2013年11月07日
久しぶりの「ニュー雅園」の揚げ芝麻球(チーマーカオ)〔ゴマ団子〕


昨日は、レトロでライブをやったので、相方の、ボーカルの山本君と兵庫町商店街と中央通の四つ角の、「高松書林」前で待ち合わせて、夕食をべてから、三越高松店裏の「レトロ」に行きました。
まあ、高松市内は、うどん店、骨付き鶏店、瀬戸内の魚を食べさせる店が、圧倒的に多いので、食品偽装の心配のない、地産地消を旨とする、これらのお店に行くことが多いのですが、そうでない種類のお料理の場合、昔からの老舗は、間違いないですから、江戸時代から続く、老舗漬物店の「大森屋」の大将は旧知なので、彼をご案内しました。
醤油豆については、最近、丸亀市の老舗の「大西食品」の味が落ちたので、私は、「大森屋」に変えて愛用していたためですが、坂出市の山本君には、ここの漬物、和え物、自家製の味噌、が素晴らしいので、ご紹介しました。
「大森屋」がネット販売を開始した19年ほど前、母の介護のため東京からUターンした直後、私は、「日本マンパワー・四国総代理店」の人材開発部長として、いろいろご案内していたのでしたが、ちょうど、ウィンドウズ95が出たときでしたので、ネット販売開始に伴うホームページ作成について、お手伝いさせていただいたことがありましたので、お聞きすると、「大森屋」の売り上げの半分以上は、ネット販売になっているとのことで、兵庫町本店、ゆめタウン店、より、ネットだということでしたので、まあ、インターネット販売を開始して精巧だったなあ、と感じました。
ネット販売開始当初は、京都の漬物店に負けることを、大将は心配していましたが、京都と高松では漬物の作り方も微妙に違うので、大丈夫ですよ、と励ましていたことを懐かしく思い出しました。今では、千枚漬けも、ネット売上げが増えた、とおっしゃっていたので、安心しました。
まあ、「大森屋」の漬物は、高松では一番美味しいです。というのも、高松市瓦町で「丸天旅館」を経営していた板前の祖父が、先代の大森屋で漬物を仕入れていましたから、間違いないですね。
「大森屋」をご案内してから、夕食は、リーガゼストホテル高松、の裏にある、老舗中華料理店の「ニュー雅園」にご案内しました。三越斜め向かいにあった「平安閣本店」が不景気のため、閉店してしまいましたから、西の丸界隈のこのあたりの中華では、「ニュー雅園」が一番の老舗で、リーズナブルですから、そちらに一緒に行きました。
「ニュー雅園」は、鶏がらのパイタンスープが素晴らしいので、うどん店一杯の高松でも、ここの中華そばは、480円で素晴らしいですし、チャーハン、と、揚げチーマーカオ〔ゴマ団子〕が美味しいことを知っていましたので、それらを一緒に食べました。
「ニュー雅園」は、10年ぶりの来店でしたが、穏やかな大将は、ぼくのことをよく覚えてくれていたので、嬉しかったです。今、弟さんは、八栗町支店をやっているそうですので、相変わらず繁盛していて、ほっとしました。
平成育ちの山本君などの世代は、中華のデザートは、「杏仁豆腐」だけしか知らない人が多いのだけど、私の世代にとっては、中華のデザートは、揚げチーマーカオ、か、大学芋、で、「杏仁豆腐」は、日中国交回復のときに、周恩来首相が、田中角栄総理に、晩餐会で出したデザートが「杏仁豆腐」だった頃から一般的になったので、そのあたりをご案内しながらいただきましたが、本当に、ここの、揚げチーマーカオ、は、昔とちっとも変わらず素晴らしかったです。
老舗はこうでなくちゃいけませんね。ぼくは、大将と、最近話題の、高島屋のメニュー偽装などについてお話しましたが、こういう、まじめにやっている、飲食店に、非常に悪い影響を及ぼすことが、一番いけないことだなあ、と痛感しました。
山本君が、揚げチーマーカオに感動したので、よかったですね。
いろいろ、バブル前と比較して、果たして、日本は豊かになったのかなあ、と感じてしまいました。バブル前の日本は、「杏仁豆腐」も一般的ではなかったけど、食品偽装なんてことはありませんでしたからね。
その点では、香川県は、ソウルフードのうどんが、1200年前から定着していますから、他の都市よりは、住みやすいだろうな、と、再確認しました。
「レトロ」で演奏したら、高松高校の同窓生のG君がいらしていてびっくりしました。また、浄土真宗のご住職のアマチュアギター奏者のSさんの演奏が素晴らしかったので、感動しました。
掲載写真は、「ニュー雅園」の揚げ芝麻球(チーマーカオ)〔ゴマ団子〕(4コで350円)、です。

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Posted by 岡田克彦 at 22:58│Comments(0)
│高松市のグルメ