この広告、メッセージは90日以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事でこのメッセージが消せます。
  

Posted by あしたさぬき.JP at

2012年07月28日

ロンドンオリンピック開会式をライブで見て




今日は、朝4時半から、NHKで、ロンドンオリンピックの開会式がありましたので、ライブで見ました。



事前には、日本の阿呆民放のワイドショーなどで、芸能人や著名人の誰が出るかなどを話題にしていましたが、ギャラでいくら使うか、なんて投資するお金の金額で、開会式の価値が決まるわけではないと思っていましたので無視していましたが、実際は素晴らしかったです。ベッカムは、テムズ川を若手の女子サッカー選手と一緒にボートに乗っての聖火リレーの映像で登場しただけでした。



イギリスの歴史、のどかな農村風景 ~ 産業革命 ~ 007 ~ ビートルズ、なども紹介されたあと、ファンタジーの前に、エリザベス女王が入場し、聾唖の子供達の少年少女合唱団による、国歌斉唱とイギリス国旗入場に続いて、子供達のためのイギリスナンバーワンの病院のシーン、眠りにつく子供達を襲う、ピーターパンやハリーポッターの悪いキャラクターをメリーポプキンズが追い払ってからのダンスショー、と展開されました。



そして、喜劇役者のオーケストラをバックにしたオルガン演奏で笑いをとり、ビートルズなどのメドレーに合わせて展開された最後で、出会った若い男女が結ばれるシーンのダンスによる表現の後、地元の若者のヒップホップ演奏、などのメドレーで、素晴らしい内容でした。



そして、ファンタジーのエンディングが、亡くなったため、この開会式に出席できなかった皆様への追悼の賛美歌のソプラノのアカペラソロと、それにあわせた哲学的なダンスによる追悼、でした。



ラストが亡くなった人達の追悼、という構成で、人の命の大切さを高らかに叫んだ、このファンタジーは、素晴らしい、の一言でした。



さすがは、イギリスです。なんとヒューマニズムにあふれた演出だろう、と、感動しました。アメリカの悪影響で日本では日常的になってしまった、いじめや差別の大好きなモンスターペアレントや、人の命よりもお金の大好きな、原発を推進したい野田総理や東京電力などには、全く、豚に真珠の、素晴らしい内容でした。



事前に、この内容を秘密にしたのは正解でしたね。マスコミのキャスターは事前情報がなかったので、おしゃべもほとんど出来ませんでした。



キャスターの説明なんかなくても、この程度の英語は、一般教養のある日本人にはわかりますし、キャスターのしゃべる日本語の声は、NHKのような控え目なものであっても、流れている音楽鑑賞の邪魔になりますからね(笑)。



そして、続いて、選手入場となりました。日本の衣装は、国旗の日の丸を象徴した、真っ白なズボンに真っ赤なジャケットで、イギリス国旗と日の丸国旗を全員が持っていて、よかったです。



これが、日の丸とアメリカ国旗なら、歴史の格が違うので似合わないのですが、日本とイギリスならばOKですね。



選手入場の後、最終聖火ランナーが誰になるのか、著名人の誰になるのか、などが騒がれていました。が、素晴らしかったです。かつてのイギリスの金メダル獲得アスリートから、若いハイティーンの7人のアスリートに渡され、若い7人が点火したのです。



既得権にこだわっている日本の年寄り政治家の皆様は全員見習って欲しいような素晴らしい演出でした。だって、先に死ぬ運命に決まっている人が、いつまでもかつての栄光にすがって権力をふるうほど醜いことはないのです。若い人達の活躍のために年寄りは奉仕しなくてはならないことを見事に表していましたね。素晴らしいです。



そして、聖火点灯後のラストは、ポール・マッカートニーのピアノソロでの歌による『ヘイ・ジュード』の演奏と、お客さんやアスリートの大合唱という、素晴らしいエンディングでした。



この歌詞は、息子を励ます、素晴らしい歌なのです。歌詞の中に、下記の素晴らしい一節があるので、この作品は開会式で演奏されたのです。



「ヘイ、ジュード 思い出して 全てをひとりで背負い込むことはない 君はクールを気取っている奴は馬鹿だって知っているだろ? それは人生を少しつまらなくするだけさ 全てを捨てて全てを受け入れろ ヘイ、ジュード はじめよう 君は誰かが助けてくれるのを待っている でもそれは君がやるべきことなんだ ヘイ、ジュード 君ならできるさ 君に必要なことは君にしかできない」



また、この作品は、世界中の人が知っている、ビートルズの大ヒットナンバーですから、自然に合唱が沸き起こり、最後の、「ラーラーラー、ラッララー」は、演奏を止めても会場に続きました。



本当に素晴らしい開会式でした。



現在の日本で、こんな素晴らしいものは出来ないでしょうね。



エリザベス女王に対応する天皇陛下以外、日本には人がいなさ過ぎますね。



にほんブログ村 グルメブログ そば(蕎麦)・うどんへ
にほんブログ村

にほんブログ村 クラシックブログへ
にほんブログ村

にほんブログ村 クラシックブログ ピアノへ
にほんブログ村

にほんブログ村 地域生活(街) 四国ブログへ
にほんブログ村

にほんブログ村 地域生活(街) 四国ブログ 高松情報へ

人気ブログランキングへ

blogram投票ボタン





  


Posted by 岡田克彦 at 09:33Comments(0)ヒューマニズム