2013年08月28日
宮武修君との再会

今日の早朝、午前2時のことでした。
自宅の呼び鈴が鳴ったので、私は、作曲していた手を止めて出ました。
すると、驚いたことに、8月16日の早朝、近所のミニストップで再会した、宮武君が立っているのでびっくりしました。
こんな真夜中の友人の来訪はないものなのですが、たぶん仕事の関係だろうと思いましたので、私は気にせずに、出ました。
すると、彼、こんな真夜中にお邪魔するのは申し訳ないけど、と謝りながら、一緒にファミレスでお話したい、とのことでしたので、近所のジョイフルに行きました。
彼の往訪の目的は、ご案内した、8月24日のカフェくさかのコンサートにいらっしゃれなかったことのお詫びで、お菓子を持っていらっしゃったのでした。
「そんな気にすることないよ。わざわざ、花園町から自転車でいらして下さって有難う。」とぼくは言ったのでしたが、何となく、ぼくに話したいことがある様子だったので、いろいろお話をしましたら、何と、
「岡田さん。俺、もう、48歳だけど、ピアノ始めたいので教えて欲しいのです。お願いします。」とのことだったので、またまたびっくりしてしまいました。
「いいよ。だったらさあ、この前、久しぶりに再会した時にいえばよかったじゃない。」
「そんな、いきなり、言えないっすよ。」
ただ、こういうことを、いきなり、自分の意志で明確に言う人は、絶対に、マイペースの人だ、と思ったので、私は、とても気に入ってしまいました。
ただし、生粋の高松人ならば、ここまでマイペースを貫けないだろうと思ったので、私は、早速質問しました。
「ぼくは、そういう風に、自分の既得権も何もかも捨てて、教えて欲しい人に教えてください、って言う正直な人は大好きだから、OKだよ。でも、そういうこと、はっきり言う人は、生粋のうどん県民じゃないと思うけど、君は、広島のご出身、っておっしゃっていたけど、ずっと高松で仕事してるわけじゃないでしょう。」
「はい。俺、大阪でずっと働いていたんです。高松はまだ日が浅いです。」とのことでしたので、納得できました。しかし、この思い切りの良さに、私は、スポーツマンシップを感じたので、聞きました。
「あのう、ぼくの直感なんだけど、君、スポーツやってるんじゃない。それも、かなり長くやってるように思うけど。」
「はい。俺、趣味でレスリング、ずっとやってます。でも、どうしてそんなこと、わかるのですか。」
「あのさあ、ぼくは、3歳の時からピアノやってるし、東京にいた頃に作曲と合わせて、室内楽演奏もいろいろやって来たんだよ。だから、君は、音楽畑の人じゃない、って直感したんだよ。音楽畑だけの人は、前置きが長いからね(笑)。これは、これまでのぼくの交友経験でわかるよ。君は、ピアノの演奏とは全く別の感覚で生きてきた人だよ。」
「だめっすか。48歳だと出来ませんか。」
「そんなこと全くないよ。ずっと続けるには、レスリングの方が、ピアノ演奏よりもはるかに根性が必要だから大丈夫だよ。48歳が遅いなんてことはないからやってみよう。曲は選んでやればいいし、それは、ぼくがアドバイスできるし、適当な曲がなければ、ぼくが作曲するからOK。ピアノ曲なんてすぐに書けるから。」
「そんなことまでしてもらうなんて、申し訳ないです。」
「申し訳ないなんて思わなくていいよ。ぼくは、ぼくの好きな曲を好きな時に書いているだけだから。その程度のこと、昔のクラシックアーティストはみんな出来たんだよ。ショパンもドビュッシーもラフマニノフもね。今、音楽大学の中が、演奏と作曲が専門別に細分化されているから、両方出来るピアノ教師がいないだけのことだからね。」
・・・・・・・
といった次第で、近日中に、今度は昼間にぼくの家へ来てやることになりました。
また、楽しみが増えました。
彼は、大酒豪で、日本酒が大好きだとのことでしたので、まあ、仲良くなってしまいました。
こういう、これまで生きてきた趣味が全く違う人との出会いは、最高に愉快ですね。でも、こういう出会い方が出来るのも、全て音楽のお陰なのですね。
本当に、作曲とピアノをずっとやって来てよかったなあ、って、改めて感じました。

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Posted by 岡田克彦 at 12:14│Comments(0)
│ピアノ演奏