2013年10月09日

「労働基準監督官」がドラマになる異常な社会

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「労働基準監督官」がドラマになる異常な社会





日本テレビ系統で、今日、「労働基準監督官」のドラマを見ました。



このようなものがドラマになるとは、本当に、首都圏や本州方面は、拝金主義と自己中のはびこる、ひどい社会に堕落しているようですね。



私が「労働基準監督官」から強烈な印象を受けたのは、もう、13年ほど前になります。



ちょうど世の中が、ベンチャー立ち上げにわいていた、21世紀になったばかりのミレニアム当時のことでした。



亡き母の友人の、某・元衆議院議員の秘書の紹介で、香川県丸亀市で出来たばかりの、環境素材を扱っているベンチャー総合商社の営業基盤確立担当管理職として仕事を開始して2年経過した頃のことでした。



そこの、若いオーナー社長が、私が、官公庁などに基盤販売をして会社が上げた、年商1億円程度と、ベンチャー助成金はした金に目がくらんで、その金を持って、付き合っていた水商売の女とフィリピンに持ち逃げしたことがありました。



当然、給与、ボーナスも未払いのままでしたが、私の部下2名は、苦労したことのない、バブルの大量採用世代で、香川県から外に出たことのない程度の視野の人でしたので、泣き寝入りしたようでしたが、私はタダでは済ませませんでした。



「やられたらやり返す」ことはあたり前です。倍返しになるかどうかは、相手次第ですけどね(笑)。



高松の労働基準監督署に相談に行きましたが、このような案件は、担当者如何で何とでもなることは熟知していましたので、署長に面会出来るまで粘り、丸亀の労働基準監督署長に直接電話紹介していただきました。



被害者の日本国民の私がわざわざ出向くのですから、初日でこの程度のサービスを国家公務員に要求することは、当然の権利です。



こうして、アポイントメントを確実にして、翌日、丸亀の労働基準監督所に行きましたら、ものすごい格闘技家のような顔立ちで、香川県警にもいないようなすごい形相の署長が待っていてくださいました。そして、フィリピンから戻って来ていた、オーナーを確保して待っていてくださったのです。



別室で面会をセットして下さっていたのですが、私は鬼畜のようなオーナーには会いたくない旨申し上げると、「岡田さんはただ黙って横に座って、タバコを吸っていて下さい。私が話をつけますから。」とのことでした。



私は、労働基準監督署に強制捜査権があることくらいは知っていましたので、未払い給与の取立てだと直感しましたので、そのとおりにしました。



話は私が黙ってタバコを3本吸う間に隣で署長が全て話してくれて終わったのでしたが、最後に、署長が形相を一変させて、オーナーを怒鳴りつけました。



「無給で働かせるとは何事や。おい、今、お前、財布の中にいくら金を持っとんだ。まずそれを全部出せ。言うとおりにしないと、お前の親会社の土建屋の今度の丸亀市の入札案件もどうなるかわかっとんのやろうな。」



極悪非道なオーナーは、あわてて、斜め向かいの百十四銀行までお金をおろしに行って、その場で、私に未払い給与を支払いました。あたり前のことですが、被害者の私は、わざわざ、高松から丸亀まで出向いたのですから、プラスアルファーの車代があったことは当然の帰結でした。



このような案件について、私は、手ぶらで帰ることは絶対にありませんが、お金に異常な執着もありませんでしたから、母の介護もあり、この程度の些細な案件で裁判沙汰にするほど暇でもなかったので、オーナーにお金がないのなら、今、話題の「土下座」(笑)でも仕方ないかな、くらいは思っていましたよ。



ただ、非常に勉強になったのですが、人のお金を横領するような人間は、お詫びも、お金でする、という、非常に低能な下等動物だ、ということでしたね(笑)。



あとで、丸亀市労働基準監督署長とお話したところ、空手有段者であること、東京から転勤でいらして間もなかったこと、今のような対応をしないといけないほど、ベンチャー助成金ねらいの起業家が増えていること、等、のお話を聞きました。



早速、私は高松に帰ってすぐに、労働省のやっている、「高松テルサ」に行って、あの丸亀のオーナーに支払ったベンチャー立ち上げ助成金を直ちに回収するよう申し入れましたが、管轄外、という霞ヶ関の縦割り行政に阻まれて、出来ない、とのことでした。



助成金を出しても、それを正しく使わないのが、欲得にまみれた拝金主義者の常ですから、今後、公的な助成金を始める時には、それが正しく使われなかった時の資金回収のための強制権を担当部署には持たせないといけないでしょうね。



以上、殺伐となってしまった、拝金主義者の跳梁跋扈する、21世紀初頭の日本の社会状況と、それの、四国への伝染について、記述しました。



「覆水盆に返らず」という格言は、ベンチャー立ち上げ助成金のようなものに適応する格言ではないのですが、バブル大量採用世代の皆様の頭脳水準の劣化に伴い、日本語能力が著しく低下していることから、このような事態が起こっているのですね。



困ったことです。



掲載写真は、今日のブランチにいただいた、「こだわり麺や・高松支店」の、『冷たいかけうどん』〔8:30~10:30のサービスタイムは、150円〕、です。



異常気象のため、今日も暑かったので、美味しくいただきましたが、さっさと寒くなってもらわないと、『しっぽくうどん』が始まらないので、困りますね(笑)。






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