2012年04月02日
「丸山製麺所」の朝食

今日は久しぶりに、朝の6時半に近所の行きつけの製麺所の「丸山製麺所」に行って、朝食をいただきました。
ここは、朝6時開店なので、既に、地元のお客さんでいっぱいでした。私は、お腹が空いていたので、『讃岐うどん』、『讃岐ラーメン』、讃岐うどんにトッピングしたい『イカゲソ天』、讃岐ラーメンにトッピングしたい『金時豆のかき揚げ』、『稲荷ずし』、をいただきました。
しめて、640円、ということで、高松市内の朝の製麺所としては、ものすごくたくさんいただきましたが、すーーーっと入ってしまうのが、朝うどんのいいところなのです。
ほとんどの顧客は地元の人でしたが、男性一人と女性三人の四人連れの人達が入ってきてテボでうどんを、シャカシャカやって、かけうどんにして食べ始めました。
が、高松で生まれ育った私の直感で、絶対に県外のお客さんだと思ったので、早速歓迎の気持ちをこめて話しかけました。
「失礼ですが、遠方からいらっしゃったのですか。」
「はい。大分県から参りました。春休みなので、うどん巡礼に来ました。」
「うどん県にようこそ。よくいらっしゃるのですか。」
「はい。もう四回目です。でも、とてもとても全部の讃岐うどん店は回りきれないですよ。」
「そんな全部回るのは無理ですよ。ぼくなんか、高松市で生まれ育って55年になりますけど、全部回るなんてとんでもないですよ。自分の好みに合うお店を見つけたらそこでリピートした方が、ゆっくりいただけますからね。その点では、ここの製麺所に入ったのは正解ですよ。ほら、あそこにいっぱい賞状を張っているでしょう。ここは、農林水産大臣賞を何回も受賞している老舗讃岐うどん製麺所ですし、香川県庁主催の『讃岐うどんグランプリ』の審査員長ですから、ここが、高松市内のうどん店のひとつの指標なのですよ。」
とお話していると、丸山社長が入ってきたので、「大分県からいらしてくださった方達ですよ。」と、丸山社長と、ネギを刻んでいた奥様をご紹介しました。すると、奥様が、
「岡田さん、今朝はようけ食べるのう。」
とおっしゃったので、
「今朝はお腹が空いとるけん、うどんとラーメン両方いただいています。」
と答えると、大分県の皆様はびっくりしていましたので、
「うどんとラーメンは材料が一緒なので、香川県の製麺所はどこもうどんとラーメンを置いていますよ。ラーメンは手打ちのストレート麺です。ただし、香川県民がうどん好きなのでラーメンはあまり作っていなくて、裏メニューで行きつけの人にしか出していなかったんだけど、最近は美味しいので、言えば出してくれますよ。ちなみに、ここは、かけうどんも、かけラーメンも170円ですが、だしはうどんと全く同じイリコだしで、シナチクやチャーシューはないので、天麩羅類のトッピングもうどんと同じです。ただし、イリコだしの、うどんのだしにコショウをかけると、あっさりした塩味のラーメンになるので、女性には人気があるみたいですよ。」
とご案内し、今日、もし、昼前に栗林公園のそばにいるのなら、四国新聞社の裏の、「松下製麺所」にゆくと、ラーメンをトッピングしたかけうどんの、「ハーフアンドハーフ」が食べられることと、人気があって、俳優の中尾彬さんがたまに食べにいらしていることをご案内しましたので、食べに行くことになりました。
「ここは、うどん県なので、『ハーフアンドハーフ』もビールじゃなくうどんメニューのひとつなんだよなあ。」
と言うと大笑いでした。そのほか、ポッカの缶コーヒーは、丸亀町商店街のさぬきうどん「明石家」にゆけば、全部50円だから、ローソンは高いので買わない方がいいことをご案内すると、びっくりしていました。
香川県がうどん県になったことに伴って、高松駅もさぬきうどん駅に改名したことはご存知でしたが、香川県警をうどん県警に変えることにはいろんな意見があるみたいだけど、面倒だから、全部うどんにした方がわかりやすいと思っていること、香川県警のゆるきゃらは、香川県高松市屋島壇ノ浦で平家の扇を射落とした那須与一を使った「よいち君」だけど、那須与一の弓矢では今の香川県民の生命を守ることは出来ないので、うどんに変えても大して変わりはないことなどお話しすると、爆笑していました。
本当に久しぶりの、「丸山製麺所」の朝うどんでしたが、本当に美味しかったです。
「この頃は、朝うどんでなしに、朝ラーメンを食べる人が増えたんで。」と、帰りに奥さんがおっしゃっていましたが、讃岐ラーメンは、ヘルシーブームに乗って、この先、売れるだろうと思います。
掲載写真は、今日の早朝、「丸山製麺所」でいただいた、『かけうどん』(170円)、『かけラーメン』(170円)、かけうどんにトッピングした『イカゲソ天』(90円)、かけラーメンにトッピングした『金時豆のかき揚げ』(90円)、『稲荷ずし』(120円)、です。
Posted by 岡田克彦 at 10:13│Comments(0)
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