ハーフアンドハーフ」は、材料が一緒ですからいいのですけど、蕎麦とうどんは材料が違うのですから、私は、邪道だと思っていましたが、マスターや奥様も同じご意見でした。
その証拠に、讃岐うどんでは、ショウガと一味唐辛子を載せていただきますけど、日本蕎麦は、七味唐辛子がいいですよね。
日本蕎麦と讃岐うどんの場合、七味唐辛子とショウガは絶対にバッティングするように私は感じています。が、ラーメンとうどんの場合、ショウガとコショウは、バッティングしないので大丈夫なのです。
掲載写真は、讃岐うどん店「やま家」の、『月見蕎麦』です。久しぶりに美味しかったです。
2011年10月26日
若いマイミクさんと、讃岐うどん店巡り

関西からいらっしゃった、若いマイミクさんの一人と、昨日、高松市内の、讃岐うどん店をご案内しました。
いろいろあるのですけど、昨日はあいにく雨が降りそうな天気だったので、アーケードでつながった8つの町から成る、高松中央商店街のアーケード下にいろいろある讃岐うどん店の美味しいところをご案内しました。
しかしながら、私は一昨日の夜遅くまで作曲をしていたため、寝過ごしてしまい、待ち合わせ予定だった、瓦町駅前に11時の予定だったのに、目が覚めたら10時半だったので、大慌てで起きて、タクシーを呼んで向かいました。
が、10分ほど遅れてしまいました。
「ごめんなさい。」と謝ったのですが、若い気持ちのいい彼は快く許してくれました。親しい友人と一緒だとのことだったのですが、その友人は、讃岐うどんよりも、琴平宮にお参りしたいとのことで、そちらにゆかれたとのことでした。今の時期、琴平の方は、スズメバチが出るのでもう少し時期をずらせたほうがよいと思いましたし、琴平宮は、縁切りの神様なので、親しい友人と一緒にお参りしない方がよいので、よかったなぁ、と思いながら、ともかく、トキワ街に入りました。
昨日、高松に到着して、既に、高松駅近辺で、「釜玉うどん」(たぶん「川福」だと思いました。)、丸亀町の「明石家」で「ぶっかけうどん」を食べていたので〔ただし、ここのぶっかけうどんは塩辛くて不味かった、とのことでした。たぶんゆで方がよくなかったのでしょうね。〕、これらは外して、まずは、何か嫌いなものがあるといけないのでお聞きしたら、青い魚が苦手だとのことだったので、これを外して、まずは、トキワ街の隣の南新町の「麺所 綿谷・高松支店」の『讃岐豚うどん』と、その斜め向かいの「たも屋・南新町女道場店」の『カレーうどん』、「うどんや・本店」の『生醤油うどん』、にご案内しようと思ったのでしたが、最初に入った「麺所 綿谷・高松支店」の『讃岐豚うどん』が美味しかったのですけど、あまりにもヘビーで、続けてゆくのならば、「うどんや・本店」の『冷やしかけうどん』かな、と思ったのですが、彼がスウィーツがいい、とのことだったので、すぐ近所のオープンカフェで、アイスカフェラッテをいただきました。
いろいろお話すると、彼はアルコールは全く飲めない甘党だとのことでしたので、腹ごなしに片原町商店街まで歩いて、「エビスヤ」の高松の『餡餅入り白味噌仕立てのお雑煮』をご案内したら、大喜びでしたので行ったのでしたが、「エビスヤ」の『餡餅入り白味噌仕立てのお雑煮』は、11月からだ、とのことでしたので、冷たく甘い系統の兵庫町の「こんぴらや・兵庫町支店」の、『冷たい温泉卵ぶっかけうどん』を食べに行きました。目的はここにいつもある「しょうゆ豆」を食べていただこうと思ったのでしたが、売り切れていましたので、仕方なく、えび入りの練り物のおてんぷらをとって、うどんにそえて食べていただきました。ここも、当然、手切り麺なので美味しいのですけど、どうしてなのでしょう、甘いものと讃岐うどんを交互に食べると、胃袋がおかしくなるのですね。参りました。

そして、最後に、三町ドーム2Fの「パパスカフェ」で、『コーヒープリン』をいただきましたが、ここで私の胃袋は力ついてしまいました。あと、北古馬場「ごえもん」の『アサリうどん』にご案内しようと思っていたのでしたけど、そこに、琴平宮から帰ってきた友人から彼に電話が入ったので、宿泊しているホテルまで送って、私は、タクシーで帰宅しました。
帰宅後、ひと休みしたら、私の消化器は完全におかしくなったようでして、お米は食べたくなくなり、ゆでたうどんに、大根おろし、ショウガと、醤油をかけただけの「生醤油うどん」が食べたくて仕方なくなったので、行きつけの、自宅近所の、郷東町の「さぬき麺市場」に食べに行きました。暖かいうどんと大根おろしと小豆島の醤油が、私の胃袋を癒してくれましたので、ほっとしました。
神原社長と、讃岐うどんと甘いもの交互に食べるのは大変だったことなんかをお話しましたら、「それはきついよね。大変だったでしょう。」と慰めてくれました。

うーーーーーーん。ぼくは悔しいけどもう54歳なんだな、と感じてちょっと沈みました。
そう言えば、昨日、若いマイミクさんと喫茶店でおしゃべりしている中で、ぼくは、「この頃はクラシック音楽に癒し効果しか求めない人がいるのはけしからんことだ。」なーーーんて偉そうに言ったよなあ、「生醤油うどん」ごときに、癒されているなんて、ぼくの胃袋は何て情けないんだ、と、感じてしまいました(笑)。
まあ、仕方ないですよね。人間誰しも年をとると、体のあちこちがダメになっちゃうんだからなあ、と、リルケの「マルテの手記」の聖諦の境地に陥った一日でした(笑)。
掲載写真は、順に、昨日いただいた、高松市南新町「麺所 綿谷・高松支店」の、『讃岐豚うどん』、高松市兵庫町「こんぴらや・兵庫町支店」の、『冷たい温泉卵ぶっかけうどん』、高松市郷東町「さぬき麺市場」の、『暖かい生醤油うどん』、です。
2011年10月24日
再び、「まいしょく家」にて

昨日、高松市兵庫町商店街で初めてお邪魔して美味しいご飯とお漬物をいただいた私は、今日も、またまた、夕食にお邪魔し、美味しいご飯をいただきました。
今日は、人気ナンバーワンの、『おろし豚定食』(500円)と、サイドメニューの、『ふわとろ玉子焼き』(130円)、『お漬物』(50円)をいただきましたが、『ふわとろ玉子焼き』は、中がふわふわの半熟で、このお値段で、卵を2コ使っているとのことで、その安さと美味しさにびっくりしました。

また、今日は、月曜日で、三越高松店がお休みだったので、高松中央商店街のお休みのお店もいくつかあり、お客さんの流れも少なかったのですがすが、2軒隣の、讃岐うどん人気店の「うどん市場・兵庫町支店」と、「まいしょく家」の来客はほぼ同じくらいで、「まいしょく家」の真向かいの、偽者讃岐うどん店「はなまる・兵庫町支店」は、一人も客がいなかったので、安心いたしました。

これでよいのです。
「『はなまる』の阿呆経営者め、1200年前から美味しいうどんを食べている高松市民の味覚をなめちゃいかんのだよ。あんなまずい、全くこしのない物体は、讃岐うどんじゃない。小麦粉の塊に過ぎん。105円なんて高すぎる。あのような物体は10円でも、私は食べないよ。邪魔だ邪魔だ。『はなまる』は、『吉野家』にM&Aされたのに、まだ、讃岐うどんの看板を出しているとは何事だ。それに客が一人もいないのに電気をつけているのは、電気の無駄遣いだ。やめてさっさと消えてしまえ。」と叫びたくなりました(笑)。
が、道行く高松市民は、全員、『はなまる・兵庫町支店』の存在を、全く無視していましたので、さすがは、わが故郷だ、と、嬉しくなって、私は帰宅しました。
掲載写真は、順に、「まいしょく家」のオープンキッチンの、ご飯を炊いている釜、『おろし豚定食』(500円)、サイドメニューの、『ふわとろ玉子焼き』(130円)と『お漬物』(50円)、です。
2011年10月24日
ご飯専門店「まいしょく家」の奮闘

ついに、讃岐うどん店だらけの高松市中央商店街に、ご飯専門チェーン店が開店しました(笑)。
アーケードでつながった高松中央商店街は、丸亀町、兵庫町、片原町東、片原町西、南新町、田町、トキワ街、ライオン通り、の8つの町から成りますが、この中に、中華料理店、無国籍料理店、イタリア料理店、フランス料理店、割烹、居酒屋、といった飲食店はあるのですが、簡単にご飯や定食を食べることの出来るお店は、東京からやってきた「吉野家」だけで、あとは、全て、讃岐うどん店、なのです。
まあ、高松は、うどんの故郷の香川県県庁所在地ですから、うどん店だらけなのは仕方ないことなのです。が、日本人がずっと生きていると、白いご飯をいただきたい時もあるのです。そういう時、讃岐うどん店に入って、うどんに添えて、おにぎりを食べるしかない、という状況は、日本でも高松市中心部だけのことでしょうね(笑)。
ともかく、高松市内の、セルフサービスうどん店の、一杯180円のかけうどん、という値段設定は、全ての飲食店に多大な影響を及ぼしています。

特に、目抜き通りの中央通りからアーケードを少し入ったところにある、「うどん市場・兵庫町本店」の影響力は大変なもので、隣の喫茶店の「銀座サロン」のランチ650円は高いので誰も入りませんし、筋向いの、リーガーゼストホテル高松支店のランチを500円にしてしまいました。
ところが、この、「うどん市場・兵庫町本店」の2軒隣に、ご飯と定食のチェーン店「まいしょく家」がオープンして、大変にぎわっているので、昨日、私は、昼ごはんに、兵庫町商店街の「こんぴらや・兵庫町支店」で始まった『しっぽくうどん』と『ししゃもの天麩羅』をいただいたあと、所用をすませて、夕食は、「うどん市場・兵庫町本店」で何か食べようと思って向かったのでしたが、無性に白いご飯が食べたくなったので、「うどん市場・兵庫町本店」の2軒隣の「まいしょく家」に初めてお邪魔しました。
秋のお勧めランチ「きのことおろし豚の定食」〔きのこ数種類、野菜いろいろ、讃岐豚の炒め物、大根おろし和え、ご飯、揚げとワカメの味噌汁、の定食〕(560円)をいただきました。もちろん、玉子焼き定食(350円)という激安メニューもあるのですが、夕食ですから、讃岐豚にしました。

そして、素晴らしいご飯とお新香だったので、久々に感動したのでした。
あまりの美味しさに、女性のご主人に御礼を言いました。
もともと高松市瓦町で開店したお店だそうなのですが、このアーケード下に移転してきたとのことで、いろいろお聞きしましたら、オープンキッチンでは、魚沼産のコシヒカリを、何と、釜炊きでご飯を炊いているのです。
本当に、私が子供の頃、実家の「丸天旅館」の厨房のおばさんが炊いてくれたご飯に近いものだったのは、この炊き方にあったのですね。
そして、食いしん坊の私は、お新香を漬けているのかどうかもお聞きしましたら、「お漬物は、買ってます。」とのことだったので、これだけのお漬物は、高松市内ならば、このお店の斜め向かいの「大森屋漬物店」でないと作れないと思ったので、「大森屋さんでしょう。」とお聞きすると、「ええ。よくわかりますね。」と苦笑いされました。
「大森屋漬物店」は、祖父母の代からうちで愛用している漬物店なので、こんな美味しいお漬物を出していることは知らなかったので、食べ終わって出店した私は、早速、斜め向かいの「大森屋漬物店」にお邪魔して、ご主人に、「お向かいの『まいしょく家』さんに卸しているお漬物をください。」と、言って、早速買って帰りました。
もちろん、このお漬物に何が入っているのかも全部お聞きしました。大葉、ゴマ、塩、などで、きゅうりとなすを漬けているとのことでした。
いやいやいや、素晴らしいお漬物に出会えてよかったです。これなら、ご飯を何杯でもいただけるな、と思いました。
しかも、ここの素晴らしい炊き方のご飯は、高松市内でも有名なのでしょうね。テイクアウトできるようになっていて、買って帰る人がかなりいらっしゃいました。
・・・・・といった次第で、今日は、美味しいご飯とお漬物に出会え、私は、とてもハッピーなのです(笑)。
高松市内にお住まいの皆さんは、是非、「まいしょく家」さんにゆかれること、定食とは別にオーダーするサイドメニューの、お漬物(50円)を、是非是非、召し上がってくださいね。きっと感動すると思います。
掲載写真は、順に、「こんぴらや・兵庫町支店」の『しっぽくうどん』と『ししゃもの天麩羅』、讃岐うどん店が乱立する中でがんばっているご飯専門店の「まいしょく家」の看板、「まいしょく家」でいただいた、『きのことおろし豚の定食』、です。
2011年10月21日
今年初の「しっぽくうどん」

10月になりました。
香川県の冬のうどんの定番「しっぽくうどん」は、11月からのところがほとんどなのですが、「まるいち・高松郷東町支店」は、10月から始めましたので、一昨日、昨日、と涼しかったので、今年初の『しっぽくうどん』いただいてきました。
香川人にとって、『しっぽくうどん』は、絶対に讃岐うどんのメニューから外せないものになっています。
讃岐うどんの『しっぽくうどん』は、通常、地元では、『おしっぽくうどん』という丁寧語で呼称されていますが、これについては、以前ご案内したように、江戸時代初期の、徳川秀忠、徳川家光の頃、日本が鎖国を始めた時に、長崎だけに中国の船が入っている時期があったのですが、唐人屋敷が作られる前の数十年間の間、中国の人達と日本人が同じ地区に同居していた時期があって、この間に、お互いがお互いを自宅に招きあう中で、和食をベースに作られた中国風のコース料理が自然発生したものが、卓袱料理(しっぽくりょうり)として確立されたものが語源です。
長崎の卓袱料理の素晴らしさは、早速、京の都に伝わり、京都で、長崎の卓袱料理のようにいろいろなものののったうどんとして、「しっぽくうどん」ができました。讃岐の国は、遣唐使で中国の唐の国に行った弘法大師が、メソポタミアから長安に伝わってきた小麦の栽培と製麺技術を自分の出生地の香川県に持ち帰った平安時代の1200年前から、ずっと、讃岐の国では、雨が降らなくてお米が凶作になることが多かったことから、主食として親しまれていたのですが、京都から、しっぽくうどんの文化が入ってきたときに、いろいろなものの載ったうどん、という意味で伝わったため、地元で取れるありとあらゆる根菜類、豆腐、お揚げ、コンニャクなどをイリコだしで煮込んだものをうどんにかけていただくものとして確立されました。
が、京都から伝わってきた有難い料理だったので、「おしっぽく」という言葉で呼ばれるようになったようです。その証拠に、讃岐弁においては「しっぽくうどん」という名詞はなくて、「おしっぽく」なのです。
従って、今の時期、香川県の讃岐うどん店で、しっぽくうどんを注文する時の讃岐弁の対話は、次のようになります。
「おしっぽくやっりょんな。」〔しっぽくうどんは始めましたか、の意〕
「へぇー。」〔はい。始めました、の意〕
「ほんなら、それいたぁーーー。」〔では、それ(しっぽくうどん)を作ってください、の意〕
しっぽくうどんは毎年、11月から3月くらいまでの冬季限定になっていますので、私は、生まれたときから毎年、この対話をしてしっぽくうどんをいただいて、冬を迎えます。
冬のうどんは『鍋焼きうどん』だと思っている他県の方が多いようですが、『鍋焼きうどん』のようなものは、うどんの故郷の香川県では、いつでもいただける定番メニューです。実際、カキ氷の有名な、明治時代創業の高松の甘味処「美代志野」(みよしの)には、真夏に、カキ氷をいただくときに、お腹が冷えるといけないので、『鍋焼きうどん』を置いていますので、私自身、真夏に、甘味処「美代志野」(みよしの)でカキ氷をいただいた後には、『鍋焼きうどん』がとても美味しいので、いただく程度のものなのです。
また、他県では、年越しそばを食べますが、香川県では、年越ししっぽくうどんを食べますし、元旦の、餡餅入り白味噌仕立てのお雑煮とお煮しめをいただく以外は、うどんを食べていましたので、最近、讃岐うどん協会が『年明けうどん』のようなしきたりを始めましたけど、そのようなものがあってもなくても、讃岐人は、うどんを食べていたのです(笑)。

高松市内のほとんどの讃岐うどん店の「しっぽくうどん」は、鶏肉がいろいろな野菜と一緒に入っています。お店によっては、牛肉やイノシシ肉を入れるところもありますけど、昆布、イリコ、鰹節のだしにも合うので、鶏肉のところが多いですね。「まるいち」の『しっぽくうどん』も鶏肉入りですが、大根、にんじん、サトイモ、豆腐、揚げ、コンニャク、太ネギ、ごぼう、などが入っています。
飲食物については、地産地消で旬のものをいただくのが一番栄養価もあり、美味しいですから、当然、「しっぽくうどん」には香川県で取れるものしか入っていません。だから美味しいんだな、と、最近、改めて、感じました。
毎年、こうやって、「しっぽくうどん」をいただいてきたのですけど、福島原発問題が起こった今年は、私は、改めて、電気も「しっぽくうどん」のように、地産地消を早く実現してほしいと思ってしまいました。
電気だって、野菜同様、新鮮な方がいいに決まっています。送電技術の進歩によって、どこでも同じ品質の電気が受け取れますけど、送電施設の設置には、余計な予算が必要ですので、財政難の今日のことですから、是非是非、電気も地産地消するよう徹底すればよいのです。
東京で電気が足りないのならば、福島県に原発を作るようなことはやめましょう。国会議事堂の隣でも、東京ドームの隣でも、原子力発電所を作ればよいのです。そうすれば、東京にいらっしゃる皆様は、全員、出来立てほやほやの、新鮮な電気を使えるのですから、みんなハッピーになると思います。
そのかわり、天変地異があって、放射線が出た時には、毎日電気を浪費した住民の自己責任において、被爆するリスクも覚悟しないといけないのはあたり前のことです。
最近、マスコミでは、原発問題を、日本全体の問題だという風に報道していますけど、とんでもないことです。電気の大半は、東京が浪費しているのですから、東京で電気を全て自給自足するようにすればよいのです。地方都市に責任転嫁するのはやめていただきたいものです。
私は、電気を浪費する新幹線のようなものは、金輪際、四国には来てほしくないと思っていますし、真夜中に電気を浪費してお金儲けに邁進しているコンビニやファミレスは、全て、自分で電気を作りましょうね。
・・・・・なんてことを考えながら、美味しい「おしっぽくうどん」をいただきました。
早く、11月になってほしいな、と思っています。私の自宅近所には、しっぽくうどんの安くて美味しいお店がいっぱいあるので、またまた、楽しい冬がやってくることが楽しみなのです。

掲載写真は、順に、一昨日の夕食にいただいた、「まるいち・郷東店」の『おしっぽくうどん』『焼き豆腐、大根、ゆで卵のおでん』『ゴボウの天ぷら』、昨日の昼食にいただいた、細麺の名店「やま家」の、『月見・ワカメうどん』『サツマイモの天麩羅』『サラダ巻き寿司』、昨日の午後のおやつにいただいた、久しぶりにお邪魔した、番町の喫茶「フルール」の『イチジクのチーズタルト』、です。
2011年10月18日
「さぬき麺市場」の『肉うどん』

昨日の夕食は、久しぶりに、うちの近所の行きつけの「さぬき麺市場」でいただきました。
いつもは、朝か昼なので、かけうどん、か、ぶっかけうどん、に、『びっくり鶏天』(300g)をいただくのですが、夕食でしたので、『肉うどん』にして、『びっくり鶏天』『カボチャ天』をいただきました。無料で取り放題の『大根おろし』『天つゆ』『レモン』『すだち』なども、ネギ、ショウガ、天かす、と共にいただきました。
また、夜食に『釜玉うどん』、明日の夕食に『サムゲタンうどん』を自宅で作って食べようと思いましたので、1玉80円のうどんを、3玉買って帰りました。
考えてみると、冷凍うどんは、「コープ扇町支店」の『宮武の冷凍うどん』を災害などの非常用に、買っているのですけど、いつもは、ほとんど、ここ「さぬき麺市場」か、「丸山製麺所」で、私は買っていますね。冷凍うどんよりも、生うどんの方が美味しいですからね(笑)。
掲載写真は、「さぬき麺市場」の、『肉うどん』『びっくり鶏天』『カボチャ天』『大根おろし』『天つゆ』『レモン』など、昨日の夕食、です。
2011年10月15日
雨の続く中の高松の讃岐うどん

一昨日から、高松市内は、雨が続いています。気温や湿度は、その日、その時間によって、どんどん変わっていて、わけのわからない状況になっていますが、こういう、いつ雨が降るかわからない時には、アーケードでつながった、約3キロの、高松中央商店街の中に点在する、うどん店が便利ですね。
従って、私は、昨日はもっぱら、アーケードでつながった、約3キロの、高松中央商店街の中に点在する、うどん店で、うどんを楽しみました。
生まれ育った町ですから、どこが美味しいのかは大体わかっていますが、讃岐うどん店については、新しいお店もどんどん開店していますので、たまには、食べに行かないと、美味しいお店をのがすことになってしまいます。
昨日の朝、雨が降っていたので、久しぶりに、瀬戸内海放送局前から、コトデンバスの瓦町方面行きに乗りました。
近場のおばあちゃんと一緒に乗ったのですが、そのおばあちゃんの傘が壊れたので、私は運転手さんに、「ちょっと待ってあげてぇえたぁー。」と大声で言って手伝ったのですが、複雑な構造の傘でたとめなかったので、「すんません。このおばあちゃん乗せてあげてぇたぁー。」と言って、傘を閉じずに載せました。
すると、困っていると思ったのか、いすに座っていた、OLの女性が立ってそのおばあちゃんに席を譲ってくれたので、「有難う。すまんのう。」と言って、そのおばあちゃんを座らせました。おばあちゃんは、「有難う。すみません。」と言ったので、「空いとるけんかんまんかんまん。」と言って、開いたままの傘を私が持って乗りました。
ところが、向かいの席に、若い学生の男の子が座っているのですが、ゲラゲラと笑っているのです。私は、こういうケースでは、年配者をあざ笑う若い連中は絶対に許しませんので、すぐに、言葉遣いを共通語に切り替えて、
「おい、君。さっきからこのおばあ様のことをあざ笑って、自分はいすに座っているとは何事だ。年配者が困っているときに、あざ笑うように、お母様から教わったのかい。とんでもねぇしつけをする親だ。君はまだ若くて足腰もしゃんとしているんだから、立ちなさい。立って、このおばあ様の壊れた傘を持っていなさい。」
と命令して、立たせて、私が持っているおばあ様の壊れた傘を持たせました。そして、おばあ様に、「どちらまで行かれるのですか。」と聞いたら、「田町までです。」と答えたので、「私も田町までなんですよ。一緒に降りましょうね。」と安心させて、席を譲ってくれた女性に御礼を言って、隣の立たせた若者には、
「あのさぁ、きついこと言ってごめんね。でもね、このおばあ様は、高松に大空襲があったころから生きている人生の大先輩なんだよね。だから、この先、同様のことがあったら、今日、ぼくが言ったように、お年寄りには優しく接さないといけないんだよ。」と、フォローしました。
「はい。わかりました。」と元気のいい返事が返ってきたので、田町まで、私もつり革につかまって気持ちよく移動出来ました。
こうして、田町で降りて、バス停にいた方にお聞きしたら、おばあ様の持っていた傘のたたみ方を教えてくれたので、おばあ様とそこで別れて、私は田町商店街のアーケードに入りました。ここまで来れば全ての町はアーケードでつながっているので、傘は必要ないのです。そして、商店街を歩きながら、私の祖父はすぐ近くの瓦町で『丸天旅館』を経営していた板前だったので、昔からの老舗、新しいお店などを観察しながら歩きました。
南新町に入ったところには、私の愛用している、アーケード下の喫煙出来るテーブル席があるのでそこで、ラークを吸ってから、少し行くと『農民一揆』という新しい八百屋さんが出来ていたので、のぞきました。入り口に農家の方が作ってきた朝採れの野菜を売っていて、それを買って帰れるようになっているのですが、それだけじゃなく、それを買ってレジで言うと、その野菜を使ったお料理にして、奥のレストランで食べられるようになっていました。なかなかよく考えたつくりで、気に入ったのですが、レタス1玉80円で売っていたので買ってから、その斜め向かいの、旧知の、メガネの「タナカや」で、今度、短くした髪の毛に似合う新しいフレームのめがねを作ろうと思っていたので、見積もりをしてもらいました。
山本寛斎のフレームを薦められたのですが、山本寛斎はもともとあまり好きじゃない私は、ローゼンタールのフレームの遠近両用のメガネを持っているので、もう少し、スポーティーな、揺れに強いものを要望すると、スポーツメーカーが、今、フレームではとても人気があるとのことで、それを見せてもらったら、とても気に入ったので、来月来ますから、ということで、見積もりをしてもらい、取りおきしてもらいました。
そして、ブランチに、気になっていた、「肉うどん」の美味しい、丸亀からやって来た「綿谷・高松南新町商店街店」にて、前回いただいた、牛肉を使った『肉うどん』ではなく、讃岐ブランド豚を使った『讃岐豚うどん』〔温泉卵などが載って、350円〕をいただきました。添えるご飯は、昨日は、チラシ寿司(80円)、トッピングの天麩羅は、揚げた場ばかりの、サツマイモ天(90円)、を、いただきました。
お腹がすいていたら、丸亀市の本店でも、名物の「ジャンボいなり寿司」(160円)をいただくのですが、これはもう、お米3合くらい入っている、馬鹿でかい、いなり寿司なので、さすがに、食べられませんでした。

そして、午後3時のおやつは、丸亀松商店街の「明石家」の、『冷たい、おろしかけうどん』(190円)、『キムチ冷奴』(100円)、『ハッシュドポテト』(80円)をいただいたあと、サンマルクカフェの喫煙室でアイスカフェラッテをシュークリームといただき、のんびりしていたら、斜め向かいに座ったおじい様がいろいろ話しかけてきたので、おしゃべりしました。
仲南町のご出身で、『丸天旅館』のこともよくご存知でした。話題は、早速、香川県庁が推進している、「うどん県」への県名改名のお話になりましたが、そのおじい様は、讃岐うどんの醍醐味は、「すうどん」か「生醤油」に限る、ショウガ、ネギ、を載せるのはいいけど、天麩羅や天かすを載せるのや、生卵をからめる「釜玉」は邪道である、だから、「うどん県」ではなく「すうどん県」の方がいい、とのことでした。
この方の言うことは、一理あるのです。讃岐うどんの味そのものを楽しむのならば、イリコだしの「すうどん」か、小豆島の醤油をかけた「生醤油うどん」が美味しいに決まっているのです。が、ただし、打ちたて出来たてのうどんでないと、美味しくないのですよね。また、讃岐人たるもの、うどん1玉しか食べないのはいけない。最低でも、2玉でないといけない、等、いろいろとご意見をお持ちのそのおじい様は、Mさんという方で、西讃の名店「みやたけ」の、もうお亡くなりになった先代社長と懇意にしていらしたとのことでした。
「恐るべき讃岐うどん」「麺通団」の意見にも大反対で、四国学院大学教授の、「麺通団団長」の田尾教授とは、犬猿の仲だそうです。しかし、最後にこうおっしゃったのでした。
「そらの、わしは気にいらんもんは気に入らんいうて、はっきり口では言うけど、口だけでっせ。でも、この頃は、ほんまに、気に入らん、むしゃくしやする、いう理由で、大量殺人するような人が増えていかんこっちゃ。こんなひどい世の中で長生きしとうないわ。」と。
だから、私は、言いましたよ。
「そら、いろいろあるやろうけど、ものは考えようでっせ。原発問題やらいろいろあるけど、弥生時代のことを考えたら、電気があるだけで有難いこっちゃと、私は思いまっせ。そなん弱気にならんと、前向きに天寿は全うせないかんですよ。」と。
こうして、そのMおじいさん。元気になってくれたのでよかったです。
「そやそや。そのとおりや。あんたと話しよったら元気が出た。有難うの。まあ、ゆっくりしまあせ。」と、私の肩をポンポンと叩いて出てゆきました。
私は、いろいろとお話を聞くのに疲れたのでしょうね。ウトウトしていたら、本当に、1時間ほど寝てしまいました。
で、目覚めて、出店し、真向かいの「百円ショップ」で電池などを少し買い、斜め向かいの、「かねすえ」直営の「コックの帽子」で、きんつばの『辛芋金時』を買ってから、兵庫町商店街の、「うどん市場・兵庫町本店」で、『鶏肉の蒲焼、山芋摩り下ろし、温泉卵載せ生醤油うどん』(270円)と、『竹の子、鳴門ワカメ、水菜の和え物』(90円)の夕食をいただきました。食べていると、山陽放送が、「うどん県」への県名の変更についてどう思うか、と取材に来ましたが、お客さんで一杯だったので、女性のご主人も面倒そうに応対していました。今日は、朝から、「うどん県」の件で、マスコミが大騒ぎしているようですね。

こうして、バスで帰宅し、テレビをつけたら、早速、県名の変更について、いろいろとニュースが流れていました。
何でも、香川県庁のホームページへのアクセスが、いつも一日6000件くらいだったのが、昨日は、28万件になったそうで、サーバーがダウンしたのだそうです。
「うどん県副知事」役の要潤が香川県三豊市の出身だということは、私は全然知らなかったのですけど、生粋の香川県人なので、安心しましたよ。
それは、下記動画の中で出ている、「もうええ県」「がんばっじょる県」「もうそんなん言わんでもがんばっじょる県」を、要潤氏がしゃべっている時の自然な表情やボディーランゲージに、一番よく出ていますね(笑)。
http://www42.tok2.com/home/debufaure/udonken.wmv
掲載写真は、順に、「綿谷・高松南新町商店街店」の、『讃岐豚うどん』『チラシ寿司』『サツマイモの天麩羅』、「明石家」の、『冷たい、おろしかけうどん』『キムチ冷奴』『ハッシュドポテト』、「うどん市場・兵庫町本店」の、『鶏肉の蒲焼、山芋摩り下ろし、温泉卵載せ生醤油うどん』『竹の子、鳴門ワカメ、水菜の和え物』、です。
2011年10月14日
このたび香川県はうどん県に改名いたします(笑)

まずは、下記の動画をご覧下さい。
http://www42.tok2.com/home/debufaure/udonken.wmv
この動画は、遊びではなく、遊び心満載の、香川県庁の外郭団体の、社団法人 香川県観光協会 が、2011年10月に新たに作ったものです。
もちろん、普通の、香川県の栗林公園、琴弾公園、小豆島、直島、など、美しい場所もふくめた、動画もあるのですけど、1200年前からうどんを毎日食べている香川県ならではの、動画ですね。
笑っちゃいましたけど、香川県民は、苦笑いと共に、喜んでいます。まあ、それくらい、日常生活に溶け込んだ文化で、名物ではないので、他県の人達には、理解できないだろうと思いますけど、別段、大騒ぎすることだとは感じていません。
一昨日、私は、これを見て、よーし、今日も元気よく大好きなうどんを食べたいと思って出かけました。
まず、ブランチに、「こだわり麺や・高松支店」で、かけうどん2玉に、揚げたてのナスの天麩羅を載せ、大根とすじ肉のおでんと、明太子入りおにぎりをそえて〔香川県では、昔から、うどんに添えて、ご飯をいただくのが普通なのです(笑)。〕、いただきました。

そして、お昼のおやつに、午後3時に、「讃岐うどん 番丁」で、10月限定の、『松茸うどんと炊き込みご飯セット』(650円)をいただきました。
そして帰宅後、夕食に、大阪の韓国料理店に頼んでいた『サムゲタン』が届いていたので、それを温めて、「こだわり麺や・高松支店」で買って来た生うどん2玉を入れて、『サムゲタンうどん』を作っていただき、夜食に、最後の1玉で『釜玉うどん』を作っていただきました。
一昨日は寒かったので、ちょうど体にいい、温まるうどんに満足しました。
が、昨日は、蒸し暑かったので、お昼には、南新町商店街の「うどんや」にて、『冷やしうどん』をいただきました。

ここのところ、寒かったり暑かったり、変な気候ですけど、うどんは、その日の気温や湿度にあわせたものを安くいただけるのでいいですね。
頚椎写真は、順に、「こだわり麺や・高松支店」の『かけうどん2玉・揚げたてのナスの天麩羅載』、『大根とすじ肉のおでん』、『明太子入りおにぎり』、「讃岐うどん番丁」の『松茸うどんと炊き込みご飯セット』、「うどんや」の、『冷やしうどん』、です。
2011年10月06日
「綿谷・高松南新町支店」の『肉うどん』

「麺処 綿谷(わたや)」は、以前に、さぬき浜街道から少し入った、香川県丸亀市北平山町の本店を、『肉うどん』の素晴らしいセルフうどん店として、ご紹介しましたが、2010年、高松の南新町商店街に支店が出来ていました。
支店開店当初は、高松市民でも知らない人が多かったので、空いていましたが、私は絶対に流行るはずだ、という確信があったので、安心していました。
というのも、この店は、細めのこしのしっかりしたうどんで、ダシも素晴らしく、何よりも、丸亀市教育委員会の小学校給食を独占しているところから、肉が、牛も豚も素晴らしく安く提供できる、セルフサービスうどん店としては、西讃ナンバーワンのお店だったからなのです。
が、果たして、高松南新町支店開店一年が経過した今日、高松市民で行列の出来る名店に成長していました。

私は、母の存命中は、車で移動することが多かったので、丸亀市の本店を愛用していましたが、高松南新町支店は、駐車場がないのであまり行きませんでした。
が、昨日は朝から雨が降って、急に寒くなったので、ブランチに、「綿谷・高松南新町支店」で、『熱い肉うどん』(350円)をたーーーっぷりいただいたあと、そのすぐ近所の、「たもや・南新町女道場支店」で、熱い『たもっちゃんのカレーうどん』(350円)を食べたら完璧に温まれると思ったので、そのとおりにしました。
で、予定通り、温まったので、アーケード街でつながっていて傘をささないでいい、丸亀町商店街に入ったところの、「サンマルクカフェ」で、ケーキとカフェラッテを、喫煙室でいただいてゆっくりしました。
軽く暖房が入っていたので、ちょっとウトウトして目が覚めたら、隣のテーブルに、青年が座るところでした。

もう年の功なのでしょうか(笑)。彼の座り方、スーツのライン、ネクタイの趣味を見ているだけで、香川県の人じゃない、東京の人だ、とすぐにわかりましたので、私は、早速話しかけました。
「お仕事のご出張で高松にいらっしゃったのですか。」
「はい。えーーーっ、でもどうしてわかるのですか。」
「私、高松の出身なんだけど、大学時代からずっと東京で20年以上暮らしていましたので、あなたの座り方を見ているだけで、地元の人じゃないことは感じちゃうんですよ。」
「アハハ・・参ったなあ。実は私は東京の下町の出身です。今日は仕事で来て、明日、小豆島へ寄って帰るのですよ。」
いろんな、讃岐うどん店のおしゃべりをしました。彼は、弁護士でしたが、人権委員会の関係で、四国に時々いらっしゃること、若い頃、高松市亀井町に住んでいたことなど、素敵な一期一会でした。
彼が一番衝撃を受けた、高松の讃岐うどん店は、「竹清(ちくせい)」の『半熟茹で卵の天麩羅をトッピングした讃岐うどん』だったそうです。まあそうですよね。『半熟茹で卵の天麩羅』なんて、ご飯に添えて食べても、美味しくないのですからね(笑)。香川県においては、全ての天麩羅は、うどんを中心に考えられていること、ラーメン店、日本そば店、おでん専門店、が、讃岐うどんセルフ店のせいで、極端に少ないこと、全ての物事を、ぶっかけうどん何杯分、と、勘定するので、物価が安いこと、いろいろお話しました。
東京電力が倒産しそうになったら、フランスの会社に、M&Aしてもらえばよい、という私の意見には、送電技術をはきださせれば、別に、東京電力が日本の企業でないといけないことはない、とのご意見でした。
「それはそうと、管元総理がお遍路にいらしていますけど、今、愛媛県だから、最後は、香川県に来るのでしょうね。82番札所の香川県坂出市五色台の根香寺あたりまでいらしたら、根香寺に出る妖怪の牛鬼にたたられて、きっと死ぬでしょうから、楽しみです。東北地方の皆様の命よりも自分の保身を大切にした人は、絶対に、弘法大師に祟られますよ。」
などとおしゃべりして、爆笑させました。
彼が蕎麦大好きだったので、高松の、美術館通りの「蕎麦処 古川」が一番美味しくて、胡弓のライブつきのザルそばが有名なこと、丸亀町の讃岐うどん店「明石家」の缶コーヒーが全て50円なので、高松人は、コンビニで缶コーヒーを買わないこと等、お話しすると、納得されていました。とても、楽しいひと時でした。
掲載写真は、順に、「綿谷(わたや)・高松南新町支店」の『肉うどん』〔激辛の唐辛子とショウガを載せると素晴らしいので載せています。〕(350円)、11時半入店時の店内、12時になってたちまち一杯になった店内、です。
2011年10月05日
「ばん家」の『冷たいなめこおろしぶっかけうどん』


昨日は、「サウナゴールデンタイム」へ行って、ゆっくりしました。そして、サウナのあと、絶対にいただくことにしている、「ばん家」の『冷たいなめこおろしぶっかけうどん』(270円)をいただきました。
「サウナゴールデンタイム」は、もともと、旅館『満月荘』のオーナー社長の深田さんが経営していたのですが、東京の大資本にM&Aされてから、サウナのあとのサウナの中の食堂のうどんが不味くなりましたので、M&Aされたことなどをお聞きしなくても、讃岐うどんに親しんでいる高松生まれの私には、すぐにわかっちゃうのです(笑)が、サウナに入った後は、火照った体を静めるものは、私の場合、『冷たいなめこおろしぶっかけうどん』がよいので、それをいただくようにしています。
昔は、「サウナゴールデンタイム」のある高松市瓦町に、「さぬき家」という、『冷たいなめこおろしぶっかけうどん』の素晴らしいお店があったのでそれを愛用していましたが、私が高松にUターンする少し前の2004年に営業を停止しましたので、このあたりでは、高松市亀井町の、「うどん棒」の冷たい系統のうどんがよいので、そちらを使っていましたが、『冷たいなめこおろしぶっかけうどん』については、「うどん棒」は、イマイチだと感じていました。
「うどん棒」の冷たいうどんの麺は、少し伸びる麺として有名なのですが、少し伸びる麺の表面の喉越しは、タコの天麩羅を載せていただくと美味しいのですけど、ナメコとの相性は、伸びない麺の方がいいな、と私は感じていました。また、決定的なことは、ぶっかけダシで、『冷たいなめこおろしぶっかけうどん』については、「うどん棒」は薄すぎるのです。もっと甘くて濃い味でギンギンに冷えていた方がいいな、って感じていました。
ところが、2002年に、香川県庁の斜め向かいの菊池寛通りぞいの番町に、「ばん家」が開店しましたが、この店で私が食べた、『冷たいなめこおろしぶっかけうどん』のダシは、かつての「さぬき家」のものと極めて近かったので、嬉しくなってしまったものでした。
時あたかも、2000年の岡山後楽園築庭300年祭に、石井岡山県知事に頼まれて、本番が1週間後ですけど、江守徹さんなどの竹久夢二などの岡山出身の文人の朗読会での、朗読文面にあわせたコラボピアノ曲を作曲して出演して欲しい、との依頼が来たので、文面を自宅にFAXしてもらって30曲をその日に作曲して五線紙に落として東京の事務所にFAXバックしてOKをもらって、マリンライナーに乗って、本番に行って、ほとんどぶっつけ本番で成功させた直後のことでした。
介護していた母の手を引っ張って、錦町の叔母が後楽園まで連れて来てくれたので、早稲田大学政経学部経済学科の同窓生の平野憲一郎君が、日経新聞岡山支局長だったので、岡山ロータリークラブの仲間と一緒に、母、叔母と、当時東京にいた弟が聴きに来たので、一緒に大歓迎してくれたので、「よかったなあ。親孝行出来たな。」と感じていました。
でも、当時の香川県庁は、県立公園の栗林公園で何の音楽的イベントをやっていなかったのでした。
岡山後楽園の楽屋で、江守さんから、「岡田さん。あなたの住んでいる高松の方が、朗読の題材はいっぱいあるんだよ。『平家物語』があるじゃない。菊池寛も向田邦子も高松にいたんでしょう。少なくとも、岡山県がステージの『犬神家の一族』よりは、はるかにいい作品が一杯あるのですよ。高松の皆さんも、うどんばかり食べないで、ちょっとは文化的なことを考えましょう。」なんて言われて、恥ずかしい思いをしていた頃でしたので、「ばん家」を出たところからすぐに見える、香川県庁をにらみつけたものでした(笑)。
が、母の没後封切られた映画「UDON」に、江守徹さんが、讃岐うどん評論家の役で登場して、「香川県は、うどんの聖地。」と叫んでいるのを見て、おかしくて吹き出したので、「どうだ参ったか。朗読だけじゃなく、讃岐うどんも素晴らしい文化なんだぞ。高松をナメんなよ。」と思ってすっきりしたものでした。しかも、その頃は、香川県庁も「栗林公園庭園コンサート」を開始していましたので、「ばん家」を出たところから見える「香川県庁東館」は、丹下さんの若かりし頃の設計だったので、「どうだ、岡山県は、ただの、新幹線の通過駅だ。第一、弘法大師や平賀源内以上の人材を輩出していないじゃないか。しかも、こんな美味しいうどんは岡山にはないんだぞ。参ったか。」なーんて、偉そうないい気分になったものでした。
私は、実に身勝手な作曲家なのだ、ということの象徴的な出来事として、この話は、いつも、私の高松ファンクラブがやってくれるホームコンサートでは披露して、みんな爆笑するのですよ。ちなみに、岡山市と仲の悪い倉敷市でのコンサートでも、この話題は、爆笑の材料になっています。
社会的な影響なんてどーでもいいのです。プレイアーとリッスナーが楽しければ、サロンコンサートは成功なのですからね。しかも、この程度のふるさと自慢は、その地域に住んでいる人の、地域コミュニティーの強化には役立っているのです。
最近の出来事に照らすならば、福島県在住の作曲家が、東京電力の応援ソングなんて、絶対に書かない、ということですよ。
今後、首都圏、関西方面、愛知県界隈で、電気が足りないのならば、首都圏は、六本木ヒルズと国会議事堂の隣に、関西方面は、中ノ島に、愛知県界隈は、名古屋テレビ塔の隣に、原発を作ればよいのです。まさに、地産地消にすればよいのですからね。食品だけじゃなく、電気も新鮮さが一番なのです(笑)。放射線は、それぞれの地域在住の皆様の(竹中平蔵氏の言う)『自己責任』で処理すればよいのです。

掲載写真は、順に、かつての、「さぬき家」の『冷たいなめこおろしぶっかけうどん』、昨日サウナの後、いただいた、「ばん家」の『冷たいなめこおろしぶっかけうどん』、「ばん家」を出たところから見える、丹下さん設計の「香川県庁東館」の上に広がる、気持ちのいい秋晴れの空、です。
2011年10月04日
「さぬき麺市場」の『びっくり鶏天丼』(250円)

私の自宅近所の、高松市郷東町のうどんの名店「さぬき麺市場」が、『びっくり鶏天丼』(250円)〔びっくり鶏天は300gなのです。〕をはじめたことは、以前、神原社長から聞いて知っていたのですが、この前、高菜のおにぎりの、香川県まんのう町の契約農家の作っているお米が美味しかったので、昨日の朝、丸山製麺所でうどんをいただいた後、秋晴れのとても気持ちのいい天候だったので、夕食に食べに行きました。
夕食でお腹も空いていたので、かけうどん(180円)、ゴボウ天(100円)、無料の大根おろしどっさり、レモン、スダチ、天かす、と共に、美味しくいただきました。
しめて、530円で、とてもとても、安いのに美味しかったです。

が、帰りしなに、顔なじみの店員さんが、
「うちも、打って茹でてから15分経過したうどんは、サービスで無料でお配りするようにしました。」
と言って下さったので、有難くいただいて帰り、焼きうどんにして、夜食にいただきました。
「福家」、「吾里丸」は、打って茹でてから20分経過したうどんは、以前から、無料でサービスしていましたので、「さぬき麺市場」は、「福家」、「吾里丸」よりも、5分サービスがいいのですね(笑)。
私は、いつも、「さぬき麺市場」のうどんが好きなので、1玉80円を買って帰っていたのですけど、焼きうどんにすれば、手打ちしてから少し時間の経過したうどんも、素晴らしいのですよ。

こうして夜食をいただき、またまたお腹一杯になってしまいましたので、幸せに就寝することにしました。
掲載写真は、順に、高松の秋晴れのすっきりした青空、「さぬき麺市場」でいただいた夕食の、『びっくり鶏天丼』(250円)、『かけうどん・ゴボウ天載せ』(280円)、大根おろし、スダチ、レモン、ゆずづくし、天丼のつゆ、と、サービスでいただいた、うどん2玉、です。
2011年10月04日
「丸山製麺所」の『朝うどん』

昨日の朝は早起きしたのですが、爽やかな秋晴れだったので、近所の「丸山製麺所」の『朝うどん』をいただきに行きました。
いつものように、打ち立てのうどん玉を熱湯で、テボで温めて、イリコだしをかけて、天かすとネギを載せて、素晴らしい喉越しのうどんをいただきました。

ひたすら、うどんを食べたい今日のような日には、私は、ショウガと一味だけを載せて、トッピングなしでいただくようにしています。
製麺所で朝一番に、伊吹島のイリコだしと、讃岐うどんのこしを堪能したい時には、これの方がいいですね。

掲載写真は、順に、朝の「丸山製麺所」で、うどん玉をテボで温めているところ、イリコだしをひしゃくでかけているところ、出来た、あつあつのかけうどん(170円)、です。
食後、甘いものが欲しくなったので、自転車ですぐのところにある、私が小学校の頃開店した、番町の焼肉レストラン喫茶「ドン」で、ホットケーキ、オムレツ、サラダ、リンゴパフェ、アイスコーヒー、の、モーニング、をいただきました。
が、ここのモーニングは、400円もするので、うどんの町の高松では、高いですね。
でも、「ドン」の旧知のマスターは、「丸山製麺所」でたまに会うので、「うちのモーニングは、丸山さんのところよりずいぶん高くてごめんね。」などと言われましたが、原価を考えると、安いと私は思いました。
ただし、「ドン」の日替わり幕の内弁当のランチは、素晴らしいのですよ。牛ヒレステーキ、サラダ、きんぴらごぼう、切り干し大根の煮物、ご飯、味噌汁、食後のコーヒーがついて、650円なのですからね。
しかし、「ドン」の斜め向かいは、香川県知事行きつけ店として有名な讃岐うどん店「ばん家」で、うどん、トッピングの天麩羅、チラシ寿司、食後のコーヒー(100円)を加えても、400円以下なので、高松市内で、朝と昼に、喫茶店や普通のレストランを続けることは、とても大変なのです。
実際、私自身も小さい頃から、「ドン」は、神戸牛のステーキの美味しい、夕食に食べにゆくお店、という認識でしたからね。
それだけに、「ドン」の日替わりランチは、ステーキの好きな方には固定的に人気があります。
まあ、私は、「ドン」の『ミーディアムレア』のステーキと、「ばん家」の、アナゴの天麩羅を載せた『ひやあつ』の、のどごしのいいかけうどん、でしたら、週の6日は、『ひやあつ』の、のどごしのいいかけうどんにアナゴ天を載せたもの、週の1日は、神戸牛のステーキの加わったランチがいいな、と思いますけどね。
皆様は、どっちがいいですか?
高松では、うどんの方が人気が高いのですが、その最大の理由は、讃岐うどんは噛まなくていいからだと思います。ご飯やトーストは噛まないといけませんが、讃岐うどんは噛まずに流し込めばいいので、歯が生える前の乳幼児、歯が抜けてしまった高齢者には、圧倒的に、讃岐うどんの方が人気があるためです。また、働き盛りの若手の皆様も、讃岐うどんは噛まなくていいので、昼食時間を短く出来るというメリットがあるのです。
讃岐うどん店でのたんぱく質の摂取については、噛まないといけない肉や魚ではなく、高野豆腐の天麩羅、おぼろ豆腐、温泉卵、ビタミンやミネラルの摂取については、大根おろし、山芋の摩り下ろし、を、うどんにトッピングすれば、栄養的にも、問題はないのですからね。
2011年10月02日
寒くなった今時も、うどんは美味しいです。

ここのところ急に寒くなりましたけど、こういう時も、うどんは美味しいですね。
暖かい蕎麦よりは、暖かいうどんの方が美味しいですし、うどんの聖地の香川県の県庁所在地の高松市では、根菜類を煮込んだ『おしっぽくうどん』、味噌仕立ての『打ち込みうどん』、醤油味の『鍋焼きうどん』、秋限定の『マツタケうどん』、などの昔からのメニューもあるのですけど、昨今の創作うどんの中ではとても温まるので有名になった『キムチうどん』、『豚骨うどん』、『ホルモンうどん』等、美味しいものが増えていますので、年中、うどんは楽しめます。
もちろん、「土三寒六」という、讃岐うどんのこしの強さを決定する、昔からの鉄則によって、どの讃岐うどん屋も、まともなところは、寒くなってきたら、小麦粉を溶く塩水の塩加減を薄くして、こしを弱くしていますので、熱いうどんを口の中で長くキープすることによって、温まるのですよ。
その点、寒くなったときに、こしをゆるめているかどうかは、その店のうどん職人さんの力量をチェックできるのです。
昨日、私は、「さぬき麺業」で、夕食に暖かい温泉卵ぶっかけうどんをいただきました。この店は、香川社長以下、素晴らしいうどん職人さんがそろっているので、絶対に失望しないからですが、こしをゆるめた、素晴らしいうどんを、ミンチカツやレンコンの天麩羅と一緒にいただきました。
昔から、讃岐うどんは縁起物なので、長いほうがいいのですけど、私の住む高松市内では「さぬき麺業」のうどんが、一番長いですね。
昨日、私は、うちからも近い、「さぬき麺業・錦町支店」でいただいたのですが、麺のこしのゆるめ方も、イリコだしの加減も抜群でしたし、小麦粉の値上げに対抗して、まだ、かけうどんを170円で提供していたので、若い店長に、「頑張ってるね。」と声をかけて美味しくいただきました。
で、いろいろお話しすると、彼は、高松市一ノ宮町の出身で、香川さんのところで修行して、今は、錦町店長になっている、とのことでした。
「いずれ、自分で新しいうどん店を持ちたいんです。」
と、夢を聞かせてくれましたので、頑張ってほしいな、と思いました。

すごく美味しいうどんだったので、帰りしなに、3玉(といっても1玉80円ですから、安いのですけど)買って、帰りました。打ち立ての生うどんですから、美味しいに決まっていましたけど、夜食に、暖かい『生醤油うどん』(温めて丼に打ち上げて、味の素と醤油をかけるだけの、本来の、讃岐うどんの食べ方)でいただきましたら、本当に素晴らしく美味しかったので、感動しました。
こういう日常会話が出来る点が、香川県の地域コミュニティーでは、必須なのですね。
いろいろおしゃべりしていましたが、それだけに、若い彼は、仙台にボランティアで行ったのだそうです。
「もし、あんな津波が高松にやってきて、町が崩壊しても、絶対に故郷は復活させたいと願いますよね。」
と、とても、頼もしいことを言っていましたので、香川県は、どんな天変地異があっても、1200年の歴史のある、讃岐うどんを中心にした地域コミュニティーで立ち直れるだろう、と私は確信しました。
掲載写真は、彼が作ってくれた、素晴らしいのどごしの、「さぬき麺業・錦町支店」の、『暖かい温泉卵ぶっかけうどん・レンコンの天麩羅載せ』と『ミンチカツ』、店内の「手打免許」の札、メニューの一部、です。
「企業は人なり」と、松下幸之助氏が言っていますが、まさしくそうですね。「さぬき麺業」の香川社長は、素晴らしい人材を育てているなあ、さすがは、「讃岐うどん協会」の会長だ、と納得しました。

それはそうと、香川県の恥の、偽者讃岐うどん店の「はなまる」が、中国の上海に支店を出したそうですね。中国には、既に、香川県でちゃんと修行した若者が「土三寒六」という、素晴らしい讃岐うどん店を開店させていますので、今頃になって「はなまる」のような、きちんと、人材を育成していないようなお店が出かけていっても、無理でしょう。中国の人だって、味覚があれば、「はなまる」が不味いことくらいは認識できると思いますからね。それに、食文化において、中国は世界一なのですから、中国でも日本同様、「はなまる」が失敗することは見えていますね(笑)。「はなまる」は、「吉野家」にM&Aされたのですから、さっさと牛丼店に変えてしまえばよいのです(笑)。