2011年10月26日
讃岐うどん店「やま家」の日本蕎麦

今日のお昼、私は、行きつけの近所の讃岐うどん店、それも、細麺の名店の番町の「やま家」で、今が旬の、日本蕎麦を月見でいただきました。
ここのマスターは、讃岐うどん店「黒田屋」で修行した後、「やま家」を開店させた方ですが、「黒田屋」の太麺ではなく、自分で研究した細麺でお店を始めて成功していますので、うどん職人さんとしては、オリジナリティーのある素晴らしい方だということもわかっていますので、日本蕎麦を始めた以上、絶対に期待していいだろうと思っていましたが、その予感は全くあたっていました。
今日、お蕎麦をいただいたのは、今が、蕎麦の旬で、一番香りのいい蕎麦をいただけるからですが、素晴らしかったです。
ただし、お蕎麦の材料の蕎麦粉は、うどんの材料の小麦粉の4倍もしますので、そのあたりを聞いたところ、蕎麦1玉は、220円で出しているのですが、「岡田さん、1玉だと足りないですよ。」と親切に教えてくださったので、2玉でいただきました。ちょうどいい量でした。
さすがに今の時期は新蕎麦が出ているので、蕎麦の香りが豊かでいいですね。
「讃岐うどんは旬はないのですか。」とお聞きしたら、「ないない。年がら年じゅう、小麦粉は同じですわ。」と奥様と一緒に爆笑していました。
いろいろお聞きすると、高松市番町界隈在住の皆様も、今の秋口の蕎麦の旬の時期は、うどんではなく、蕎麦を食べる人が多いのだそうです。
ただし、このお店にも、「ハーフアンドハーフ」があって、日本蕎麦を讃岐うどんのトッピングのように、うどんに載せるメニューがありました。
お客さんのリクエストでそうなったのだそうですけど、ラーメンとうどんの「ハーフアンドハーフ」は、材料が一緒ですからいいのですけど、蕎麦とうどんは材料が違うのですから、私は、邪道だと思っていましたが、マスターや奥様も同じご意見でした。
その証拠に、讃岐うどんでは、ショウガと一味唐辛子を載せていただきますけど、日本蕎麦は、七味唐辛子がいいですよね。
日本蕎麦と讃岐うどんの場合、七味唐辛子とショウガは絶対にバッティングするように私は感じています。が、ラーメンとうどんの場合、ショウガとコショウは、バッティングしないので大丈夫なのです。
掲載写真は、讃岐うどん店「やま家」の、『月見蕎麦』です。久しぶりに美味しかったです。
2011年10月26日
若いマイミクさんと、讃岐うどん店巡り

関西からいらっしゃった、若いマイミクさんの一人と、昨日、高松市内の、讃岐うどん店をご案内しました。
いろいろあるのですけど、昨日はあいにく雨が降りそうな天気だったので、アーケードでつながった8つの町から成る、高松中央商店街のアーケード下にいろいろある讃岐うどん店の美味しいところをご案内しました。
しかしながら、私は一昨日の夜遅くまで作曲をしていたため、寝過ごしてしまい、待ち合わせ予定だった、瓦町駅前に11時の予定だったのに、目が覚めたら10時半だったので、大慌てで起きて、タクシーを呼んで向かいました。
が、10分ほど遅れてしまいました。
「ごめんなさい。」と謝ったのですが、若い気持ちのいい彼は快く許してくれました。親しい友人と一緒だとのことだったのですが、その友人は、讃岐うどんよりも、琴平宮にお参りしたいとのことで、そちらにゆかれたとのことでした。今の時期、琴平の方は、スズメバチが出るのでもう少し時期をずらせたほうがよいと思いましたし、琴平宮は、縁切りの神様なので、親しい友人と一緒にお参りしない方がよいので、よかったなぁ、と思いながら、ともかく、トキワ街に入りました。
昨日、高松に到着して、既に、高松駅近辺で、「釜玉うどん」(たぶん「川福」だと思いました。)、丸亀町の「明石家」で「ぶっかけうどん」を食べていたので〔ただし、ここのぶっかけうどんは塩辛くて不味かった、とのことでした。たぶんゆで方がよくなかったのでしょうね。〕、これらは外して、まずは、何か嫌いなものがあるといけないのでお聞きしたら、青い魚が苦手だとのことだったので、これを外して、まずは、トキワ街の隣の南新町の「麺所 綿谷・高松支店」の『讃岐豚うどん』と、その斜め向かいの「たも屋・南新町女道場店」の『カレーうどん』、「うどんや・本店」の『生醤油うどん』、にご案内しようと思ったのでしたが、最初に入った「麺所 綿谷・高松支店」の『讃岐豚うどん』が美味しかったのですけど、あまりにもヘビーで、続けてゆくのならば、「うどんや・本店」の『冷やしかけうどん』かな、と思ったのですが、彼がスウィーツがいい、とのことだったので、すぐ近所のオープンカフェで、アイスカフェラッテをいただきました。
いろいろお話すると、彼はアルコールは全く飲めない甘党だとのことでしたので、腹ごなしに片原町商店街まで歩いて、「エビスヤ」の高松の『餡餅入り白味噌仕立てのお雑煮』をご案内したら、大喜びでしたので行ったのでしたが、「エビスヤ」の『餡餅入り白味噌仕立てのお雑煮』は、11月からだ、とのことでしたので、冷たく甘い系統の兵庫町の「こんぴらや・兵庫町支店」の、『冷たい温泉卵ぶっかけうどん』を食べに行きました。目的はここにいつもある「しょうゆ豆」を食べていただこうと思ったのでしたが、売り切れていましたので、仕方なく、えび入りの練り物のおてんぷらをとって、うどんにそえて食べていただきました。ここも、当然、手切り麺なので美味しいのですけど、どうしてなのでしょう、甘いものと讃岐うどんを交互に食べると、胃袋がおかしくなるのですね。参りました。

そして、最後に、三町ドーム2Fの「パパスカフェ」で、『コーヒープリン』をいただきましたが、ここで私の胃袋は力ついてしまいました。あと、北古馬場「ごえもん」の『アサリうどん』にご案内しようと思っていたのでしたけど、そこに、琴平宮から帰ってきた友人から彼に電話が入ったので、宿泊しているホテルまで送って、私は、タクシーで帰宅しました。
帰宅後、ひと休みしたら、私の消化器は完全におかしくなったようでして、お米は食べたくなくなり、ゆでたうどんに、大根おろし、ショウガと、醤油をかけただけの「生醤油うどん」が食べたくて仕方なくなったので、行きつけの、自宅近所の、郷東町の「さぬき麺市場」に食べに行きました。暖かいうどんと大根おろしと小豆島の醤油が、私の胃袋を癒してくれましたので、ほっとしました。
神原社長と、讃岐うどんと甘いもの交互に食べるのは大変だったことなんかをお話しましたら、「それはきついよね。大変だったでしょう。」と慰めてくれました。

うーーーーーーん。ぼくは悔しいけどもう54歳なんだな、と感じてちょっと沈みました。
そう言えば、昨日、若いマイミクさんと喫茶店でおしゃべりしている中で、ぼくは、「この頃はクラシック音楽に癒し効果しか求めない人がいるのはけしからんことだ。」なーーーんて偉そうに言ったよなあ、「生醤油うどん」ごときに、癒されているなんて、ぼくの胃袋は何て情けないんだ、と、感じてしまいました(笑)。
まあ、仕方ないですよね。人間誰しも年をとると、体のあちこちがダメになっちゃうんだからなあ、と、リルケの「マルテの手記」の聖諦の境地に陥った一日でした(笑)。
掲載写真は、順に、昨日いただいた、高松市南新町「麺所 綿谷・高松支店」の、『讃岐豚うどん』、高松市兵庫町「こんぴらや・兵庫町支店」の、『冷たい温泉卵ぶっかけうどん』、高松市郷東町「さぬき麺市場」の、『暖かい生醤油うどん』、です。