2014年05月31日
高松市内のセルフうどん店で一番サービスのいい「大吉」




元来、うどん県県庁所在地の高松のセルフサービスうどん店にサービスの良さを求めてはいけなかったようです。
私が子供の頃は、朝うどんを食べに行くセルフ店や製麺所はそれぞれ決まっていましたから、顔見知りが当然でしたので、マナーも何も関係なかったようです。
従って、東京から母の介護のために、住友信託銀行東京本部勤務をやめて、経営コンサルタントとして高松にUターンした1994年においても、私は、讃岐うどん店にマナー研修は必要ないと確信していました。
当初は、通信教育の「日本マンパワー」四国総代理店人材開発部長としてUターンしましたが、一番の競合先だった、産能大学の関西支社からやってきていた香川県担当者が、屋島の讃岐うどん店「わら屋」にマナー研修を入れようとしていたので、絶対に失敗するだろうと傍観していましたが、悲惨な結果になったようですので、讃岐うどん文化は香川県特有の歴史のあるものですから、東京スタイルの完璧な共通語の敬語応対は絶対に必要ないことなのです。
第一、マナーなどのスキルはアメリカで確立された行動心理学に基づいていることで一番最初に日本に入ってきたのは、第二次世界大戦後のことですし、アメリカで行動心理学が発達したのは、多民族国家であったためなのです。
そのアメリカが独立国家になったのは15世紀のことですから、讃岐うどんよりも随分歴史が浅いのですから、そのようなスキルで接客しなくても1200年間続いてきた歴史の方が強いに決まっていますからね。
マナーについては、マニュアル化されることが多いのですが、このようなものは、単一民族国家の日本には必要ないものだったのです。が、グローバルスタンダードにするという流れの中で、マニュアルというものが根付いてきたようです。
が、マニュアルは手段に過ぎず、目的ではないことを認識しておかなくてはなりません。
接客マナーの目的は、お客様の満足(CS)を高めることなのですから、マニュアルどおりの手法でなくても、CSはアップできますので、ケースバイケース、でいいのです。
高松市内のセルフうどんのチェーン店で、マナーが一定以上にキープされているのは、「こだわり麺や」「たもや」「うどん市場」「さぬき麺市場」「うわさの麺蔵」と「麺処 わたや」であることは、衆目の一致していることのようですが、このあたりのマナーが素晴らしいことは、ガストやマクドナルドのマナーがどうであるか、との比較に過ぎません。つまり、この程度のマナーの徹底ならば、マニュアルで出来ることなのです。
しかし、高松の讃岐うどん店には、それ以上の細やかな心配りの出来る、セルフうどん店があります。
それが、高松市鶴屋町の「大吉」で、ここのレジ担当のお嬢様のサービスは抜群です。浜街道のファーストインの隣なので、昼時は、近くの四国電力本社の従業員でいっぱいになり、従業員食堂のようになってしまいます。
「まるいち」や「しんせい」のような、セルフ店で騒がしく働いているおばちゃんには、是非とも、「大吉」のお嬢様を見習ってもらいたいものだと思っています。
「はなまる」は、近い将来、牛丼屋に変わると思いますので、既に、讃岐うどん店ではないようですし、「丸亀製麺」は、さすがに、神戸発の全国チェーンですから、従業員の若い男に、ゲイの私のタイプが多々いらっしゃって眺めがいいので、CSは確実にアップしていますので、公私混同に、いいお店だと思っています。
ただし、「丸亀製麺」は、うどんよりも眺めの方がいいので、主力商品はうどんであって、眺めではなかったはずなので、うどんのコシの向上を何とかしてもらいたいですけどね(笑)。
「大吉」の主力商品のうどんは、すばらしいモチモチのコシですが、ご飯ものも、ジャーがあって、自分で好きなだけご飯を丼に盛っていただけるようになっていますから、素晴らしいです。
掲載写真は、順に、「大吉」の、『上かけうどん』、『山かけうどん』、『肉うどん』、です。

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Posted by 岡田克彦 at 07:43│Comments(0)
│讃岐うどん