2012年05月30日
「まるいち・郷東店」の『冷たいかけうどん』

「まるいち」は素晴らしいうどんを出す、香川県のセルフうどんチェーン店なのですが、今も、かけうどん(1玉)は、熱いのも冷たいのも、150円で提供している、たぶん、高松市内では一番安い、うどん店です。
しかも、毎月1日、11日、21日は、『まるいちデイ』となっていて、全てのうどんメニューが、50円引きになるので、呆れますね。
また、「まるいち」は、広大な農場を持っていて、トッピングの天麩羅の野菜類は全て自家製ですし、時々、フルーツトマトが収穫された時には、それを、うどん店の店頭で売っていますから、「丸亀製麺」や「ガスト」のような外食チェーンでは、絶対にかなわないのですね。

私は、「丸亀製麺」や「ガスト」も、基本的な経営方針として、第三次産業に特化するのではなく、原料から全て自家製にすれば、もっと安くできると思いますので、「まるいち」を見習って欲しいと思いますね(笑)。ただし、東京だとそんな広い農場は持てないでしょうから、地方都市でしか出来ないと思いますけど。
掲載写真は、順に、今日いただいた、「まるいち・郷東店」の『冷たいかけうどん』、『鶏天』、『うずら卵と、ゴボウの天麩羅』、デザートでいただいた『冷たいかけうどん』、です。

にほんブログ村

にほんブログ村

にほんブログ村

にほんブログ村



2012年05月30日
「名もないうどん屋」

今夜、20:00~、NHKの「ためしてガッテン」に、「名もないうどん屋」の名物女将が出演しますので、そのことを書きます。
「名もないうどん屋」は、高松市香川町の田んぼのほとりに、2000年に創業しました。ここの女将さんの手打ちうどんが美味しいというのが近所で有名になって、お店を開店したのです。
が、飲食店、という認識が全くなかったため、店名もなくやっていたのでしたが、うどん県では、美味しい手打ちうどんの噂は、すぐに口コミで広がるので、またたく間に行列の出来る名店になりました。
が、店名がなかったため、お客さんが、「名もないうどん屋」と呼称したことから、この店名になったのです。
私は開店当初から、噂を聞いていて、生醤油うどんと釜玉うどんが美味しいとのことでしたので、食べに行きたいと思っていましたが、噂では、お店が建物ではないような状況だということでしたので、香川町は自宅からも遠いので、行けませんでした。
ところが、私の自宅近所の香西町に移転してオープンしたので、食べに行くことになりました。廃業した工場の跡のだだっ広いところにお店があって、看板もなくわかりませんでしたので呆れましたけど、安くて素晴らしかったので、ほぼ、毎日食べに行ったものです。
しかも、定休日が決まっていないのです。女将さんが気分の悪い日には、お店を開けない、という、とんでもないお店でした(笑)。

でも、何回か食べに行っていて、いろんなお話をしていたところ、「息子さんが、九州大学に現役合格した。」ということを、本当に喜んでいたので、私は、個人的に女将さんが気に入ったので、常連になった次第でした。
ところが、高松市由佐町、という、また郊外の方に支店が出来たのですが、そちらのうどんの方が評判になったため、そちらにまたまた移転してしまいましたので、私は行けなくなりました。
お聞きした限りでは、由佐町のお店には、駐車場・トイレがないだけでなく、当初は、屋根もなかったので、さすがに、うどん県民の私も食べに行きませんでした。が、固定客の大工さんが無料で屋根を作ってくれたそうでしたので、一応の形は出来たようでしたので、その後は、由佐町でやっていたそうです。
まあ、高松市内には、うどん屋がいっぱいあるので困っていますから、うどんを作る気が起こらない、気分の悪い日には、開店する必要などは全くないと私は思っていますので、気分の悪い日には店を開けない、という「名もないうどん屋」のやり方は、とても素晴らしいと、私は感じています。
その後、しばらく、女将さんの気分が乗らなかったためか、「名もないうどん屋」がやっているのかどうか、全くわからないでいたのですが、2011年11月12日に、高松市西山崎町に、またまた場所が移転して、オープンしたばかりです。お値段は、釜玉、冷玉うどんが、1玉210円、1玉半270円、2玉330円、ぶっかけ、生醤油(温、冷)が、1玉160円、1玉半220円、2玉280円、トッピングの天麩羅は一律・90円、おにぎりは100円、ですので、相変わらず安く頑張っていますね。

また、蕎麦をねりこんだ、黒うどん(300円)、も、有名ですが、土佐ジローという、素晴らしい野生の鶏の卵を使った、少し高い、300円以上もする、メニューもそろえているようです。
まあ、今夜 20:00~、NHKの「ためしてガッテン」、ご都合よろしければ、ご覧下さい。大変な女将さんですから(笑)。
掲載写真は、順に、「名もないうどん屋」の、名物女将、冷たまうどん、蕎麦練りこみ黒うどん、です。

にほんブログ村

にほんブログ村

にほんブログ村

にほんブログ村



2012年05月30日
『山田家』系統の「つるいち」のうどん

東京スカイツリータワー内にオープンした、「うどん本陣・山田家」の味を私の自宅近所で味わうには、「うどん本陣・山田家」に行けばよいのですが、「うどん本陣・山田家」は、高松市牟礼町にあって、行列が出来るので、高松市牟礼町まで行くガソリン代がもったいないので、私は、「うどん本陣・山田家」で10年以上修行したうどん職人さんが、私の自宅近所の、鶴市町にベンチャーでオープンさせた、手打ちうどん「つるいち」へ、食べに行きます。
うどん店が乱立している香川県高松市内に住んでいても、そのお店のマスターの師弟関係を熟知していないと、香川県全体にたくさんあるうどん店を楽しむことは出来ないので、私は高松で若者達や友人に出会う度に、うどん店の師弟関係をご案内しています。
うどん店に食べに行って、マスターとお話するときの、この、ひと手間で、師弟関係を熟知しておくだけで、コストパフォーマンスを考えたうどん店を見つけることができるのですから、この部分のコミュニケーションをとっておかないと、大変な損失になってしまいます。
西讃にいらっしゃる三大師匠の、「松岡・山内グループ」、「中村グループ」、「渡辺グループ」は有名な大師匠ですし、『おそるべき讃岐うどん』や『映画UDON』においても大体紹介されましたので、うどん県民においては常識なのですが、高松市内では、この三大師匠に加えて、「山田家系」、「黒田屋系」、「たもや系」、「もり家系」、「こだわり麺や系」の5つの師弟関係は、絶対に押さえておかなくてはならない師弟関係ですね。
なぜなら、うどん県において、うどんは文化だからなのです。
クラシック音楽においては、「J.S.バッハ系」、「モーツァルト系」、「ベートーヴェン系」、「シューマン系」、「ショパン系」、「ドビュッシー系」、「フォーレ系」、「チャイコフスキー系」、「スクリャービン系」、「ラフマニノフ系」、「バルトーク系」、「メシアン系」などなど、それはもう大変な数の系統があるので、これに比べたら、讃岐うどんの師弟関係の系統を押さえるなんて、随分簡単なことなのです。
・・・・・といった次第で、昨日、カレーうどんが食べたかった私は、自転車ですぐの、隣町の鶴市町の「つるいち」へ、『カレーうどん』と『カレー釜揚げうどん』を食べに行きました。
「カレーうどん」の美味しい店は、高松市内にも一杯あるのですが、『カレーうどん』と『カレー釜揚げうどん』の両方をメニューにおいているお店は、「つるいち」だけです。
「山田家」系統のこのうどん店は、水でしめた「うどん」、と、水でしめない「釜揚げうどん」の違いを生かすことの出来るメニューを取り揃えているので、あたり前のことなのです。
初めてこのお店に食べに行った私は、メニューを見て、すぐに、この店は、「山田家」系のお弟子さんが開店させた店だとわかりました。
通常、カレーをいただく際においても、白米でいただくのか、十六穀米でいただくのかで、全然味が変わるように、『うどん』でいただくのと『釜揚げうどん』でいただくのでは、全く異なります。
「つるいち」には、カレー系統のうどんだけで、『カレーうどん』(380円)、『釜揚げカレーうどん』(400円)、『温玉カレーうどん』(420円)、『釜玉カレーうどん』(430円)、と、4種類もあるのです。
まあ、うどん県民たるもの、インスタントコーヒーの「違いのわかる男」である必要はありませんけど、『うどん』と『釜揚げうどん』の違いくらいはわかる男でいたいものですね(笑)。
だって、この程度の違いは、「ドビュッシー系」と「フォーレ系」の違いに比べたら、非常に簡単に把握できる程度の簡単なことだからなのです。
このような心づもりで食べに行ったのでしたが、あまりにも暑かったので、急遽変更して、私は、ここの、夏の創作うどんの一つ、『トマトざるうどん』(300円)をいただきました。
「つるいち」には、ざるうどんだけで、『すだちおろしざる』『ゴマざる』『山イモざる』『トマトざる』、の四種類があるのです。すばらしいことですね。
掲載写真は、「つるいち」の、『トマトざるうどん』、です。