2012年06月19日
台風4号が通過しています。

今日、台風4号が四国の横を通過していますが、高松は台風の西側ですので、大した風は吹いていませんが雨が降っています。
従って、今日の高松は、雨がたくさん降っているので、みんな大喜びで、いつものように、うどん店は大変に混雑していました。
台風がやってきたら歓迎される土地は、全国でも、うどん県くらいでしょうけど、これは、雨が降らず断水に苦しめられた長い長い歴史から、当然のことでしょうね。
実際、早明浦ダムから水を引っ張った香川用水が完成する前の、私の幼少期には、高松市は夏場は断水することがあたり前で、給水車からバケツに一杯の水を運ぶ経験をした人が多いので、台風が来て断水が回避できることは、大変にめでたいことだったのです。
まあでも、雨が降らずお米が凶作になることが多かったため、遣唐使で留学した中国から、小麦の栽培と製麺技術を持ち帰って、自分の出身地の香川県の民が苦しんでいるのを助けようと、ため池を作り、乾燥に強い小麦の栽培とうどんを作って食べることを積極的にすすめた弘法大師のお陰で、香川県はうどんが美味しくなりましたので、このあたりの気候風土とうどん文化は不可分なのです。
本当に、弘法大師のような高級官僚を輩出できたお陰で、うどん県民は、餓死せずにすんだのです。とても有難いことです。
それにひきかえ、21世紀の今日の霞ヶ関には、弘法大師以上の高級官僚は一人もいないようだな、と、私はうどんをいただく度に感じます。

今日はまず、南新町商店街の「うどんや」で、『冷たいかけうどん2玉』『竹の子天』『ゴボウ天』『ナス天』『宇和島のじゃこ天』をブランチにいただき、兵庫町商店街の「こんぴらや・兵庫町支店」で、『ピリ辛冷たいタンタンうどん』をデザートにいただき、丸亀町商店街の「サンマルクカフェ」でシューケーキとアイスカフェラテをいただいて、喫煙室でゆっくりしてから帰宅しました。
うどん店も、商店街のアーケード下を歩く人も、みんな、台風が来て雨が降ってくれるのでニコニコしていましたね。特に、台風4号に続いて台風5号も日本にいらっしゃって雨を降らせて下さることは、大変によいことなのです。
掲載写真は、順に、「うどんや」の、『冷たいかけうどん2玉』『竹の子天』『ゴボウ天』『ナス天』『宇和島のじゃこ天』、と、「こんぴらや・兵庫町支店」の、『ピリ辛冷たいタンタンうどん』、です。

にほんブログ村

にほんブログ村

にほんブログ村

にほんブログ村



Posted by 岡田克彦 at 16:15│Comments(0)
│讃岐うどん