2011年05月16日
『ちしゃもみ』・・・・・讃岐の春のサラダ

鰆の箱寿司と一緒にいただく、讃岐の春の郷土料理を今日もいただきました。それは、『ちしゃもみ』です。
ちしゃ(チサ)は、今では貴重な伝統野菜のひとつになってしまいましたが、昔はどの農家の畑にも植えられていたサニーレタスに似た野菜です。
春のお祝い事のもてなしの一品に欠かせないお料理が『ちしゃもみ』でした。あくが強いので、あく出しのため一度もんで調理することから『ちしゃもみ』と呼ばれました。
いりこを小さく割いたものやさわらの酢漬、いかなごを入れたりし、素朴な味のサラダでしたね。
父方の祖母の一族が陵南町で大きな農家をしていましたので、遊びに行った時には、いつもいただきました。
最近は、珍しい野菜になってしまったため、たまに、懐石料理なんかでついていたら、本当に嬉しくて、いただきます。
掲載写真は、今日、スーパー「マルナカ」で買ってきていただいた、『ちしゃもみ』です。全くサニーレタスのサラダのように見えますけど、ドレッシングではなく、酢みそといりごまで合えているのです。
叔母がレタスで代用して作ってくれたことがありましたけど、やっぱり味が全然違うのですね。
Posted by 岡田克彦 at 23:38│Comments(0)
│讃岐の郷土料理