2011年08月15日
「高雄」の『冷たいしっぽくうどん』

しっぽくうどんは、もともと、冬の定番メニューで、高松では、昔から、年越しそばを食べずに、年越ししっぽくうどんを食べています。
大根、にんじん、里芋、などの根菜、豆腐、揚げ、こんにゃくなどを入れた、香川県では、冬季限定の最も温まるうどんとして認識されています。
しっぽくうどん、という名前は、もともと、江戸時代の初期に長崎で確立された「卓袱料理」から来ていて、いろいろなものの入ったうどん、という意味で、讃岐では使われています。
私自身、この『しっぽくうどん』は大好きなうどんで、野菜がたくさんいただけてとても温まる冬場のうどんでは大好きなものでした。
が、ここのところのいろいろな創作系統のうどんの広がりの一つとして、私の自宅近所の香川県庁からも近い天神前に、2010年9月にオープンしたばかりの、「さぬきうどん 高雄」〔住所 香川県高松市天神前8-1 横山ビル101 TEL.087-837-3258 営業時間;11:00~20:00 定休日;日曜日〕が、『冷たいしっぽくうどん』を新発売して、評判になっているので、食べてきました。
素晴らしいものでした。ともかく、料理人としての心づくしの素晴らしいお店でした。

若いマスターは、元、寿司職人の板前さんで、腕がしっかりしていると、行きつけの割烹「篠乃路」の大将から聞いていましたので、ダシが素晴らしく、具財の、鶏肉、大根、人参、しめじ、等との相性も素晴らしいものでした。
この、素晴らしい『冷たいしっぽくうどん』が、480円なのですから、やっぱり、高松はいいですね。
マスターによると、官庁街ですから、お昼はいっぱいになるそうですが、夕食でもこのボリュームとダシの美味さならば、OKですね。また、近所にいいお店が出来たので、嬉しい限りです。

頚椎写真は、順に、「高雄」の『冷たいしっぽくうどん』(480円)、若いマスター、二番人気の『牛すじうどん』(350円)〔これは、すじ肉をトロトロに煮込んでいますので、うどんのこしの方が引き立っていました。〕、です。