2014年03月31日
番町四丁目公園の満開の桜


今日は、自転車で、用のあった高松市役所に行きましたが、途中立ち寄った、番町四丁目公園〔以前の、八番丁公園〕の桜が満開だったので、しばらく眺めて楽しみました。
私が生れ育ったのは、香川県高松市番町4丁目3-7(以前の町名は、番町4丁目ではなく、七番丁)、でしたので、とても懐かしい気持ちになりました。
公園隣の郵便局は、こんな建物じゃなかったのですが、今車が行き来している車道も私が子供の頃は舗装されていなくて、土が剥き出しでした。
また、番町街の建物も、数寄屋造りのものが多かったように記憶しています。
この番町四丁目公園は、小学校入学時に祖父がプレゼントしてくれた愛犬のスピッツのシロと一緒に毎日散歩に来た場所でしたので、その後、大学時代に、シロとの思い出で作曲した、ピアノ組曲「白い波」OP.20(全11曲)のラスト前の、シロが亡くなった中学2年の時のクリスマスの前日のクリスマスイブに、シロと散歩した、この、番町四丁目公園で、突然シロが動けなくなって抱いて自宅まで帰った時のことを描写した、この組曲の10番の『冬の公園で』を思い出してしまいます。
この、10番は、変ロ長調の「きよしこの夜」で始まり、対旋律に、モーツァルトのレクイエムの「涙の日」が変ホ短調で加わる、生まれて初めての、福調を扱った作品でした。
あまりにも悲しい出来事を「悲しいです」と主張するだけでは、私は、作品として嫌なので、11番は、シロがいなくなった犬小屋に積もっている雪をテーマにした『雪』を、嬰へ短調で書いて、この組曲を終わらせたものです。
作品に接した聴衆がどう感じるかは聴衆の自由ですから、作曲者は、自分の感性を信じて音楽を作ることだけに集中すればよいのですよね。
技術や技巧は、道具に過ぎないのです。自分の発したい心の叫びを音に出来るかどうかのプロセスが一番重要なのです。
掲載写真は、番町四丁目公園の満開の桜、です。

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タグ :作曲の思い出