2014年04月08日
讃岐うどん「元気玉」について




讃岐うどん「元気玉」、なんて名称の讃岐うどん店は、うどん県内には、全くありません。
が、これは、台湾の台北にあって、大人気で、ものすごいブームになっているのです。
まあ、私は、「元気玉」という名称から、これは、丸亀市に本社のある「こだわり麺や」の仕掛けたことだろうと直感しました。が、その通りだったので、納得しました。
というのも、「こだわり麺や」では、『元気玉』という商品を販売しているからなのです。
『元気玉』は、手打ちして寝かせて、うどん状に切る前のうどんの大元〔でっかい円形のもの〕でして、購入して自宅へ持ち帰り、まな板の上で自分の好きな太さに切って茹でればよい商品なのです。
が、たぶん、うどん県外では、切るのが面倒くさいので売れないでしょうけど、私の自宅近所の香川県庁真向かいの、「こだわり麺や・高松支店」では、うどんの太さに好みのあるうどん県民が多いので、結構売れているのです。
台湾の、讃岐うどん「元気玉」のメニューはうどん県内とほとんど変わりません。すなわち、年中、『鍋焼きうどん』があり、と冬期限定で『しっぽくうどん』を出しています。かけ、ぶっかけ、生醤油、釜揚げ、釜玉、などは当然あります。また、トッピングの天麩羅にも、高野豆腐、金時豆、半熟ゆで卵天、がそろっています。
こうして、この、台湾に開店した、讃岐うどん「元気玉」のお陰で、台湾からうどん県に観光に来る人が急増し、台北と高松の直行便が、一日2便だったものが4便に倍増したので、讃岐うどんの力はすごいなあ、と思っています。
うどんの美味しさから言って、「こだわり麺や」は、「丸亀製麺」や「はなまる」のような、偽者ではありませんので、当然の帰結ですが、食をきっかけに素晴らしい国際交流が進んでいることはとてもとても素晴らしいことだと思っています。
台湾の皆様においても、日本に来る、というと、東京、大阪や京都が中心だったそうなのですが、今では、うどん県の方が人気が高いのです。
しかも、うどんを食べに、うどん県にいらっしゃった時、うどん県では、瀬戸内芸術祭を開催していて、瀬戸内海に浮かぶ直島に、いろいろな彫刻が展示されていたため、今、台北の知日家の間では、直島=アートの聖地、になっているのだそうで、笑ってしまいました。
私の幼少期の直島は、直島製錬所の操業により煙害で禿山だったのですが、植林を地元の人たちが行い、素晴らしい島に変貌したのですから、素晴らしいことですね。
こうした状況に対応して、うどん県知事が外務大臣を兼務していろいろな活動が活性化していて、うどん県の外郭団体の(社)讃岐うどん振興組合の理事長の、「さぬき麺業」では、台湾料理を使ったメニューを子ラボ開発するなどの活動から、キムチを讃岐うどんに導入して友好関係が出来た韓国に続いて、台湾との友好関係が出来つつあります。
まことに喜ばしいことですが、近隣国家とは、食で必ず友好関係を結べると思います。
うどん県は、出身者の弘法大師のご加護のおかげで、四国霊場八十八ヶ寺、豆腐、豆、うどん、などの食文化も豊かなので、いいのですが、将来的には、地方分権の主眼は、金融庁の地方分権ですね。うどん県民の納めた税金は、霞ヶ関にではなく、うどん県庁に行けばいいように思っています。
掲載写真は、順に、台湾の台北の、讃岐うどん「元気玉」の外観、こちらで人気ナンバーワンの「野菜かき揚げ天載せの、かけうどん」、店名の元になった、「こだわり麺や」の販売している『元気玉』、です。

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Posted by 岡田克彦 at 21:48│Comments(0)
│讃岐うどん