2014年06月17日
「最後は金目でしょ。」とは何事でしょう。


「最後は金目でしょ。」と、石原大臣が言ったことが問題になっているようです。
福島原発から出た放射性物質の中間貯蔵施設を設置する福島県内の町がどこになるか、という件に関して、結局、中間貯蔵施設の設置を認めるかわりに金が欲しいだけなんでしょ、だから、金額が問題なのでしょう、という意味で石原氏はおっしゃったのでしょうから、これは、言論の自由が日本国憲法で保証されているのですから、全然構わない、と、私は思います。
国会議員も国民ですからOKであることは当然のことです。
しかし、私が大問題だ、と感じているのは、石原氏が環境大臣であることです。
環境〔Environment〕の意味を深く考えるならば、「最後は金目でしょ。」などということをいつも念頭においている人間が環境大臣であることは、著しく不適切です。
B=f(P,E)という、皆様ご高承の、クルト・レヴィンの、人間行動心理公式は、人間の行動(B=Behavior)は、その人の個性(P=Personality)と、環境(E=Environment)で決定されることを示していますが、この、20世紀最大の発見と言われる、行動心理公式にあてはめるなら、石原のような人間が、日本国の環境大臣であることは、日本国民全員が、環境=金、と考えているような低劣な人間だ、という風に誤解される大元になるからです。
「おもてなし」は、金が欲しいから日本人が昔から慣習としてやっていることではないのですから、「最後は金目でしょ。」などということをいつも念頭においている人間は、日本人失格です。
そして、このような、「最後は金目でしょ。」などということをいつも念頭においている人間を環境大臣にしている日本国民は、全員、拝金主義者だということになります。
人件費をコストと考え、派遣社員の増大にいそしんだ、キャノンの御手洗のような金の亡者が、「最後は金目でしょ。」などということをいつも念頭においている低劣な人間であることは、既に全世界周知の事項ですからいいのです。
しかし、環境大臣が、拝金主義者ではいけないのです。
それとも、石原氏は、クルト・レヴィンの人間行動心理公式に対決したいのでしょうか。
だとしたら、石原氏は、勉強不足もはなはだしい、救いようのないオツムの、呆れた輩ですね(爆)。

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Posted by 岡田克彦 at 00:05│Comments(0)
│思い上がった政治家