2011年05月14日
東京電力のリストラの不徹底について
「東京電力のリストラの不徹底について」ニュースの報道を見て呆れましたので、ちょっと書くことにしました。
リストラという言葉は、リストラクチャード(再構築)のことで、従業員をクビにするという意味ではないのです。
リストラが従業員をクビにするという意味で使われるようになったのは、日本にアメリカから、リストラクチャード(再構築)が入ってきたときに、一番最初にそれを導入したのが、三和銀行だったからなのです。
ご高承のように、金融機関は、メーカーのようにー工場などの設備は持っていませんので、唯一の資産は、従業員という人間なので、従業員をクビにしたのです。
アメリカのように全てがお金で決まる民度の低い多民族国家では、日本のように、終身雇用・年功序列がなかったので、解雇しても大丈夫なように、中途採用のマーケットが確立されていたので、OKだったのです。
さて、この度の東北地方の大震災の人災の部分、つまり、原発事故の責任の全ては、一民間企業の「東京電力」にあります。
従って、今回の賠償金の全ては、東京電力が、社長以下、役員も全員、身ぐるみをはいで裸一貫になっても支払わなくてはならないものなのです。責任者とはそういうものです。そして、その覚悟のある人のみが真のリーダーなのです。
東京電力の現社長以下、全役員は、これまでの人生において、ライバルを蹴落としたりして、「東京電力」などという、金儲けを旨とした、一民間企業などという、狭い狭い社会の中で、出世してきたのでしょうけど、そのような、これまでの人生全てをリセットして、責任を負わなくてはならないのです。
なぜなら、あなた達は、東京電力の社長や役員である以前に、血の通った人間なのですから、万物の霊長としての自覚があれば、この世で生きるにあたっては、絶対に、人間としての最低限のモラルを持っていないといけない義務があるからなのです。
メインバンクが怒っているのは当然です。なぜなら、そのような覚悟が、東京電力の現社長以下、全役員にそのような覚悟がないからなのです。
私は、既に、役員報酬は全額今回の賠償金に回したと思っていたのですが、半額という、中途半端なものでした。そんなにお金に困っていらっしゃるのですか。お気の毒な限りです(爆)。
東北地方で被災して、原発事故で発生した放射線のために、救助に行けなかったため、餓死した人もいたはずなのに、なんと、悠長なこと、そして、なんと馬鹿げたお金への執着でしょう。
彼ら、東京電力の社長以下役員は、リーダーなのでしょうか、というよりも、それ以前に、彼らは、熱い血の流れる哺乳類の人間なのでしょうか。
東京電力の社長以下役員は、全員、人間失格です。
もう、あきれ果てましたので、太宰治が「人間失格」で書いている言葉を若干アレンジして、私からプレゼントして差し上げましょう。
「東京電力の社長以下役員の皆様は、恥の多い人生を送っていますね。この後も、恥を重ねて生き続けるおつもりですか(笑)。あっぱれ世間の見世物です(爆)。」
Posted by 岡田克彦 at 16:03│Comments(0)
│ヒューマニズム