2012年03月30日

貴重な11万1322円・素晴らしき高松市の高校生

貴重な11万1322円・素晴らしき高松市の高校生




この3月27日、高松市内の香川県立高校3高校(高松高校・高松西高校・高松北高校)応援団員らが、香川県高松市番町の日赤香川県支部を訪れ、ライブ時に集めた義援金約11万1322円を、日赤香川県支部の椿原一男総務課長に「被災地の人々のために使ってください」と手渡しました。



この、3高校の応援団は大震災から1年となった、被災して亡くなった皆様の一周忌の3月11日、高松市中央商店街の南部3町ドームで香川県内初となる合同での路上応援ライブを開催したのです。



約1時間、一緒に「フレーフレー東北」と被災地にエールを送ったのです。約200人の観客が集まってきて、この香川県民の観客から、自発的に被災地で被災した人たちのために送って下さい、と、自然に義捐金が集まったのだそうです。



あらかじめ、チャリティーと銘打ったライブをやらなくても、香川県高松市では、このようなものが自然に集まるのです。被災して亡くなった方の一周忌だったからです。



香川県高松市では、あたり前のことなのですよ。だって、弘法大師の出生地ですから、仏教というよりも、仏教的な思想が根付いているのです。人間は寿命が来たら死ぬのだけど、今回のような突発的な大惨事で天寿を全うできなかった人達の遺族の気持ちはいかばかりだろう、ということを、第一に考えるのです。



その程度の優しさを持っていないと、弘法大師のたたりが来ると言う高齢者がいますが、それは、突発事故のために天寿を全うできなかった人たちを傷み、残された遺族のお心を慰めるようなことは人間の義務だと思っていないといけない、という意味なのです。



しかし、この程度のことは、高度成長時代初期の日本では、全国であたり前のことでしたが、皆様のお住まいの市町村では、いかがですか。日本中のお寺の本部が集結している京都では、大文字焼きで東北地方の木材を燃やして悼むことを拒否していましたが、何と馬鹿げたことでしょう。



世界中から観光客がお金と一緒にやってくるということで、京都の皆様は、お金がやってくることが、ます第一なのでしょう。なんと貧しいお心でしょう。高松市内の県立高校の生徒達の爪の垢を煎じて飲めばよいのです。



また、六本木ヒルズ族は、11万1322円という金額の少なさをあざ笑うのでしょうけど、このような路上ライブが日常的でない香川県高松市でも、何かやらないといけないと思って東日本大震災から一年経過したときに高校生達が自発的に動き、通りかかった県民がチャリティー箱もないのに自然に義捐金が集まるようなことは、絶対に六本木ヒルズでは起こらないと思いますよ。



六本木ヒルズ族は、対費用効果しか考えていないのですから、絶対に出来ないと思いますよ。やれるものならやってごらんなさい。黙祷をささげるだけならお金が節約できると思っているような人は、それでいいのですか。



掲載写真は、3月11日、高松市中央商店街の南部3町ドームで、香川県立高校3校の応援団が集まって、「フレーフレー東北」と合同でエールを送っている写真です。



ところで、この情報、四国新聞に出ているよ、と、私の高松高校の同窓生のG君から電話があって初めて知りました。私は、日経新聞をとっていて、四国新聞は読んでいなかったのでびっくりして、後輩達を誇りに思って絶句していたら、G君が、



「ほんだけん、うどん食べに行こうで。」というので、行きました。



高松市内の全ての讃岐うどん店には、『Pray for Japan』 の募金箱が常時ありますので、おいしいうどんを食べて、寄付をしようよ、という意味なので、待ち合わせででかけました。






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