2012年05月11日

「若さ」について


今回は、いつになく、哲学的な考察をしてみたいと思います。



いつもうどんばかり食べているぼくが、哲学的な考察なんて、全然、似合わない、ってみんなに言われることはわかりきっていますし、結論は最初からハッピーエンドに決まっているのですけど、たまーーーには、許してください(笑)。



さて、いつも感じることなんだけど、人間は誰しも、自分の経験を価値観にしてしまっていることが多いですね。



特に、「若さ」という時間の経過によって発生する特徴については、そうですね。私のような55歳などという「年寄り」の世代まで生きてしまった人は、全員、過去に若かった頃を経験していますので、その頃の自分の生き方をベースに青春を語ることが多いですね。



大昔の曲の歌詞からちょっと引用すると、森田公一さん作詞の「青春時代」の歌詞の次の一節には、私は以前から、反対でした。



「青春時代が夢なんて あとからほのぼの思うもの 青春時代のまん中は 道に迷っているばかり」



本当にこんな青春時代の生き方をした人がいるのなら、相当、頭が悪いか、ひどい年上の人としか出会わなかったか、あるいは、年上の人の言うことを素直に聞かなかったからなのです。そうでなかったら、道に迷っているばかり、なんてことは有り得ないのですから。



それに、「自分の青春時代が夢だとほのぼの思う」なんて、余命いくばくもないのですから、時間の無駄遣いです。そんな暇があったら、今、青春時代を生きている人を全部崇拝して応援するような生き方をした方が、絶対に世のためになります。



・・・・・などと考えると、この歌詞は、超利己主義な生き方をした人の自己満足に過ぎないのです。



なーんて、意地悪な見方も出来ますが(笑)、私は、この作品のコード進行が大嫌いなので、歌詞もついでに嫌いになっているということです。



しかし、『これが青春だ』の次の歌詞は正しいと思います。



「誇り一つを 胸にかかげて 怖れ知らない これが若さだ」



また、『青春とはなんだ』の主題歌『若い明日』の歌詞も秀逸ですね。



「このむねに満たされた 力を信じよう 新しい明日は 僕たち手で作るのさ」



音楽の力は絶対的ですね。



『これが青春だ』、『若い明日』、いずれも、歌詞が正しいので、作曲者も素晴らしい音楽を自然につけているのです。



私は、はしだのりひことシューベルツの「風」こそが、人間愛を歌った歌としては、最高傑作だと思っています。



「ふりかえらずただ一人一歩ずつ ふりかえらず泣かないで歩くんだ 何かを求めてふりかえっても そこにはただ風が吹いているだけ」



結局人間は死ぬ時は一人なのです。全ての人間が、孤独に生きることの意味をわかっていたら、争いごとは絶対になくなるのです。



「若さ」は、人間の精神状態を示す言葉だと思いますから、「若さ」も「人間愛」に基づいていないと、全く意味がないのですね。



でも、私は、超個人的には、「若い人」が好きなんですが、これは、生涯変わらないだろうと思います。また、私の解釈では、「若い」とは、自分より年下の人たちのことなので、長生きすればするほど、自分より年下の人が増えるので、日々、ハッピーになってゆくのです。こんな幸せなことはありませんね(笑)。













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