2012年03月13日
香川県善通寺市の若者との出会い
昨日は、とても嬉しい一日でした。
というのも、ミクシィで、香川県善通寺市に住む、私の半分も生きていない、とても社交的な若者との出会いがあったからです。
少し前に、彼からメールをいただき、いろいろなやりとりをしているうちに、一度会おうよ、ということになりました。
こういう時、私は、最大の敬意を払ってお会いするようにしています。
大体、ウェブだけで活動している若者の一部には、アナログに会うことを嫌がる人が多いのです。
住所も勤務先もわからない、ハンドルネーム等を使わないと本音を言えないという、ネット社会の弊害を確立したのは、間違いなく、インターネットが始まった頃に、西村ひろゆき、などという、ホリエモンや三木谷とどっこいどっこいの、アナログに出会っていたら、全くキラキラした感受性を全く感じないような物体が中心になって始めた、2ちゃんねる、などという、コンプレックスのゴミ箱のような場所が、バスジャック事件等の犯罪発生の温床になったことから、個人情報保護法の拡大解釈をしないと、ネット上ではまともな出会いが出来ないようになったことが、すべての原因になっているようです。
ひとつには、ネット上では、本当かうそかわからない言語情報でしか判断が出来ないことが一番問題なのです。
ネット上で出会った人の紹介でオフ会に行って、つまらなかったことは、ネットに出て12年以上になる私は、数え切れないほど経験しました。
私と同世代かそれ以上の年齢の皆様との出会いは、全然、大丈夫なのです(もちろん、例外もありますけど、傾向値としてはOKなことが多いのです)。というのも、ネット上で出会った人とリアルに会う場合、私は、絶対に一対一で会うことに決めているからです。
一対一で応対できない人に、私は、全く無興味なので、ミクシィなどのSNSで出会った人と実際に面会するのも、最初は、一対一で会うことに決めています。
だから、いい出会いがあったと私は痛感していますが、この一対一で、初対面の人と会うことを怖がる人が、2ちゃんねるのような、タメ口しか叩けない、ドブのような場所でしかコミュニケート出来ない人からのようです。
しかも、私の半分も生きていない世代の人達は、生まれた時から、ネット環境は整備されているのですから、このような自己防衛本能が働くことは仕方がないのです。が、これは、その人の考え方、人間の観察の原点を、私たちのようなアナログ世代の人間とは全く異質なものに変えてしまうのです。
端的にいえば、性善説(人間の本性は基本的に善であるとする倫理学・道徳学説)から、性悪説性(人間の本性は基本的に悪であるとする倫理学・道徳学説)に変えてしまうのです。
こうした状況をさらに悪くしているのは、バブル崩壊後の長期にわたる不景気の情勢で、この状況は、ケインズの言葉を借りるならば、すべての住民を、投資よりも貯蓄に向かわせる景気動向に対して、”弱気”な状態にし、人と人の一期一会についても、オプティミスティックな気分ではなく、ペシミスティックな気分で立ち向かうことが日常になってしまうのです。
ところで、私は、住友信託銀行在勤当時から、趣味でクラシックの室内楽曲作品をいろいろと作曲していましたので、ともすれば、気難しい人、と見られることが多かったのですが、その都度、「私は底抜けの楽天家ですよ。」と言ってきました。過去の作曲家を見ても、ペシミストは傑作を書いていないので、あたり前なのです。ペシミストは視野が狭くなるということは、大昔から決まっていることですから、作曲のモティーフを自分の中に投影する時に、まず、自分の五感はすべてのものに対して開かれていないとダメなので、あたり前のことなのです。
まあ、それでも、私のことを楽天家と認めない、28歳当時勤務していた、住友信託銀行新宿支店の支店長には、私の作曲の現場をお見せしたことがあります。
当時私はいつも、五線紙のノートを持ち歩いていました。いつ、モティーフが浮かんでもいいようにしていたのです。なぜって、私は、モーツァルトほど音楽モティーフを記憶する能力がありませんでしたので、思い立った時には、すぐに、五線紙に書き取っておいたためなのです。
その日、午前中に、取引先だった市ヶ谷の創価学会本部の前の噴水が素晴らしかったので、16小節のモティーフが浮かんでいたので、それを帰社後の昼休みの食堂での昼食後、五線紙のノートに書きとめているうちに、これは、80小節前後のピアノ小品に出来るな、と感じたので、大急ぎで、書き進めていたのです。
この時、休憩室の私の向かいに支店長が座って、私が書き進めているのを、ずっと見ていたのですが、私は、作曲中は、外界からの刺激をシャットアウトしますので、ひたすら、書き進めて30分で出来上がって、ホットコーヒーを飲みながら、「いい作品かもしれないなあ。独身寮に帰って、ピアノで弾いてみよう。」とつぶやいたのです。
つぶやいた、と言っても、1985年頃のことですから、ツウイッターじゃないですよ(笑)。
すると、ずっと私を観察していた支店長が、「すごいな。君は天才だ。新宿支店の宝物だ。」と大騒ぎして、食後、大阪の本店統括部(人事部)にすぐに電話をしたのです。
支店長室に呼ばれたので行ったところ、「君は、すごい。たった今、本店総括部に電話して、君の作曲の才能を報告したよ。でも、どうして、うち〔住友信託銀行〕になんか就職したの。」などと尋ねるので、私は、もう、仕事モードになっていたので、「支店長、仕事中に何をしていらっしゃるのですか。よほどお暇なんですね。」と言ったので、大笑いになりました。
「百聞は一見にしかず」と言いますが、そのとおりの状況が支店長の目の前で起こったのですから、そうだろうな、と私も感じましたが、あつかましくも、私は午前中に訪問した創価学会のことを報告して、「このままでは、三菱信託にとられちゃうかもしれません。」と言ったため、午後から、支店長が、私を支店長車に乗せて、再度、創価学会に行って、その週末の接待まで決めてしまったので、創価学会のそのときの信託預金に預ける予定だった20億円は、全て、「住友信託新宿支店」で丸取り出来ました。
しかも、それを、全て、私の成績にしてくださる、とのことで、次のボーナスにはねることまでおっしゃったので、「支店長、それは公私混同です。いけません。作曲は私の趣味に過ぎませんから。」と申し上げたのですが、そうはなりませんでした。
でも、このように、期せずして入ってくるお金は、拝金主義やM&Aで得るお金とは、全く、別物なので、有難くいただきましたが、300万円のうち150万円は、高松で、妾を8人も作って遊びほうけていた父と離婚後、高松市西宝町の実家で、祖父母と一緒に暮らしている母にキャッシュで現金書留で送り、食器が古くなったと言っていたので、125万円で、斜め向かいの伊勢丹で食器全て10コずつの『たち吉』と『アダム&イブ』でそろえて、「絶対に割れないように送ってください。」とお願いして送りました。
食器を出すのが大変だろう、と思ったので、残りの25万円で、高松市錦町に住んでいた叔母(母の姉)が毛皮の首巻がほしい、と言っていたので、ミンクの毛皮の首巻を伊勢丹で買って、高松に食器が届いたときには、母を手伝ってください、という手紙を送りました。
この食器は、今も、母の没後私の自宅の食器棚にあって、「岡山後楽園築庭300年祭」に、石井岡山県知事の招聘で、俳優の江守徹さんなどの朗読とコラボ出演した時に、私が、ギャラを一銭も受け取らなかったので、石井県知事がポケットマネーで買って送ってくれた、人間国宝の藤原さんの焼いた備前焼のビアグラス(50万円くらいするのだそうですが、江守さんは20分の朗読で300万円のギャラでしたから、適正価格だと感じています。)と共に置いて、愛用しています。
大体、食器はそれを使うためにあるのです、「なんでも鑑定団」に出すなんて馬鹿げていますよね(笑)。
前置きが長くなりましたが、善通寺市の23歳の若者と初めて会う場所は、割烹「篠乃路」にして、懐石料理のコースと素晴らしい焼酎は、私が全部ご馳走することに決めて、2012年4月5日の夜にして、個室も予約しました。
いろんなことをお話しすることにしています。彼が、外資系の生命保険会社で働いていること、趣味と副業がイラストレーターだということも、彼が思い切って私のところに電話してくださったときにお聞きしましたので、彼の営業上役に立つ、高松市内の資産家の私の高松高校時代の友人は全てご紹介するつもりですし、私の出版製本予定の自作楽譜は、全て、彼のイラストにしようと思っています。
割烹「篠乃路」の亡きご主人は、私の祖父の板前だった、岡田照馬の知人でしたし、割烹「篠乃路」の奥様は、私の作曲作品のファンなので、まさしく公私混同なのですが、高松は、海外の四国なので、東京のような営業手法は成り立ちませんので、それでいいと思います。
でも、参ったのは、彼のお父様が、53歳で、私よりも年下だということ、なのです。若すぎるなあ。でも、若いから、無限の可能性があるなあ。
どうして、若い知人のためにそんなにしてあげるのか、って。
それは、バブル前の好景気の時代を知らない、しかも、直属の上司が、2ちゃんねる世代のかわいそうな状況だからなのです。しかも、彼の世代は、年金は破綻していると思うから、大変だろうなあ。
でも、こんな世の中なのに、彼は、ミクシィで、異業種交流会を展開しているのです。こういう若者こそが、これからの、日本をよくしてゆくのだ、と、私は、確信しました。
いろんなことを勘案して、私は、彼の準保護者になることを決めました。私の決定事項は、絶対に変更しないことは、皆様ご高承のとおりです。
最後に、皆様に私からお願いがあります。
もし、終身医療保険に興味があれば、ご一報ください。香川県善通寺市の弘法大師の末裔の好青年の彼をご紹介しますから。