2013年09月29日
「まるいち・鶴市町店」の『かけうどん』


香川県内資本の讃岐うどんチェーン店・「まるいち」の最大の魅力は、うどんの麺から、小麦の香りが感じ取れることです。
美味しい本物の讃岐うどんを楽しむには、セルフ店の場合、お昼時をはずすことが肝要です。
「美味い・安い・早い」のうち、「早い」は、どんな食べ物でも、美味しいものをいただきたいのならば、不要です。
音楽という時間芸術をずっとやってきた私にすれば、料理も芸術だと考えるなら、「遅く」作った方が美味しいに決まっていますし、ピアノなどの演奏において、本来、3分で弾かなくてはならないテンポの速い練習曲において、練習のはじめから、いきなり速いテンポで弾くことは時間の無駄です。
最低でも、30分かけて、ゆーーーーっくり、ミスなく、暗譜して、完璧に弾けることが必須なのです。私の場合、ここを完全にクリアしていれば、いきなり、3分で速く弾いても、大丈夫なのです。あとは、何回か、指定テンポで弾きながら、自分のものにすればよいのです。
そんな次第で、「まるいち・鶴市町店」に、讃岐うどんを初めて食べる、大阪の音楽の友人をご案内した一昨日、午後2時過ぎにお邪魔したのはあたり前の、香川県民としての、「おもてなし」です。
まずは、窓口で新たにうどんを茹でてもらい、10分ほど待っていただいたのが『かけうどん』(150円)です。トッピングの天麩羅などはとらずに、イリコダシ、細ネギ、ショウガ、天かす、だけで、シンプルにいただきました。この食べ方だと、うどんの麺の小麦の香りと、イリコダシが一番楽しめるのです。
トッピングの『高野豆腐の天麩羅』(90円)は、別皿にとっておいて、添えて食べた方が美味しいです。
友人は、これで、讃岐うどんの麺の香りとイリコダシを感じましたので、当然おかわりしました。
そこで、私は、「まるいち」で一番美味しいのは、『ぶっかけうどん』だということを、ご案内しました。あたり前のことですが、美味しいものは、お腹一杯でも伝わりますからね。
讃岐うどん店のご案内の仕方は、このように、ベースからちゃんとロジカルになされたものでないと、正しく伝わりませんね(笑)。
以上、「キモい」「ムカつく」などのタメ口を発することしか出来ない、頭脳水準の低い皆様には理解できないお話を、一部掲載いたしました。
掲載写真は、「まるいち・鶴市町店」の、『かけうどん』です。

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Posted by 岡田克彦 at 14:28│Comments(0)
│讃岐うどん