2014年02月20日
「バンクーバーは過去のことです。」


「バンクーバーで金メダルを取ったことは過去のことです。」
ショートプログラムを素晴らしく演じきった後、インタビューを受けた、韓国の、キム・ヨナ選手が最初に口にした言葉でした。
これが、キム・ヨナ選手が強いアスリートである証なのです。
「バンクーバーで、トリプルアクセルを何回も飛んだのに金メダルが取れなかった。」と、4年間もの間、4年前の出来事とそのリベンジにのみ執着した、浅田真央氏との最大の相違点のようです。
浅田真央氏には、もっと、リラックスして、過去やリベンジに執着せず、自分の事だけを考えて、のびのびと演じて欲しいと願っています。
「リベンジ」、「トリプルアクセル」、「金メダル」、という言語に執着した、日本のマスコミの記者やコメンテータの凡庸な煩悩が、オリンピックの魔物の正体のようですね。
金でも銀でも銅でもよいのです。
私は、ソチの女子フィギュアーのショートプログラムでの、イタリアの、カロリーナ・コストナーの演じた、シューベルトのアヴェ・マリアの素晴らしい演技(掲載写真)を見ながら、そのように感じました。
出来栄え点、とか、構成点、なんて、人間の数だけあると私は思いますので、ジャッジする人の最大公約数でしかないのでしょうね。しかも、ジャッジする人が、公平性についてどういう考えを持っているのかも不明ですからね。
・・・・・そんなことを考えていると、アスリートの皆様は、ファンの方のことよりも、まずは、自分自身を大切にして、やって欲しいものだと、再確認しました。

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Posted by 岡田克彦 at 22:16│Comments(0)
│オリンピック