2011年11月22日
ブータンの国王夫妻の来日に思うこと

ブータンのジグメ・ケサル・ナムゲル・ワンチュク国王夫妻がさわやかに来日され、帰国されました。
私は、この一連のニュースを拝見して、現在のブータンの状況などを知り、まだ私が幼稚園児だった頃の、高度成長時代に入る前の高松を思い出していました。
多くの人達は、ブータンのことを知り、「癒された」と言っていますが、1950年代の日本は、まさしく、今のブータンの状況に近かったように感じました。
幸福、という言葉の概念を、改めて、考えないといけない時期が来ていると思います。
GNPが幸福の唯一の指標として日本は歩んで来たのですが、その弊害として、拝金主義がはびこり、麻薬が蔓延し、生きとし生けるものの命よりお金の大好きな国民が一般的になったようです。
私は、改めて、チャップリンの次の言葉を性根にすえないといけないと思いました。
「人生に必要なものは、勇気と想像力とほんの少しのお金だ!」
皆さんは、これを少し加工すれば、ブータンのような社会環境はすぐに作れるのですよ。
「人生に必要なものは、『人道的に間違えた行動をしている未知の人を注意する』勇気と、『未知の人を感動させる』想像力と、『自分が100年そこそこ生きて死ぬことの出来る』ほんの少しのお金だ!」