2011年09月11日
「こんぴらや・兵庫町支店」の『うまイカうどん』

昨日の夕食は、高松市兵庫町商店街の「こんぴらや・兵庫町支店」の『うまイカうどん』をいただきました。
高松市内でも、讃岐うどん店名には同じものや似通った名前のものが多く、実に実に、ややっこしいのです。
300gの『びっくり鶏天』(100円)の有名な、高松市郷東町の「さぬき麺市場」と、転勤族の人気ナンバーワンの、小鉢が最高に美味しい、高松市兵庫町に本店、高松市天神前に支店のある「めん市場」は全く別のお店です。
『フカヒレうどん』、『四川風スープカレーうどん』、『木村君はじめました』などの、中華系創作うどんや、昔からボリューム満点の『肉ぶっ天』、で有名な「さぬき一番・一宮店」〔いわゆる『さぬいちする』という新語にまでなった有名店〕と、『うちこみうどん』と『きつねうどん』の素晴らしい、「さぬき一番・南支店」は、全く別のお店です。(しかし、この2つは、経営者の年齢が全然違い、死にかけのおじいちゃんと若者なので、食べに行けばすぐにわかります〔笑〕。)
また、これら以外にも、名前が似ているお店が多いのですが、一つが一般店、一つがセルフなどの違いがあるので、まあ、高松市内に住んでいる人は一回ずつ食べに行けば認識できるのですが、県外の皆様は大変でしょうね。
「ごえもん」についても、同名のお店が北古馬場と南古馬場にあります。昔からの高松の住民は、北古馬場の「ごえもん」が『アサリうどん』、南古馬場の「ごえもん」が『カレーうどん』の名店であることを知っているのでよいのですが、これも、県外の皆様は困るでしょうね。
その点で、「こんぴらや」は、全く同名のお店が、高松市中央商店街にそれぞれありますので注意が必要です。もちろん高松市民においては周知されています。私が愛用している「こんぴらや」は、『讃岐のうどんはワシが打つ。まだまだ若いもんには任せられんのう。』という社長の香川さんの口癖が社則になっているので有名な、絶対にうどんを機械で切らずに包丁で切っている「こんぴらや・兵庫町支店」の方で、高松市内の讃岐うどん店としては一番値段が高く、肉うどんが1000円以上もするのに、うどんは大したことのない、しかし、うどんの容器に高級な漆器を多用している「こんぴらや・ライオン通り支店」ではありません。
このブログの中で、讃岐うどんは食べ物だと私は思っているので、1000円以上の値段のする讃岐うどんは、塩江町の阿讃亭の『マツタケうどん』(地物のマツタケが一杯に一本は言っているので素晴らしいのです。)だけで、それ以外の高松市内の讃岐うどん店のうどんが一杯1000円以上もしたら、私は、「はなまる」の最高に不味い『うどんらしきもの』以上に酷評すると思いますね(笑)。
「こんぴらや・ライオン通り支店」は、私の中では、美しい器を眺めに行く、古美術店で、讃岐うどんを食べに行くお店の範疇には入っていないので、これまで一回もご紹介していません。
県外の知人が、「こんぴらや・ライオン通り支店」へ間違って食べに行って、「ぶったくりのお店だ。」と騒いでいたので、私は厳しくしかったものです。五感全てを鋭くしていれば、「こんぴらや・ライオン通り支店」の器の漆器が素晴らしいことは認識できるのですから、「こんぴらや・ライオン通り支店」は、まっとうなお店であって、ぶったくり店ではありません。
同様、高松の日本そば店の「そば処 古川」の『ザルそば』が不味い、と言っている人がいらっしゃったら、私は、どこがどのようにす不味いのか、質問します。だって、「そば処 古川」は、胡弓のライブをやっている店内で『ザルそば』をいただけるのですから、五感全部を鋭くしていれば、素晴らしいお店なのですよ。もちろん、ですから、「そば処 古川」へ食べに行く時には、私は、胡弓のライブをやっている時間であることを確認してから食べに行きます。
考えても御覧なさい。わけのわからない、ラップが大音量でワンワンと流れている中で、どんなに美味しい『ザルそば』を食べたって、美味しいはずがないですよね(笑)。
しかも「そば処 古川」は、高松市鍛冶屋町という、丸亀町商店街から少し横丁を入った美術館通りぞいにあって、周囲は、「かな泉」などの、讃岐うどん店だらけだし、1200年前から、讃岐人は、うどんが大好きなのです。胡弓のライブをやっていなかったら、「そば処 古川」なんてとっくに倒産していると思いますよ(笑)。
さてさて、私が、高松市兵庫町商店街の「こんぴらや・兵庫町支店」の『うまイカうどん』(290円)を食べに行ったのは、朝晩が寒いくらいになったためなのです。
「こんぴらや・兵庫町支店」の熱い『うまイカうどん』は、熱い『ホルモンうどん』と並ぶ、とても温まる素晴らしいメニューです。
『うまイカうどん』は、でかいノシイカのするめを天麩羅にして、鳴門ワカメ、かまぼこ、と共にトッピングしている、うどんです。
イカを生ではなくスルメにして乾燥したものを天麩羅にすることで、香りが倍増しているので、イリコだしとの相性もよく、大変に美味しい一杯なのです。
掲載写真は、高松市「こんぴらや・兵庫町支店」の『うまイカうどん』、です。