2014年03月29日
道徳感の欠如について

バブル大量採用世代〔現在30歳代~40歳代〕の皆様の、道徳感の欠如は、目に余るものがありますね。
モラル、などという言葉を使わずに、道徳、という言葉を使ったのは、私が若かった頃、親、親戚だけでなく、近所の皆様に叩き込まれた、常識、が、道徳、だったからです。
道徳は道徳であって、モラル、などのような、横文字とは、全然、別の意味があるのです。
昨日の夕方のことでした。買い物に行った、コープ・扇町店、の帰り、年老いたおばあさまが、買った荷物が一杯で、そろりそろりと、押して来ていた、手押し車に載せていたので、私は、自転車のかごに、自分の買ったものを載せて、手伝いました。
「おばあさま、大丈夫ですか。この上に載せたらいいですか。」
「ご親切に有難う。ようけ買うてしもうたけんのう。」
「お宅はここから遠いのですか。押して帰るの大変じゃないですか。」
「いや。このすぐ裏やけん大丈夫です。」
すると、バブル大量採用世代〔現在30歳代~40歳代〕の、筆舌に尽くしがたく醜い奥様が買い物袋を持って出店してきたのですが、その、ゆっくり作業をしている、おばあさまが邪魔だと思ったのでしょうね。汚いタメ口を叩いたので、私は許しませんでした。
「ばあさん、そこ邪魔なんやけど、どいて。チョーむかつく。」
「あなた、今、このおばあさまに向かって、『ばあさん』と呼びかけるとは、何と無礼な方ですか。見知らぬお年を召された女性に向かって呼びかけるならば、『おばあさま』でしょう。言い直しなさい。」
私は、かなり強硬な大声で言い、その女は言い直しましたので、許しましたが、このような事態に直面したときに、私は絶対に見過ごすことは出来ないのです。
が、まあ、私の住んでいる、高松市西地区は、民度もある程度高いので、私の大声を聞いて、回りにいたほかのお客さんも、私と一緒におばあさまを手伝ったので、非常に早く積荷も終わりました。
年よりになると、体のどこかが悪くなることは、自然の摂理ですから、年配の方が困っている場に遭遇したらどうすればいいのかは、道徳に関することなのです。モラル、ではないのです。
モラル、だったら、自分の利益も考える上での礼儀に過ぎないのですから、全然、意味が違うのです。
モラル、同様、日本語の中に入りこんでいる英語においても、ちゃんと意味をわかって使い分けないといけないのですが、『チョーむかつく』などというタメ口を叩いている皆様は、正しい英語の意味などもわかっていませんから、お話にならないのですね。
例えば、日本語の会話の中で、アイデンティティー、なんて言葉は使う必要はないのです。アイデンティティーは、『自分のよりどころ』くらいの意味なのですが、バブル大量採用世代〔現在30歳代~40歳代〕の皆様においては、意味もわからず使っていらっしゃるので、呆れますね(笑)。
まあ、中途半端なことはやめましょうね。そんなに英語を使いたいのなら、最初から最後まで、全部、英語でしゃべったらいいのです(笑)。
もちろん、付け焼刃じゃダメですよ。文法的に完璧な文章でしゃべりましょうね(笑)。
「助かったわ。ほんだけど、足の悪いわたしが全部いかんのやけん、すみませんでした。」
「何を言いよんですか。年がいったら足が悪うなるんはあたり前ですがな。ほんだけど、今日は、晴れとってよかったですね。明日は、雨だそうですから。」
「えっ。ほーなー。ほんだら、ようけ買うたけど、よかったよかった。」
「まあ、雨が降るんは、明日のこっちゃけん、ゆっくり転ばんように気つけて帰りまいのう。」
「ほんまに有難うの。」
「いえいえ、近所ですがな。さようなら。」
「さようなら。」
おばあさまは、ゆっくりゆっくり、手押し車を押しながら帰ってゆきました。
それにしても、「ばあさん、そこ邪魔なんやけど、どいて。チョーむかつく。」と、おしゃべりになった女性に子供がいるようなら、ろくでもない物体が増加することは間違いないですね。
困ったことです。

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Posted by 岡田克彦 at 06:06│Comments(0)
│バブル大量採用世代の問題