2013年08月07日
うどん三昧の一日


昨日も、またまた、うどん三昧な一日になってしまいました(笑)。
一昨日の夜、アレンジなどで夜更かししたので、昼すぎに起きた私は、まず、「黒田屋・田町支店」まで、自転車で、ぷらぷらと出かけて、冷たいかけうどん3玉、と、チキンボールのおでんをいただきました。
隣のテーブルにいらしていた老夫妻が、じっと私の食べ方、無料トッピングの、ショウガ、大根おろし、ネギ、等のとり方を見ていたので、県外からいらした方だと直感したので、早速、話しかけました。
「遠方からいらしたのですか。」
「鹿児島県から、本場のうどんを食べに参りました。」
「そんな遠くからですか。でしたら、ここの、黒田屋は、高松市内では、「生醤油うどん」(茹でたうどんに醤油を少しかけただけの、一番シンプルな食べ方で、うどんのコシ、そのものが味わえる食べ方)が美味しくて有名ですし、開店が午前10時半で閉店が翌朝の4時半の、昭和33年開店の老舗で、地元で愛されているお店なので間違いないですよ。よかったですね。」
「ああそうですか。ではよかったよかった。宿泊したホテルの方が勧めてくれたのですよ。」
「でも、鹿児島だったら、高松よりも美味しいものいっぱいありますから、高松ならば、うどんのほかに、讃岐コーチンの骨付き鶏、餡餅入りの雑煮、『大西食品』の『醤油豆』、『松風庵かねすえ』のキンツバの『唐芋きんとん』、硬くて硬くて噛み切れない煎餅の『くつわ堂』の『瓦煎餅』、あとは、『讃岐和三盆』くらいしか、名物はありませんので、『栗林公園』が美しいですから、そちらを散策されたらいいですね。」
「そんなにいろいろあるのですか、楽しみですね。栗林公園は今から行く予定です。」
「でしたら、栗林公園の中に茶店がいくつかありますから、お抹茶などを飲んで、熱中症にならないよう気をつけてくださいね。ただし、栗林公園の中の茶店のうどんは、全て、美味しくないですから、食べないでくださいね(笑)。栗林公園の正門を出た向かいに『上原屋本店』という素晴らしいうどん店があります。『きつねうどん』は、高松市内で一番美味しいですから、栗林公園のそばだったら、そちらで召し上がってくださいね。」
「『上原屋本店』ですね。わかりました。有難うございます。でも、本場のうどんは、安いですね。」
「そうですか。ここ『黒田屋』さんは、高松市内のうどん店としては、かけうどんが200円もしますから、高い方なのですよ。高松市内のセルフうどん店や製麺所の『かけうどん』は、150円~180円が適正価格のようですからね。」
「本当ですか。でしたら、皆さん、毎食うどんを食べるはずですね(笑)。」
などとおしゃべりしていたら、ちょっと足りないな、と感じたので、稲荷寿司を追加でいただきました。
猛暑のせいなのでしょうね。「黒田屋」には、小豆島の『冷やしそうめん』がメニューに加わっていましたが、気温がどうこうというよりも、湿度がすごく高いので、本当に大変な気候になりましたね。
そのあと、田町のマルナカのバナナを買いたかったのでそれを買ってから、サンボートで瀬戸内海の海風を楽しんで、モワーーーッとしてから、ホテルクレメント高松のパンを買って帰宅に向かいました。
ところが、帰宅中に自転車でぷらぷらしていたら、宮脇町の、うどん「誠」の前を通ったとたん、夕食もうどんが食べたくなったので〔ここのうどんもメチャクチャ美味しいのですよ。〕入ってしまいました(笑)。
「誠」は、一般店なのですが、かけうどんが、150円、で、コシが素晴らしい、私の自宅近所の店なのですが、夜7時までやっているので、夕食時は、いつも私の自宅近所の、常連客で満席の有名なお店です。
席について、何にしようかな、と、メニューを見ていたら、早速、今度は、私が隣の来店客のおじさんに、コテコテの讃岐弁で話しかけられました。麦焼酎を持ち込んで一杯飲みながらおでんをつついているので、常連の近所の人だろうと思いました。
「わしは、昭和30年生まれじゃ。あんたは、何年生まれな。」
「はい。私は、昭和32年生まれですから、2年先輩でいらっしゃるのですね。よろしくお願いします。」
私自身、東京が長いので、いきなり話しかけられると、自然に共通語になってしまいます(笑)。
「ほーなー。まあでも、ここは、高松やけん、共通語でしゃべらんでもええで。わしは、長いこと東京の、下落合やったんじゃ。あんたも東京におったんやろ。」
「はい。そのとおりです。ぼくが、東京で初めて住んだのは、野方でした。」
「なんや、ほんだら、西武新宿線つながりじゃのう。仲良うにしようで。」
「へえー。」(ここで、私も完全に讃岐弁になってしまいました。)
「何食べるか迷いよんなら、今、大将が茹でよるけん、釜揚げがええで。」
「この店、野菜天うどんが美味しかったんやけど、今日は夕食やけん、ボリュームのあるもんがええんやけど、何がええかいのう。」
「ほんだら、五目うどんがええで。」
「五目うどん、言うたら、何が入っとんな。」
「野菜天、肉、卵焼き、かまぼこ、鳴門ワカメ、海苔、大根おろし、ショウガ、ゴマ、まんでがん載っとるで。」
「ほんだらそれにするわ。すみません。五目うどん下さい。」
そのあと、そのおじさんは、常連客一人一人のうどんの好みを私に教えてくれました。
「あそこに座っとるばあさんは、いつも、ようけ食べるんで。見てんまい、3玉も食べよるで。」
私は吹き出しそうになりながら、高松は、個人情報の保護はあまりないことを確認しながら、ほっとしてしまいました。
「ハハハ・・。こんなにうどんでつながった町ならば、広島の16歳の殺人鬼の女みたいなもんは、出現せんけんええの。」
「ほんまにあの事件は呆れたわ。6人でよってたかってしばいて殺して首の骨折ったんやけんのう。」
「あの事件の責任は全部、親にありまっせ。どうせ、あの親の世代は、『ムカつく』『ウザい』『キモい』あたりの、タメ口をしゃべっりょったんやろから、それが、殺人鬼の女を育てた原点じゃ。ほんまにいかん時代になってしもうたのう。」
「わしらが子供の頃は、悪いことしよったら、近所にがいなおっさんがおって、親でのうても怒られよったのにのう。」
「そうやそうや。いかんもんはいかん言うてしつけないかんのに、あの広島の16歳の殺人鬼の女の親は、自分の言葉遣いや、しつけ方の悪いことを棚に上げて、全部、学校の先生のせいにしよった、モンスターペアレントやろからのう。ほんだけん、16歳の子が死刑にならんのなら、親が死刑にならないかんでっせ。殺された子の親のことを考えたら耐えられん事件や。」
「学校の先生は絶対に別格上位やったのに、どうして、こんないかん時代になってしもうたんかいのう。」
「政治がなっとらんでしょうが。ヒトラーをたたえよる麻生、やめん管、いかん総理が続いたけんのう。」
「一番いかんのは、鳩山や。」
「ほんまにのう。世間知らずにも程があるくそぼっこやったけんのう。沖縄はわやや。」
「ほんだけど、殺した人間の首の骨を折る16歳の女が広島におる言うて聞いただけで、わしは、この家は、山口組の幹部かもしれんのう思うたでぇ。殺人の英才教育したんかと思うたで。」
「ハハハ・・。高松であんなことが起こったらえらいこっちゃで。村八分じゃ。」
「そらそうや。グローバルスタンダードよりも、歴史があるけん、村八分の方が、絶対に強いで。」
・・・・・などなど話していたら、次の客が入ってきたのですが、他県の人だとすぐにわかりましたので、二人で、高松市内の讃岐うどん店のご案内をしました。
その次のお客さんのおじさんは、大阪から、うどんを食べに、香川県にいらした方でしたが、茹でたばかりの、釜揚げうどんに、大感激していました。
こうして、「また、誠で会いましょう。」と2歳年上のおじさんとはご挨拶して帰宅しました。
「いつ会うの。」「今でしょ。」なんて言わなくても、宮脇町は、私の住む、西宝町の隣町ですから、絶対に会えるのです。うどん好きな人は、絶対に「誠」に食べに行くことは決まっているからなのです。
掲載写真は、「誠」の『五目うどん』(450円)です。本当に素晴らしく美味しい夕食でした。

にほんブログ村

にほんブログ村

にほんブログ村

にほんブログ村


