2014年08月10日
土のう作製場所の開設


台風11号が四国上陸予定なのですが、高松の満潮は8月10日(日)の朝9:51なので、かつて高松市を襲った、2004年の台風16号の高潮による、溺死者のことが思い出されます。
あの頃は、自宅で介護していた年老いた母と二人暮らしでしたが、満潮時の夜遅く、私は、自家用車を西宝寺山の高台に非難させ、避難所に指定されていた、日新小学校の体育館に下見に行ったのでしたが、日新小学校の体育館は既に水浸しだったので、高松市役所の人がやってきて、「ここは、危ないけん、香川県漁連の上層階に避難所を変えまっせ。」と大声で呼びかけているような状況でした。
しかも、隣町の扇町の平屋に住んでいた一人暮らしの老人が、あっという間に高潮がやってきたため、溺死して大騒ぎになっていました。溺死者が出た後、避難指示が出るような、ひどい状態でした。何でも、避難指示を出すには、助役の印鑑が必要だったのですが、満潮が夜中だったため、助役が帰宅後だったため、出せなかったようでした。
高松は雨が降らない場所で、断水はあっても、台風などめったに来ない場所でしたので、慣れていなかったためだったのでしょう。が、この件以来、高松市役所は本格的に高潮のことを考えていろいろ改善したのでよかったですね。
私の自宅の西宝町は、1丁目までは、高潮の被害があったのですが、私の自宅の2丁目は、県道33号線を挟んだ山側でしたので、大丈夫でした。が、翌朝、高松市中央商店街のアーケード下は、全て、海になっていて、鯛や鯵が泳いでいましたので、本当にびっくりしたものです。
今回の台風11号の直撃にあたって、高松市では、市内各所に、土のう作製場所の開設をして、住民参加でたくさんの土のうを作って準備しています。こういう事態になると、高松は町内会が確実に機能していますから強いですね。そこここの公園でみんなで土のうを作っていましたので、TVニュースになっていました。
大体、高松市内の町内会長は、讃岐うどんの製麺所の社長ですから、人が集まらなければ、ぶっかけうどんを振舞えば、絶対にみんな協力しますから、OKなのです。讃岐うどんは、うどん県民全員が尊敬している、うどん県出身の弘法大師が始めてくれた、有難い食べ物なのですからね。
高松市内のうどんが安すぎる理由について、歴史の浅い近代経済学では説明出来ません。
他県の人は、高松で食べる讃岐うどんのコストパフォーマンスについてガタガタ言っていますが、そんなものは、全く無関係なのです(笑)。
脱法ハーブや危険ドラッグの入る余地はないのです。
掲載写真は、昨日の夜食にいただいた、「黒田屋・田町店」の、『うどんセット』(480円)です。
かけうどん、カレーライス、ハンバーグステーキとサラダ、のセットで480円ということに、隣の席で食べていた、徳島から出張でいらっしゃった方は、腰を抜かしていましたが、高松では日常的なことなのです。しかも、「黒田屋」は、セルフではなく、一般店なのです。
それにしても、異常気象にもほどがありますね。
毎年、今頃になると、高知の早明浦ダムの貯水率がニュースになるのですが、今年は、高知の土砂崩れがニュースになっているのですから。

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