2014年09月08日
『麺処・綿谷・高松南新町支店』にて


「わし、こういうんはわからんけど、あんたわかるんなら、やってあげまーせー。」
その日、麺処・綿谷・高松南新町支店の店前の停車自転車の整理をしていた、丸亀市から手伝いに来ていたアルバイトのおじさんは、店前で食後の一服のタバコを楽しんでいた私におっしゃいました。
拝見すると、来店された女子大生5人組が店前で一緒に写真をとってほしい、とのことで、スマートフォンを渡されていましたが、おじさんは操作方法がわからずに困っていましたので私は言われたとおりに、写真をおとりしました。
その女子大生達が高松の人達でないことは、動き方や洗練された歩き方ですぐにわかりましたので、撮影後、スマートフォンをお返ししながら、私は早速問いかけました。
「遠くから来たんなあ。」
「はい。大阪からです。讃岐うどんを食べに遊びに来ました。」
「ほーなー。ほんだら、この店は、肉うどんか、肉ぶっかけ、がええで。讃岐牛か讃岐豚やけん、隣の吉野家のオーストラリア牛よりは絶対に美味しいし、安いけんのう。ただし、この店は、小が、他の店の、1.5玉やけん、大にしたら食べ切れんで。」
「本当ですか。有難うございます。」
彼女達がお店に入って行くのを見送ってから、丸亀のおじさんとお話しました。
「ほんまにのう、時代がコロコロ変わってわやや。わしが子供の頃は、栗林公園で県外から来た観光客の人に写真とるんを頼まれたりしよったけど、シャッターを切るんが普通やったのに、今は携帯電話でっせ。携帯電話にシャッターはついとらんのやけん困るわのう。しかも、今の携帯電話はエーユーでっせ。エーユーは、今は通じる言葉やけど、わしが子供の頃にはなかった日本語やけんのう(笑)。」
・・・・・こうしていると、もう一人、食事をすませて、タバコを吸いにいらした、恰幅のいいおじさんが、笑いながら話しかけてきました。
「ハハハ・・。おっしゃるとおり、ここのうどんの量は、多いですね。私は東京から転勤できて以来、いつもここで、美味しい肉ぶっかけうどんをいただいていますが、380円でしょう。信じられない価格ですね。でも、どうしてこんなに安く出来るのでしょうね。」
「ああそうですか。私がこの店の丸亀市の本店でお聞きした限りでは、何でも、このうどん店の親会社が、西讃地区の小学校の給食を独占しているため、讃岐牛や讃岐豚を安く仕入れるルートを握っているのだそうですよ。」
「なるほど。それなら安く提供できますよね(笑)。」
「まあ、うどん県は海外なので独占禁止法もあまり関係ないのかもしれませんね(笑)。」
7月5日(金)の遅い朝食を、『麺処・綿谷・高松南新町支店』でいただいた後のことでした。
掲載写真は、いつもどおり、とても美味しかった、、『麺処・綿谷・高松南新町支店』の、肉うどん(380円)、です。

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タグ :讃岐うどん店