2013年10月22日

今年の演奏活動を振り返って

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2013年はいろんなことがありましたが、私にとって一番の重大事件は、ボーカルの山本君と出会って、R&Bの米倉利紀さんの傑作「hands」と出会ってアレンジしたいと切実に願って、いろいろやったことでした。



彼は27歳ですから、56歳のぼくとは29歳も離れているのですが、音楽や演奏はそのようなものを飛び越して、一緒に仲良くなれることを立証できました。



また、偶然でしたが、彼もぼくも母子家庭の長男だったので、いろいろ話も合いました。



彼が、ぼくに、ぼそっと言った一言、「岡田さんのこと、親父だと思ってもいいですか。」という心の叫びが、父親のいない私の心にも強く響きましたので、彼とのデュオ結成は、必然的なものになりました。



私が一番尊敬する作曲家は、ショパンでもドビュッシーでもなく、J.S.バッハですので、この、私の大好きな、平均律第一巻24番のロ短調フーガを、アレンジしたばかりだった、米倉利紀さんの「hands」を山本君のボーカルで、2013年7月20日の、高松市林町の「カフェKUSAKA」コンサートで合わせたものが、二人の原点になりました。



山本君は、性格のさっぱりした、自衛隊出身のスポーツマンですが、ぼくにとっては、貴重なコラボ相方なのですが、この世の女性達が『イケメン』だと騒いでいるのですが、ぼくは、その感覚がよくわかりません。だって、男は、外見じゃなく中身ですからね(笑)。



ぼくにとっては、この、7月20日に、「hands」と一緒に何を演奏するか迷っていたのです。ショパンやドビュッシーの派手な曲の方がクラシック初心者の多い聴衆の前ではいいだろう、と思ったりしていたので、「ショパンの幻想即興曲、ノクターンの9の2、雨だれの前奏曲、英雄ポロネーズ、ドビュッシーの亜麻色の髪の乙女、月の光、あたりだとみんな知っていると思うけど、どれにしようか。」と言ったところ、彼はこう言ったのです。



「その曲は、岡田さんが一番好きな曲ですか。聴衆のことも大切だけど、『hands』はぼくの一番好きな曲だから、岡田さんも一番好きな曲をやって欲しいです。」と言ったのでした。



「だったら、J.S.バッハの平均律第一巻のロ短調フーガだね。これは、ぼくのライフワークだから。でも、初めてクラシック聴く人にとってはどうかな。」



「いや。ぼくも一番自分の好きな曲をやるのですから、岡田さんもそうして下さい。」



「はい。わかりました。」



ぼくは、親バカなので、息子の言うことには逆らえないのです(笑)が、彼の言うことは正解だったのです。






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