2014年06月10日
A君と一緒に、朝うどんを食べに




「じゃあ、朝ご飯は、ハーフアンドハーフにしようか。」
東京から遊びに来た、ピアニストの友人のA君が宿泊していた東急インのロビーで会った私は言いました。うどん県にいらっしゃった以上、くれぐれも、ホテルの朝食は食べないように言っておきましたのでね。
「岡田さん、俺、朝からビールなんて飲まないよ。」
「アハハ・・。『ハーフアンドハーフ』は、うどん県高松市では、うどんメニューの一つのことだよ。ビールじゃないんだ。」
「じゃあ、『ハーフアンドハーフ』、ってどんなうどんですか。」
「男性だったら、うどん1玉じゃ足りないから、2玉頼むことが多いんだけど、『ハーフアンドハーフ』は、うどん1玉に、ラーメン1玉をトッピングしたうどんのことだよ。高松の四国新聞社本社の裏にある、朝7時にあいている『松下製麺所』が『ハーフアンドハーフ』置いているから、まずは、そこに行こうね。ハーフアンドハーフが300円、トッピングの天麩羅が90円、で、ちょっと高いけど、いいかな。」
「390円で、ラーメンと讃岐うどん両方と天麩羅いただけるなんて、安いですよ。行きましょう。」
「まあ、俳優の中尾彰さん、演歌歌手の鳥羽一郎さん、も、『松下製麺所』は行きつけだからね。栗林公園の近くだから、栗林公園行く前に自転車で寄ればすぐだよ。」
前日高松到着時に、高松市役所がやっている一日100円のレンタル自転車を借りるように手配していたのでOKでした。まあ、高松は、梅雨時も、めったに雨は降りませんので大丈夫なのです。
こうして、A君は、私がやるとおりに、「松下製麺所」で、うどん、ラーメンをテボで温め、丼に打ち上げて、イリコダシをかけ、高松市内のうどん店ナンバーワンの素晴らしい天かすをネギと一緒に載せました。そして、鶏の天麩羅が揚げたばかりだったので、それを別皿にとって、カウンターでいただきました。
「ラーメンの上にコショウ、うどんの上に一味唐辛子、をかけて食べるといいよ。」とご案内しましたら、
「こんな食べ方、生まれて初めてだ。」と、A君は興奮していました。
イリコダシは万能なのです。コショウをかけるとラーメンに、一味唐辛子をかけると、かけうどん、になるのですから、素晴らしいダシ、なのです。
「松下製麺所」はうどん県庁の従業員食堂にうどんを卸しているので有名ですが、この前も、NHKの番組で、鳥羽一郎が食べに来て大将がテレビに出ていましたので、地元では有名人になっています。
奥さんとおしゃべりしましたが、この店で一番拘っているのは、天かすなのです。かけうどんの上にかけると、一瞬で溶けてしまう素晴らしいものなのですが、天かすだけを別に新しい油で作っているのだそうです。
大体、あの、ワガママな、中尾彰さんが高松で一番気に入っている讃岐うどん店なのですから、美味しいに決まっているのですけどね(笑)。
お嬢様が、藤井フミヤ氏の大ファンなのですが、藤井フミヤ氏は、ライオン通りの、川福本店が一番気に入っていて、そちらにしか行かないので残念がっていましたが、福山雅治さんが「竹清」、ビートたけしさんが「まるいち」など、大体、決まっているようですね。
こうして、食後、栗林公園をご案内して、中新町の「正家」〔マスターの藤本さんは、山越で修行した方です。〕の、「釜玉うどん」、兵庫町商店街の「うどん市場」の『骨付き鶏』と『ゆずコショウうどん』を昼食にご案内して、A君は、本州に向かいました。
彼は、福山市でコンサートがあるのでそちらに向かいました。私は、JR高松駅並びのスーパーで、おみやげに、大西食品の『醤油豆』と、『和三盆』を買って帰るよう、おすすめしました。
讃岐うどんは荷物になりますので、「もり家」で生うどんを宅急便で取り寄せるのが一番いいことをご案内しましたので、これで、A君にも、うどん県のよさを理解していただけたと思います。
A君とは、A君が桐朋音大在学時からの友人ですが、今度、上野の文化会館小ホールでのジョイントリサイタルで、私の作曲作品を演奏してくださるので、楽しみですね。
A君を見送った後、私は、マルヨシが経営している、南新町の「うどんや」で、『冷たいかけうどん』の特小〔ここの特小は、おやつとしていただくためのものなのですが、かなり多いのですよ(笑)。〕を、午後のおやつとしていただきました。
掲載写真は、順に、「松下製麺所」の、『ハーフアンドハーフ』、『鶏の天麩羅』、「うどんや」の『冷たいかけうどん』(特小)、です。

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Posted by 岡田克彦 at 14:55│Comments(0)
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