2014年05月25日
「豚モツ味噌煮込みうどん」・「吾里丸」の有効活用


香川県多度津町のB級グルメとして、『鍋ホルモンうどん』は、とても栄養豊かな讃岐うどんの一つとして、昔から有名です。
この『鍋ホルモンうどん』は、多度津町にあったJR四国の電車製造工場で肉体労働をする皆様用に始まったものですが、牛ホルモン鍋の最後のしめに、讃岐うどんを入れたものが好評だったことから、うどんメニューとして定着したのが始まりです。
一方、高松市多肥下町の「六平麺業」の創設者は、住んでいた名古屋の味噌煮込みうどんに魅せられたことから、讃岐うどんにこれを取り入れて開店しましたので、八丁味噌の煮込みうどん専門店として高松では認識されています。
が、もともと讃岐味噌は、白味噌がメインなので、これを使った、高松市林町「田中」の『ねぎ味噌うどん』は、この店だけでなく、ほとんど全てのうどん店で、今日ではいただけます。
そのほか、朝食の味噌汁の残りにうどんを入れて昼食にいただく『味噌汁うどん』という食べ方が、高松では昔から定着していましたので、もともと、味噌は、うどんと合う素材なのですね。
少なくとも、今のように、体にいい、という理由で、納豆を讃岐うどんに載せるようなことは、絶対にしていませんでしたね。
ただ、イリコダシ、は、万能なので、一味をかけると普通のかけうどんになるのですが、コショウをかけると、中華味になりますので、ラーメンのダシに早変わりするので、魚貝類をダシにした、「讃岐ラーメン」として、製麺所で親しまれています。
辛子明太子も、OKですし、アジアの近隣国の素材の、キムチ、フカヒレ、は、イリコダシのかけうどんに載せても素晴らしいので、いろいろな広がりにつながっているようです。
「豚のモツ・味噌煮込みうどん」は、ネットで見つけた、47都道府県の名産品を集めた「47クラブ」の、宮崎県の『ミート21ショップ』で購入した「豚モツの味噌煮込み」を利用して作りました。
「ミート21ショップ」の『豚モツの味噌煮込み』はレトルトでしたので、湯煎して出来たものの味付けが薄めだったので、これをベースに、かけうどんのダシを作りました。
掲載写真は、これと、宮脇町の「吾里丸」で食べた時にいただいた、茹でて20分経過した、無料のうどん(5~7玉くらい)で作った、「豚のモツ・味噌煮込みうどん」、です。
『豚モツの味噌煮込み』に、しめじ、玉ねぎ、人参、ワカメ、ニンニク、明太子を加え、生うどんを入れて煮込み、ゆずコショウを隠し味に加え、細ネギをたくさん載せましたら、素晴らしく美味しかったです。
もともと、「豚モツ」等の、「ホルモン」は、「放るもん」〔捨てるもの、という意味〕が大阪で訛って出来た言葉だそうですが、高松市宮脇町の、讃岐のうどん「吾里丸(ごりまる)」は、品質維持のため、茹でて20分経過したうどんは捨てていたのですが、まだ十分に美味しいことから、無料で来店客に配ったのが始まりですから、このうどんは、まさしく、「ホルモンうどん」そのものなのですね(笑)。

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Posted by 岡田克彦 at 19:52│Comments(0)
│讃岐うどん