2012年08月20日

55歳で独身、っていけなんだろうな

55歳で独身、っていけなんだろうな


「55歳で独身、っていけなんだろうな。」と感じる今日この頃です(笑)。



たぶんね、「55歳で独身」っていうのは、変なんだろうな、って感じています。



バツイチは別ですよ。でも、結婚未経験で55歳、っていうの、って珍しいのでしょうね。でも、ぼくはぼくの生たいように生きているのですから、後ろ指をさされたからと言って、生きることを停止する必要は全くないと思っています。



結婚観というものは、人それぞれなのでしょうから、いろんなことを思い出すと、どうして、結婚したくないと思ったか、っていうと、ぼくの場合は明確に、父親が女遊びが派手だった、という実体験が根っこにあるようなのです。



「不倫は文化だ」とおっしゃる芸能人もいらっしゃるようです。が、「不倫が文化」になるのは、結婚している当事者の問題であって、両親が不倫しまくっている時の子供は不幸だと思います。



結婚して出来ている家庭が崩壊してゆくことを見て一番ショックを受けるのは、間違いなく、子供ですね。



もちろん、私は不幸だと思ったことのないオプティミストなので生きているのですけど、無意識のうちに、結婚に対する不信感と、父親の愛を求めてもかなわないことから来る孤独感をベースに生きてきました。



まあ、人それぞれなので、そういう、両親が不仲の不幸な家庭で育った人は、幸せな家庭を築きたい、と思って、結婚して幸せな家庭を作る人もいらっしゃると思います。



でも、私の場合は、室内楽の作曲や演奏をずっとやってきたので、そういう部分の欠落感は、音楽で補えましたので、あまり気にせずに生きて来れました。



こういうことから、私は、今、私の子供や孫の世代にいらっしゃる若い皆様のことが、いつも気になってしまいます。



で、そういう若い人たちと仲良くなることが多いのですが、会っておしゃべりしたりしていると、いつも、もう自分が若くないことを、再確認します。



55歳になるとですね、この世で出会う人のほとんど全ては、私よりも年下になるのですから、そういう事態には慣れてしまいました。



で、自分より年下の若い人達が頑張っていると、どうしても、応援したくなってしまうのです。その結果、年下の若い友人が多いのですが、そういう人達から結婚したいと相談を持ちかけられたときの私の気分は、実に実に、複雑なのですよ。



突き詰めると、その若い彼らが結婚してもしなくてもどっちでもいいのです。が、もし、全ての若者が結婚せずに子供を作らなくなってしまったら、人類は滅びますから大変なことなのです。



しかも、若い人達が生まれてこなくなると、私の生きがいがなくなってしまう、ということから、極めて利己主義的に困ってしまうのです(笑)。



複雑だなあ、どうなるのかなあ、と考えるのも面倒なので、「まぁーいっかー。」と思うことにしています(笑)。



そんなこんなで、最近、私の作曲作品の自作自演を気に入ってくださったことから出会った、善通寺市、飯山町、高松市の若者には、とても興味があります。



2012年8月18日の、「カフェ くさか」でのサロンコンサートにいらして下さった、彼ら3名と、演奏会後、真夜中の早朝2時まで、ファミレスでいろんな話をしていました。



そのうち、一人は既に結婚してお子様もいらっしゃるのですが、あとの二人は独身でした。



営業手法について質問されたので、私は、行動心理学に関するご案内と、若い頃働いていた住友信託銀行での経験を通して、飛び込み営業の鉄則などをご案内しました。このあたりまでは、私の心は痛まないのです。



しかし、将来のことを聞かれた時には、今の景気状態などを客観的なマクロ経済学的な観点で眺めると、本当に答える時に心が痛みました。



この長期に渡るデフレスパイラルという基本的状況、投資ではなく貯蓄に向かう、ケインズの言う「弱気状態」の傾向がいつまで続くのかは、全くわからないからなのです。



もちろん、単発的な素晴らしいビジネスモデルはいくつかあって、それによって、改善される部分はあるのですが、ここのところの、大津市のいじめ問題などに代表されるような、社会全体が精神的に病んでいる状況にまでなってしまったことは、大変なことだと感じているからなのです。



これらの改善を、全て、今の若者達に期待するのはいいですけど、期待される方は大変だろうな、と感じていたたまれない気持ちになってしまうのです。



私は思うのですけど、期待するのはいいですけど、期待するのならば期待するだけのいろいろな材料や財力を若者達に提供しないといけないだろう、と感じております。



55歳で独身、っていけなんだろうな




今回、こういうことを書いているのは、団塊の世代の皆様が、自分の葬式をどうするか、という活動の「就活」ではなく「終活」に多額の資金を投資している、というニュースを拝見したからです。



もちろん、人の死去は、大変に大切なことですから、準備することは不可欠です。



でも、団塊の世代の皆様は、自分の死去ということだけ考えていていいのでしょうか。ご自身が亡くなった後も、人間の世の中は続いてゆくのですから、その時代が、今のようなデフレスパイラルにならないようにしなくちゃいけない、という責務は全く感じないのでしょうか、ということなのです。



だってですね、バブルの時、多額に膨らんだ資金は、バブル崩壊で消えたわけじゃないのです。今でも、貯蓄や債券や株式など、いろんな形の箪笥預金で残っているのです。



自分が死ぬ時こそ、そのような退蔵預金をどうするのか、将来の若者達が生き生きと生きてゆけるように、投資しないといけないのじゃないでしょうか、と私は思うのです。



最後に。



やっぱり、若い、ということは、最高に素晴らしいことだと私は思っています。



未熟でもいいじゃない。残された生きる時間はたくさんあるのだから。間違えたら「ごめんなさい。」と謝ればいいのだから。



自殺するなんてやめましょう。謝罪することの方が、はるかに、いいですよ。あなたが謝罪している姿を見て、「この野郎はひどい奴だから殺してやる。」と感じる人よりも、「何とか立ち直れるよう手助けしてあげたい。」と感じる人の方が、絶対に多いのです。



なぜなら、人間は、知性のある高等動物で、獣ではないのですから。



掲載写真は、順に、善通寺市の若者が撮ってくれた、2012年8月18日の、「カフェ くさか」でのサロンコンサートで自作自演をやっている時の写真、演奏会前に夕食を一緒に食べに行った、高松市伏石町の、「季の屋・高松東バイパス店」での食事の写真、です。



当日、私は、黄色いTシャツと半ズボンのジーンズ、という普段着で演奏しましたので、共演のテノールのてっちゃんが、「愛は地球を救う」のTシャツに近い、とからかわれて、彼は、『桜吹雪の・・・・・』なんて、アドリブで歌っていました。



この頃では、若い連中にからかわれることが、とてもとても楽しくなっております(笑)。



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Posted by 岡田克彦 at 07:30│Comments(0)作曲
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