2014年02月04日
さぬき市志度町の『鬼の豆もらい』


昨日は節分でした。
大阪で始まった「恵方巻」の習慣が、セブンイレブンのPRもあって、今では全国の慣わしになっていますが、今でも、日本各地には、節分の独特の慣わしが残っているようですね。
私の住む、うどん県にも、高松市の東隣の、平賀源内の出生地として有名な、志度町に、『鬼の豆もらい』という風習があります。
『鬼の豆もらい』は、志度町に住む子ども達が、地域を回りお菓子をもらうという、したりです。
子供達がお菓子をもらいに行くのは、お菓子屋さんなどの商売をやっているところだけじゃないのです。
警察署、消防署や、郵便局などの公共団体においても、香川県志度町においては、節分に子供達が『鬼の豆下さい』とやってきたら、お菓子をあげないといけないのです。
ただし、このしきたりは、地域コミュニティーの最たるもので、子供達が、きちんと、挨拶をして、お願いをしないと、お菓子はもらえないので、子供のしつけとして、とても重要なしきたりになっています。
ちゃんと、「鬼の豆ください!」と言えるかどうか、もらった後に、「ありがとうございます!」と言えるかを地域全体で教えているのです。
昔は、子供達に、豆やみかんをあげていたのですが、今日では、いろんなお菓子に変わったそうです。でも、この主目的が、子供達に挨拶を徹底させることなのですから、何でもいいのです。
こういう素晴らしい風習は、是非、全国に広げて行って欲しいな、と思う、犯罪の多発する、今日この頃ですね。
掲載写真は、節分の日に、町を走り回る、志度町の子供達、です。

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タグ :地域コミュニティー