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Posted by あしたさぬき.JP at

2012年04月12日

野菜で満腹です。






今日は、南新町商店街の「大日本社員食堂」のランチ(650円)をいただきました。



讃岐うどん店だらけの高松で、ランチ650円というのは、高いと判断されますが、「大日本社員食堂」は、朝採れ野菜しか使わない、農家の経営する素晴らしいお店なので、とても流行っています。



今日のランチは、『つけ麺のラーメン』、『揚げたおにぎりの野菜あんかけ』、『今日の野菜料理20品から好きなもの2品』、と、サービスでついている、無料の『ドリップコーヒー』(飲み放題)、でした。



ラーメンは、讃岐の手打ちラーメンですので美味しいに決まっていますが、つけダシが、トマト仕立ての鶏がらスープでしたので、全て飲めましたし、軽く揚げたおにぎりの野菜あんかけも、素晴らしい味付けでした。



が、やっぱり一番素晴らしかったのは、2品の野菜料理でした。今日、私は、『ブロッコリーとレタスのサラダ・ニンジンドレッシングかけ』と、『春菊の白和え』をいただきましたが、春菊がこんなに美味しいのは、新鮮さからでしょうし、ブロッコリーはほんの少し茹でているだけなのですが、新鮮なレタスと相まって、ニンジンのドレッシングとの抜群なコラボでしたので、感動しました。



本当にここの野菜は、いつも、素晴らしいですね。また、「大日本社員食堂」は、一人暮らしの高齢者のために、お弁当持ち込み可能なので、そういう高齢なお客さんもいっぱいいらっしゃっていました。



また、「大日本社員食堂」は、喫煙可なので、全ての人がゆったりとくつろいでいました。














そのあと、お薬など買い物をしながら、丸亀町商店街を抜け、兵庫町商店街に行って、久しぶりに、「うどん市場」で、『冷たいかけうどん・温泉卵載せ』(220円)と、小鉢から、『ひじき、レンコンと、コンニャクの煮物』と『スパゲッティとブロッコリーのサラダ』(2つで100円)〔しめて、320円〕のおやつをいだき、うどんかりんとう(520円)を買って帰りました。



「うどん市場」は、『柚子コショウ』と、『青海苔の天かす』が素晴らしいですね。



『うどんかりんとう』について、私は、高松市内のほとんど全てのうどん店で買いましたが、「うどん市場」の『うどんかりんとう』が一番美味しいですね。



『うどんかりんとう』において、うどんのこしはあまり関係なくて、甘さの違いなのですが、「うどん市場」の『うどんかりんとう』が、和三盆を使っているので美味しいのです。



こうして、「大日本社員食堂」の野菜料理と、「うどん市場」の小鉢で、野菜でお腹いっぱいになって、帰宅しました。













雨が降ったので、桜は、散ってしまったと思っていましたが、まだまだ、満開状態が続いていました。周囲の歩道も桜色なので、とても気持ちがいいですね。



掲載写真は、順に、「大日本社員食堂」のランチ(『つけ麺のラーメン』、『揚げたおにぎりの野菜あんかけ』、『今日の野菜料理20品から好きなもの2品・・・・・ブロッコリーとレタスのサラダ・ニンジンドレッシングかけ、と、春菊の白和え』、サービスでついている、無料の『ドリップコーヒー』、「うどん市場」の、『冷たいかけうどん・温泉卵載せ』(220円)と、『ひじき、レンコンと、コンニャクの煮物』と『スパゲッティとブロッコリーのサラダ』、の小鉢と、『うどんかりんとう』、自宅近所の西宝町の雨に塗れた満開の桜、です。










  


Posted by 岡田克彦 at 18:51Comments(0)高松市のグルメ

2012年04月11日

散り行く桜の季節になりました。






高松は、今日の雨で、桜が散り始めました。



私の住む西宝町は、町中に咲き誇っていた桜が今日の雨で散り始めましたので、歩道は桜色になりました。



桜が散ることはとても寂しいのですが、歩道がピンク一色になっているのも、また、綺麗ですね。








夕方に雨がやんだので、自転車で、高松城跡の玉藻公園まで行きました。



ここも桜が散り始めていて、とても風情がありました。



そして、夕食は、うちの近所の、「さぬき麺市場」にて、『わかめうどん』『びっくりかき揚げ』『明太子のおにぎり』をいただきました。もちろん、ここのお店の無料のトッピングの大根おろしとレモンもたくさんいただきました。











このあと、風が強くなるそうなので、4月15日のお花見会までに、桜は散ってしまうと思いますね。



まあ、4月15日には、ミクシィで出会った20歳代の若者達が中心になって、バーベキュー大会をするそうですし、私の友人の、津軽三味線奏者の筒井君も行ってライブをしますから、全然、楽しい集まりになると思いますけどね。



しかも、場所は私の自宅近所の郷東川の河川敷ですから、春らしい植物がいっぱいですので、楽しい集いになると思っています。



掲載写真は、順に、雨にぬれた私の自宅近所の桜、高松城跡の玉藻公園の散り始めた桜、「さぬき麺市場」の、『わかめうどん』『びっくりかき揚げ』『明太子のおにぎり』、です。




  


Posted by 岡田克彦 at 20:36Comments(0)香川県の豊かさ

2012年04月10日

「ばん家」の『カレー鶏天うどん』





今日は、番町の「ばん家」の新メニュー『カレー鶏天うどん』をいただき、とても感動いたしました。



カレーうどんに、ただの鶏天が載っているだけではないのです。歯ごたえのある、親鳥の天麩羅が載っているので、うどんのこしも、鶏の歯ごたえも本当に素晴らしいものでした。



また、カレーに、これでもか、というくらい、ニンジンがいっぱい入っているので、すごくバランスのいいカレーでした。が、何より、味がいいので、トッピングの春菊の天麩羅(80円)と一緒に、あっという間に、食べてしまったところ、さすがに、本格的なカレーですので、お店を出てから喉が渇いたので、無性にかけうどんを食べたくなったので、南新町の「たも屋・女道場店」へ行って、『冷たいかけうどん』に、無料のトッピングのワカメ、紀州梅干、大根おろし、レモンをたっぷり載せて、『竹の子の天麩羅』をそえていただきました。








そして、こちらの『冷たいかけうどん』も、いつもどおり素晴らしく、竹の子もとても新鮮で柔らかかったので、感動しました。



ここまで感動的なうどんに出会うと、もうこれ以上ほかのうどんは食べたくなくなりますので、夕食は、自宅でご飯と焼き魚をいただきました。



自転車での行きも帰りも、高松市内は、桜が満開でしたが、商店街を自転車でぼーーーっと走っているとき、ポケットから小銭入れが落ちたのですが、何と、高校生の若者数名が自転車で追いかけてきて、拾って持ってきてくれたのです。



「財布落とされましたよ。」



「えっ、そうですか。どうも有難う。」



「あっ。今、あいつが拾って持って来てます。」



「落とされた財布ですよ。」



「えっ。拾ってくれたの。どうも有難う。助かりました。本当に有難う。」



「俺達、急ぎますので。」



私は思わず自転車を降りて、彼らをお見送りしました。いいですね。こういうおせっかいな若者が、高松では育っているのです。



こういう若者達のためにも、伊方原発は絶対止めないといけませんね。








掲載写真は、順に、「ばん家」の『カレー鶏天うどん』と『春菊の天麩羅』、「たも屋・女道場店」の『冷たいかけうどん』と『竹の子の天麩羅』、私の自宅向かいの「四電工・香川支店」前の満開の桜並木、です。



「四電工」は、その桜が美しいだけでなく、親しくしている映画評論家の帰来〔きらい〕さんもいらっしゃいますし、文化水準の高い皆様が勤務していることも知っているのですが、伊方原発はいけませんねえ(笑)。早く止めましょう。



もちろん、伊方原発を作ったのは、経済産業省の命令を受けた「四国電力」であって、「四電工」ではないこと、「四電グループ」の中でも、「四国電力」と「四電工」はとても仲が悪いこと、「四国電力」の従業員5000人のうち、50人くらいは「良い人」がいることも、百も承知なのですけど、50人の力で「伊方原発」推進の全従業員を動かすことは極めて困難でしょうから困りますね。




  


Posted by 岡田克彦 at 21:21Comments(0)讃岐うどん

2012年04月10日

満開の桜と「さぬき麺市場」






昨日は、綾川町のM君と、善通寺のK君が、ぼくに会いにいらっしゃったので、うちの近所では、一番、ボリュームのある、「さぬき麺市場」へ一緒にうどんを食べに行きました。



というのも、27歳の若い彼らが、この前、食べに行ったのが、高松の「うどんこ丸」だと知っていたからです。「うどんこ丸」は、「ぼっこ屋」同様、3玉~5玉のかけうどんの値段が一緒だということを知っていましたので、こんなにたくさん食べる連中ならば、もう、これは、営業時間3時間で『生醤油うどん』食べ方放題240円の、宮脇町の「吾里丸(ごりまる)」しかないな、と思ったのですが、「吾里丸(ごりまる)」の、生醤油うどん食べ放題は、毎週火曜日だけなので、『びっくり鶏天』(300gの鶏肉の天麩羅)や、馬鹿でかい『野菜かき揚げ』が100円で、うどんの麺が、最盛期の「かな泉」に近く、1玉が1.5玉の、「さぬき麺市場」にご案内しました。


















すると、K君は、まんのう町のコシヒカリのご飯(150円)に、びっくり鶏天(100円)、を載せて、天丼にし、かけうどん(180円)に、馬鹿でかい、アナゴ天(100円)を載せて、お吸い物代わりに食べたので、さすがに、若いな、と感動してしまいました。



もちろん、「さぬき麺市場」は、大根おろしもレモンも無料でとり放題ですので、西讃の彼らもびっくりしていましたが、「さぬき麺市場」のオーナーの神原さんは、西讃の多度津町の出身なので、ご案内しました。



まあ、世代を超えて、香川県内〔つまり、うどん県内〕の皆さんと仲良くするには、讃岐うどん店情報を持っていないといけないのですね(笑)。



彼らの豪快な食べっぷりを見ていて、さすがに、ぼくも、癒されました(笑)。















そのあと、ジョイフルでケーキセットをいただいて、彼らの立ち上げたベンチャー企業について、いろんなお話をしました。



久々に、永田町や東京電力のこと、関西電力の原発再稼動のことなど忘れて楽しかったので、自宅に帰ってから、私は、テレビは見ないで、J.S.バッハを弾いて過ごしました。



掲載写真は、順に、彼らと待ち合わせた、私の自宅近所の、西宝町のミニストップ前の桜、向かいのFM高松前の桜並木、「さぬき麺市場」の、『かけうどん、びっくり鶏天、かき揚げ、大根おろし、天つゆ』、です。




  


Posted by 岡田克彦 at 00:32Comments(0)香川県内の親友

2012年04月09日

桜満開の高松






相変わらず、暖かいとは言えないのですが、例年どおり、高松は桜が満開になりました。



昨日の夜、東讃交通のタクシーを呼んで乗ったので、いつもどおり無愛想な運転手のおっさんだろうと思っていたら、女性ドライバーでしたので、ほっとしました(笑)。



この頃は、不景気が日常的になっているので、専業主婦の方は少なく、共働きが普通なので、当然、女性タクシージライバーも増えているのですね。



「夜までご苦労さん。日曜日やけん、いつもどおり、夜は人出少ないんやろう。」とお聞きすると、



「はい。今日の昼間は、お花見で人出は多かったのですけど、夕食は皆さんご自宅のようで、食べに出ている人は少ないですね。」とのことでした。



「ほんまにのう。今の政治家はマクロ経済学の勉強不足でっせ。消費税上げないかんのはわかるんやけど、この景気が下向きのときに、『もうちょっとしたら、消費税上げまっせ。』いう予告するだけで、国民はみんな将来に対して“弱気”になって消費が落ち込むんはわかりきったことやのに、官僚の機嫌とって、長いこと総理大臣やって銭儲けすることしか考えとらんのやけん、いかんのう。ほんだけん、お花見の後、外食する人が減ったんや。鳩山は、『ヒヨドリが鳴いたけんやめます。』言うてやめたはずやのに、まだウロウロしよるし、管は、福島原発に電気供給するバッテリーが縦何センチかいうことが一番の重要課題みたいな技術バカやったし、ドジョウが消費税上げるんに命かける言うて騒っぎょるけん、くそぼっこの総理が続いてわやや。ドジョウは香川県に来たらええんや。みんなでドジョウうどんにして食べてしもうたら、景気もようなるわ(笑)。」



などとお話ししておりましたが、桜は満開なので、私の住む、西宝町は、桜がいっぱいなので、街中からずっと桜が咲き誇っています。








桜には、人間のような金銭欲などの煩悩がないので、素晴らしいことですね。



掲載写真は、順に、私の自宅向かいの、四電工香川支店前の、毎年美しい花を咲かせる桜、その並びの「FM香川」前の桜並木、その向かいの「JR四国研修所」前の桜、です。



まだ寒いので、栗林公園には行く気がしないのですが、一昨日の土曜日、公渕森林公園へお花見に行った友人の話では、寒くて風が強かったので大変だったそうです。



お花見会は、今度の日曜日、4月15日、郷東川の河川敷に、若い友人達と行きますので、私の親友の津軽三味線奏者の筒井君も誘って、散り行く、あるいは、散ってしまった桜を眺めて三味線を聴く、風流なお花見会にする予定です。



私は、桜を見るだけに行くのはつまらないと思っていますから、三味線のライブくらいないと、わざわざ出かけて行きたくないのです。











今年のお花見が、散り行く桜を眺める集いになる、ということは、今の日本の落日を象徴しているような気がしますね。



  


Posted by 岡田克彦 at 06:08Comments(0)地域コミュニティー

2012年04月08日

うどんづくしの一日







今日は、少し暖かくなったので、うどんを食べ歩きました。



日曜日なので、製麺所や休みのお店もあるのですが、そこはそれ、うどん県県庁所在地の高松ですから、開いているお店もたくさんあるのです。



まずは、南新町に行きました。さすがに、肉うどんで有名な「綿谷製麺所」はお休みでしたが、「たもや」、「うどんや」は開いていましたので、まずは、「うどんや」へ行き、『暖かい卵ぶっかけうどん』『カニカマ天、ナス天』『大根とさつま揚げのおでん』『サラダ巻き』をいただきました。



とても美味しかったので、元、マルヨシの経営していたファミレス「グリーンハウス・茜町店店長」の、ここの店長とおしゃべりしたり、自動販売機で、新発売のカフェラッテをいただいていたら、遅くなってしまったので、斜め向かいの「たもや・女道場店」が閉まってしまったのですが、高松市中央商店街の中はうどん屋さんだらけなので、全然大丈夫なのです。



続いて、「こんぴらや・兵庫町支店」に行って、『冷たいかけうどん』をデザートとしていただきました。











が、久しぶりだったので、ゆっくりとタバコを吸っていると、夕食時間に近くなりましたので、ここの冷たい創作うどんの大ヒット商品『冷たい明太子マヨネーズうどん』を、『鶏肉の竜田揚げ、竹の子の天麩羅』と一緒にいただいて、本当に感動したので、もう一杯食べようかと思いましたが、明日も、綾川町の若い友人が遊びに来て一緒にうどんを食べに行くことと、床屋に行く予定があったので、夕食は、家でご飯を食べようと思い、床屋によって帰宅しました。










掲載写真は、順に、「うどんや」の、『暖かい卵ぶっかけうどん』『カニカマ天、ナス天』『大根とさつま揚げのおでん』『サラダ巻き』、「こんぴらや・兵庫町支店」の『冷たいかけうどん』、と、「こんぴらや・兵庫町支店」の『冷たい明太子マヨネーズうどん』『鶏肉の竜田揚げ、竹の子の天麩羅』、です。












  


Posted by 岡田克彦 at 21:19Comments(0)讃岐うどん

2012年04月07日

久しぶりの「誠うどん」の『野菜天うどん』





今日も晴天だったので、うどんを食べに出かけたのですが、とても寒く風邪をひくといけないと思いましたので、近場ですませて帰り、家で休みました。



久しぶりに、亀岡町の「誠うどん」で『野菜天うどん』をいただきました。それは、夕方くらいだったためです。「誠うどん」は、老舗一般店なのですが、県外客やマスコミが来ると、常連客が迷惑する、という理由で、マスコミ対応上、営業時間は、夜の5時で閉店と発表しているのですが、実は、午後7時くらいまではいつも開いているのです。



このお店の、固定客を大切にする姿勢が私は大好きで、自宅からも近いので、時々、利用しています。








この店は、一般店なので、注文を受けてから茹でてくれますので、待たされますので、正しい讃岐うどん店なので美味しいのですが、かけうどん150円で頑張ってやっています。が、この店の一番人気は、『野菜天うどん』(350円)で、セルフでもこんなに野菜の天麩羅採ったら、350円では絶対にすまないくらいたくさん、野菜の天麩羅が載っています。



ニンジン、タマネギ、かぼちゃ、ナス、サツマイモ、が載っているのです゜



今日は、これに、ゆで卵のおでんをそえていただきました。







掲載写真は、順に、うちの近所の満開の桜、香川大学の満開の桜並木、と、夕方、「誠うどん」でいただいた、『野菜天うどん』と、ゆで卵のおでん、です。




  


Posted by 岡田克彦 at 23:47Comments(0)讃岐うどん

2012年04月06日

うどんの美味しい一日





近所の桜も満開になりましたが、まだ、風が冷たい変な天候です。



今日は晴れていたので、自転車に乗って、またまた、うどんを食べに出ました。



お店に行く途中の香川大学の桜並木なども、全て満開でした。しかし、今年は肌寒いですね。もう少し暖かくならないといけないなあ、と感じました。



肉うどんを食べたかったので、南新町の「綿谷製麺・高松支店」に行き、『肉うどん・小』<1玉ですが、綿谷製麺は1玉が1.5玉なので、大にはしない方がいいお店です。>(350円)、トッピングのナス天、コロッケ(各90円)、おにぎり(80円)〔しめて、610円〕をいただきましたら、本当にお腹いっぱいになってしまいました。ここのおにぎりは、ものすごいボリュームなのです。1個でお茶碗1杯以上あります。








そのあと、喫茶店でゆっくりしたり買い物を済ませてから、番町に昨日の2012年4月5日に新しくオープンした、宮武系列の新しいうどん店「手打ち・聖風うどん」〔住所;香川県高松市番町2丁目4ー11エムズビル1階 電話;087-851-2560 日・祝 定休 営業時間;10:30--17:00(玉切れ次第閉店)〕に行って、まずは、ひやあつをいただきました。



マスターは高松出身の若者で、西讃のみやたけでずっと修行していたそうで、みやたけと全く同じうどんを、絶対に機械化せずに、全て、手作業で出すので、毎日出すうどんの玉数が限られているため、値段が高くなっている、とおっしゃっていましたが、かけうどんが230円ですし、生醤油うどんが180円ですから、決して高いとは感じませんでした。



この場所は、以前、「セルフうどん彩彩」があったところですが、この場所は、高松市番町という、讃岐うどん店の激戦地域ですので、完全手作りうどんならば、勝負出来ると思いました。



だって、ひやあつ、の、かけうどんは、手作業らしく、不揃いの麺が入っていますし、ダシは、完全に息吹島のイリコだしでしたので、麺の一つ一つのこしに、ふくらみとボリュームが感じられましたので、ほかの讃岐うどん店とは、全く異なっていましたので、とても満足していただけました。







サービス券を来店客全員に渡していたのですが、これが3枚たまると、トッピングの天麩羅(80円か100円です。)をサービスしてくださるとのことでした。そんなにサービスしなくてもわかっている人は食べに来ると思いますので、大丈夫ですよね。ここは、うどん県、なのですから(笑)。



そうこうしていると15時前になったのですが、15時で、麺が売り切れたため、来店客にその旨を伝えて、閉店になりましたので、ラッキーでしたね。



掲載写真は、順に、自宅のすぐそばの満開の桜、「綿谷製麺・高松支店」の、『肉うどん・小』『トッピングのナス天とコロッケ』『おにぎり』、「手打ち・聖風うどん」の『ひやあつ』、です。


  


Posted by 岡田克彦 at 18:42Comments(0)讃岐うどん

2012年04月05日

「人生って不思議なものですね。」




















ちょっとテレビをつけたら、三井住友信託銀行のCMが流れていました。三井住友信託銀行がもうすぐ出来ますね。



もちろん、こうなることは、母の介護で高松にUターンする前、早稲田大学政経学部を卒業して住友信託銀行で1979年から1994年まで、15年間東京で働いた私は、住友信託銀行の大阪の本店統括部からのご案内で知っていましたが、これは、香川県にとって大変な出来事なのです。



私が住友信託銀行で勤務していた当時は、大蔵省(今の金融庁)の指導で、四国など、人口50万人以下の地方都市の県庁所在地への信託銀行の支店出店は格段の特別な事情がない限り、1社だけ、と決められていました。香川県高松市は、三井信託銀行の縄張りに指定されていて、同様、徳島市と高知市は、東洋信託銀行(UFJ信託)、愛媛県松山市は、住友信託銀行、の縄張りになっていました。



こうしたことから、香川県高松市は、ずっと三井信託一社だったのですが、電電公社の共済を三菱信託銀行が一社で担当していたため、電電公社がNTTになったときに、四国在住のNTTとNTTグループの従業員の退職者などのために、三菱信託の支店が四国になかったため、高松市は、格段の事情が認められ、三菱信託銀行の支店も開店しました。



従って、私が母の介護のために高松にUターンする時には、人事部長に相談したところ、岡山支店でどうだ、と言われましたが、マリンライナーに乗って瀬戸大橋を渡って通勤するなんてことは不可能だと思いましたので、いろんな知り合いを通じて仕事を探して転職してUターンしたものでした。



財閥の中でも、三井と住友は一番仲が悪かったのです。以前から、東京と大阪は、非常に対抗していましたし、三井家先祖代々のお墓、住友家先祖代々のお墓は、いずれも、京都にあるのですが、私が住友信託銀行に入社した1979年当時、住友グループの企業、三井グループの企業は、新入社員研修の中日に、それぞれのグループの本家の先祖代々のお墓参りをさせて、お墓の前で忠誠を誓う、という、江戸時代の丁稚奉公のようなことが行われていました。



三菱は、明治維新後の財閥ですから、そんな前近代的なことはしていませんでしたし、富士銀行の安田グループは、本家と縁を切っていました。が、三井と住友だけは、江戸時代の気風が残っていたのですから、特に仲が悪かったのです。従業員の福利厚生も、一番良かったのは、三井で、一番ひどかったのは『滅私奉公』の住友、でした。



従って、三井銀行と住友銀行が合併した時、私は、高松にUターンしていましたが、びっくりしたものでした。それはもう、阪神淡路大震災のとき、高松も震度5でしたのでびっくりしたものでしたが、それ以上の驚きでした。だって、合併後のことを考えたのですよ。キリンビールは三井、アサヒビールは住友、東芝とソニーは三井、NECとパナソニックは住友、だったのです。しかも、各財閥の大元は、三井が三越、住友が別子銅山、だったのですから、水と油でしたので、元、三井の融資担当者が、元、住友グループの会社に行ったら、絶対にいじめられると私は確信したのです。



しかし、信託銀行は、都市銀行と違って、長期の金融機関でしたから、水面下で合併の話はあったと思いますが、三井信託と住友信託は合併しにくいだろうな、と私は確信していました。



それは、住友銀行と住友信託銀行が、同じ住友グループなのに、非常に仲が悪かったからでした。これは、昭和23年頃、不景気で全ての信託銀行が破綻しそうになったとき、三菱銀行は三菱信託を、三井銀行は三井信託を、富士銀行は東洋信託銀行(UFJ信託銀行)を、助けたのですが、住友銀行は、住友信託銀行を吸収しようとしたため、両頭取と社長がつかみあいの喧嘩をしたことに起因しますので、根が深いものでした。



従って、住友銀行が三井銀行と合併しても、住友信託銀行はなかなか信託銀行同士の合併において、住友銀行と同じ動きをしたくないと思ったに違いないのです。その証拠に、住友信託銀行は、UFJ信託銀行と合併しようとしたのでしたが、UFJを三菱にとられてしまったため、出来なくなりました。



万策尽きた住友信託銀行はやっと三井信託銀行と合併することになったと思いますが、それくらいでちょうどいいのです。住友信託銀行は金の亡者でしたが、私の音楽の親友のアマチュアヴァイオリニストのYさんは、三井信託銀行勤務だったので、実に素晴らしい人材でしたので、彼が、住友信託銀行のような金の亡者の影響を受けることは、彼のヴァイオリンの音色を濁らせるだろうと思ったからです。



まあ、それはともかく、高松に住む私は、本当に楽しみですね。三井信託銀行高松支店の前支店長は高松高校の後輩でしたので懇意にしていましたので、ここに、住友信託銀行出身の金の亡者が来たらいけないと思いますので、チェックして参りたいと思っております。



香川県はうどん県になっていますので、うどんの嫌いな人は、まずダメですし、讃岐うどんを始めた弘法大師の四国霊場八十八ヶ寺を歩いて巡礼するくらいの、謙虚な気持ちを持っていないと、高松では営業は出来ません。贈答品の価格よりも、担当者の人柄や心意気の方が重視されますので、金の亡者では営業は不可能なので、住友信託銀行出身の皆様も、がんばって謙虚になり、人間を磨きましょうね(笑)。



それはともかく、世の中の価値観が、今、確実にひっくり返っていますね。東京都知事と大阪市長の密談などは、バブル前には考えられなかったことですし、東京・霞ヶ関の中央集権体制はだんだん、崩れているようです。



消費税や社会福祉といった個別の問題よりも、こうした、価値観の変更の方が、100年後、200年後の日本にとっては大切なことだと思いますので、どうなるのかについては、大変興味深いですね。



個人的に、私は、四国は海外だと思っておりますので、霞ヶ関がとろとろしていたら、地方分権にとどまらずに、独立国家にしてもいいと思います。



瀬戸大橋の入口に外務省を置いて、香川県宇多津町の入口では、うどんパスポートを、愛媛県今治市の入口では、タオルパスポートを、徳島県鳴門市の入口では、金時芋パスポートを、それぞれ、買わないと入れないようにし、公用語は、それぞれの地域の方言にすればいいのです。源頼朝が鎌倉幕府を開いたのが1192年、という知識が、世界史の知識になるだけのことですから、たいした問題ではないのです。



まあ、冗談はさておき・・・・・。



「人生って不思議なものですね。」



私が早稲田大学政経学部に入ったのは、京都大学法学部を滑ったためでした。浪人すると親に迷惑をかけると思っていたので、滑り止めで受かっていた、慶応大学経済学部と早稲田大学政経学部では、早稲田大学政経学部の方が授業料が安かったので、やむなく、入ったのでした。



志望校に入れなかった私は、大変な挫折感を味わいましたが、上京したことで、音楽方面で、作曲の恩師にも出会えましたし、早稲田大学に入学したことで、マスコミ各社の友人とも出会えました。



有楽町の外人記者クラブでピアノ演奏のアルバイトをしたお陰で、いろんな人達の音楽ニーズにも接することが出来ました。



東北地方や北海道出身の方と本当に親しくなれましたし、東京から大阪に転勤になった時、「ああ、ぼくは、日本に帰ってきた。」と痛感しましたが、大阪には外務省がないので、絶対に東京にはかなわないだろうなあ、大阪は大きな地方都市だと思いました。



どうして、何もかもが、東京に集中していないといけないんだろう、と、その頃から思っていました。



これは、味覚が大きく影響しています。なんで、東京の煮物はどれもこれも真っ黒で何が何だかわからないで食べているなんて、信じられないし、信州そばは、濃い味付けでもいいけど、東京の蕎麦屋のうどんは、泥水に茹ですぎたスパゲティが入っている、とんでもない物だと感じていました。それに比べると大阪のうどんは、薄味なのでよかったですね。



しかし、大阪でも欠落しているな、と感じたのは、うどんのこしがもの足りず、値段が高いことと、地縁関係がないことでした。何でもかんでも大きくすればいい、っていうものじゃないと思いました。



でも、大きい都市には人がたくさん住んでいるので、たくさんの人達との出会いがあることは、素晴らしいことだと思いました。



そして、母の介護のため高松にUターンしてから感じたことは、四国電力、JR四国、NTT四国、などのライフライン企業が、ものすごく小さな企業だということでした。



まあ、自分が生きてきた場所なんか考えると、その時その時の状況に対応するためなのです。ずっと独身なので、何にも束縛されずに、でも、その時にやらなくちゃならないことを、がんばって必死でやって来ました。



本当に、食べ物に好き嫌いがなかったこと、既得権に頼らずにやってきたこと、そして、常に前向きに楽天的な将来を信じてやってきたことだけは、一貫していたと思っています。



もし、あの時、将来に対して楽天的に構えられていなかったら、と思うと、全ての国民が将来に対して前向きになれるような環境を作ることこそが、一番大切なことだと、私は確信しています。



その点において、今の永田町はどうしようもないですね。全ての国会議員が自分が生きている間だけ楽をしたいと思っているのですから、お話にならないのです。



消費税を上げることに命をかける人がいらっしゃるようですが、何と無能な人でしょう。命をかけるものが小さすぎますね。最低でも1000年後の日本をどうするか、という観点で、命をかけるのが人間としては最低限のマナーだと思います。



「人生って不思議なものですね。」



介護していた母は、2006年に76歳で他界しましたが、幸せだったと思います。



東日本大震災の津波をテレビで見ないですんだのですから。



母親が子供を虐待したり、子供が母親の死去を偽って母親の年金をかすめとっているような時代のニュースを見ないですんだのですから。



麻薬常習者が激増している首都圏のことを知らないですんだのですから。



一人暮らしの高齢者の餓死を知らないですんだのですから。



アサリを窃盗している千葉県の海岸のことを知らないですんだのですから。



いつ、伊方原発が地震や津波で故障して放射線がやってくるかもしれないことに怯えないですんだのですから。



私は時々、仏壇とお骨になってしまった母に、ご飯さんをあげてお話しています。



「今日はのう、善通寺におる20歳代の若い男の子と会うんで。もうちょっとしたら出かけるんやけど、お母さんも好きやった『篠乃路』(しののじ)の懐石料理一緒に食べに行くんや。」



と、さっき報告したので、私は、今から出かけるところなのです。



掲載写真は、さっき、母の仏壇に供えた、母の大好きだった、「桜練りこみうどん」をベネッセがネット販売しているものです、今朝、届いたので、明日にもいただきます。



皆様もよろしかったら、お花見の前後に、下記で取り寄せて召し上がってみてくださいね。



http://shop.benesse.ne.jp/gift/disp/CSfLastGenGoodsPage_007.jsp?MSK_NO=1410015006000000&cid=bcm_t01_016








  


Posted by 岡田克彦 at 14:34Comments(0)讃岐うどん

2012年04月04日

「やま家」の茹でたて『ぶっかけうどん』




















今日の昼ごはんは、近所の「やま家」に食べに行きました。もう行きつけですから、私はいつもこう聞きます。



「今日はどのうどんが美味しいんな。」と。



すると私と同年齢のマスターがこう答えて下さいました。



「今、茹ったばっかりやけん、かけより、ぶっかけ、釜玉、ざる、がええで。」と。



そこで、私は、冷たいおろしぶっかけうどん、おにぎり、と、イカと野菜のかき揚げ、をいただき、ぶっかけうどんなので、イカと野菜のかき揚げは別皿にとって、そえていただきました。



久々に、素晴らしいこしのうどんでしたので、私は直ちに食べて、タバコを吸いながら、マスターと、讃岐うどんの将来について、お話しました。



まず、「丸亀製麺」のうどんがどうして美味しくないのかについてお聞きしましたら、やはり、うどん職人さんの修行が足りないようでした。



「やま家」のマスターは、「黒田屋」で、9年間修行したそうで、小麦のブレンド、足踏のタイミング、塩加減などは、10年くらい修行しないと自分のものにならないとのことでした。



このあたりをその季節の湿度や気温で変えないといけないのだそうで、そのあたりまで習得するには、10年くらいの経験がないとダメだということは、以前からいろいろなうどん店や製麺所の大将から聞いて知っていましたが、機械化が進んだ今、どういう風にするかについて、お店のマスターが指示を出せるような体制がないと、うどんのこしは変わってしまうのだそうです。



「讃岐うどん店も、禁煙のとこが増えたけん、いかんのう。食後の一服は絶対欲しいけんのう。」



「ハハハ・・。うちは大丈夫や。わしがタバコ好きやけんのう。」



「ほんだけど、この、イカと野菜のかき揚げ美味しかったで。これで、80円は安すぎると思うけどのう。うどんも安すぎると思うで。手打ちの生地作りの手間を考えたら、値上げしてもかまんと思うんやけどのう。」



「いやいや、トッピングは80円でなかったらいかんのや。香川県はうどんの激戦区やけん。」



「今度、東京スカイツリータワーの中に支店を出す、『山田家』が、『釜ぶっかけうどん』をいくらで出すか、見よらないかんのう。本店は600円やけど、高うなるとしたら、賃料だけやろうからのう。」



「そうやのう。なんぼで出すんかいのう。本店よりは高うなるやろうの。高松に比べたら競争相手もおらんやろから。」



「まあ、でも、『山田家』が東京に出るいうことは、少なくとも、正しい讃岐うどんのこしがどんなもんか言うことを、東京に伝えられるけん、よかったと思うで。『はなまる』みたいな、うどんらしきものが讃岐うどんや思われるんは嫌やったけんのう(笑)。」



・・・・・とても和やかな昼食タイムでした。



掲載写真は、「やま家」の、『冷たいおろしぶっかけうどん・2玉』(270円)、『イカと野菜のかき揚げ』(80円)、『おにぎり』(80円)、〔しめて430円〕、です。



「丸亀製麺」は、かけうどんが1玉で280円もするので、値段もうどんのこしも、中途半端なのですね。



どうせなら、かけうどん1玉で1000円くらいの、セレブ御用達うどんを出したらいいと思うのですよ(笑)。280円という値段設定は、うどんのこしに自信がないことの象徴のように感じます。まあ、「丸亀製麺」は、おにぎりが美味しいのでいいんだけど、もう少し、うどん職人さんの修行の成果を待たないといけないので、10年後に美味しくなっていたらいいと私は思っています。









  


Posted by 岡田克彦 at 18:17Comments(0)讃岐うどん

2012年04月03日

昨日の春先のうどん











昨日も晴れていました。



しかし、相変わらず寒く、特に朝晩は冷え込んでいる状況ですが、やっと、高松市栗林公園ではソメイヨシノが開花したそうです。



平年より5日遅かったそうですが、もう少し暖かくならないと、お花見は開催できないと思います。



一昨日までは、寒かったこともあり、私は、豚骨ラーメンが暖まっていいので、いろいろ楽天市場で取り寄せていただいていましたが、昨日の朝食は、近所の「丸山製麺所」で、讃岐うどん、と、讃岐ラーメン、をいただきました。



そして、昼食は、暖かいうどんが食べたかったので、久しぶりに、兵庫町商店街の「こんぴらや・兵庫町支店」に行きました。何を食べようかな、とメニューを見ると、冬季限定の『しっぽくうどん』が、例年は3月いっぱいでおしまいなのに、まだやっていたので、これはラッキーと思っていただきました。



店長さんにお聞きすると、今年はまだまだ寒いので、『しっぽくうどん』をやっている、とのことでしたが、とても暖まりました。また、トッピングに新発売の『ふわふわ豆腐の揚げ物』というものがあったのでとりましたら、白身魚をすりつぶしたものに豆腐といろいろな野菜を細かく刻んだもので作った、さつま揚げでしたので、とてもあっさりとしていて、『しっぽくうどん』にそえて食べると抜群に美味しかったので、たちまち食べてしまい、暖まりすぎました。



そこで、暖まりすぎたのを収めるために、「こんぴらや」は、手切りのこしの強い少し細めの麺なので、『冷やしうどん』を追加していただき、うどんのこしを楽しみました。









やはり、機械切りではない包丁による手切り麺は素晴らしいですね。



昨日は月曜日だったので、高松三越が定休日でしたから、三越近辺の商店街は大体空いているのですが、それは、うどん店以外のことで、お昼は、高松三越近辺の兵庫町商店街のアーケード下でも、「こんぴらや・兵庫町支店」、「うどん市場・兵庫町本店」、「さぬき麺業・兵庫町支店」の、兵庫町の3店舗はいっぱいでした。



もちろん、「はなまる・兵庫町支店」は高松三越が開いていても閉まっていても、常にガラガラなことは、いつも通りでしたけど(笑)。



香川県の讃岐うどん店のメニューは、日本の四季と不可分なのです。



桜が満開になって、散り際になる頃は、高松市民はみんな、素材練りこみ讃岐うどんの一番の名店の、「大島屋」〔 住所 香川県高松市松縄町313-1 TEL.087-865-2524 営業時間 11:00~14:30 17:00~21:00 定休日 水曜夜・木曜 〕へ、『桜練りこみざるうどん』を食べに行って、過ぎ行く桜の季節を惜しむことは、もう、数年前から年中行事になってきているようですね。



「大島屋」は、先代の頃は、私が子供の頃から、ワカメ練りこみうどん(ワカメ色のうどん)で、有名な「大島製麺所」というお店でしたが、跡取がいろいろなものを練りこむ技術を確立したので、今は、顧客の予約段階でリクエストしたら何でも練りこんでくれますし、柚子うどん、紫芋うどん、などは定番です。



が、季節限定のうどんとして、梅が満開の時期に梅の花を練りこんだ「梅うどん」、桜が満開の時期に桜の花を練りこんだ「桜うどん」、が有名です。










どうして季節限定なのか?  それは、それぞれのザルうどんに、梅の生花や桜の生花、を飾らないといけないからです。日本には、昔から、春夏秋冬の四季があるのです。それをそれぞれの時期に愛でて楽しむことが、食文化においても、基本なのですから、讃岐うどんは、自然と共生しているのです。



「早い、安い、うまい」だけならば、讃岐うどんは、ただの、名物にすぎません。が、自然と共生する段階まで来ていることが、ただの名物ではなく、文化になっている証なのです。



六本木ヒルズ族のみなさんは、春夏秋冬もバーチャルに再現できると思っているのでしょうが、疑似体験は何億年たっても疑似体験なのです。桜練りこみうどんも、年に一回しか食べられないからこそ、楽しみなのです。



そして、同時期のほかの、香川県内の讃岐うどん店では、春らしい、春菊の天麩羅、竹の子の天麩羅、が並び、アサリ入りのワケギ和えや、菜の花のお浸しのような小鉢や、春の瀬戸内の魚の鰆の箱寿司も並び、食べた後、讃岐うどん店を出ると、瀬戸内海の波の音が聞こえ、郷東川の河川敷を歩くと、つくしが生えているのです。



四季の移ろいと不可分になっているからこその文化なのです。文化は、人間の五感全てに響くものです。



今は、ベネッセがネット販売している、「桜練りこみうどん」を取り寄せれば、味覚だけは楽しめますが、味覚は味覚だけなのです。他の感覚器官も含めて、桜の季節だなあ、と感じることは不可能なのです。



東日本大震災で大変な被害をこうむった皆様が、「ふるさと」を取り戻したいとおっしゃっているのは、これら全てをひっくるめて、以前のように、ずっと昔から先祖代々生きて来た様な状況を取り戻したい、と切望していることを、お金があれば何でもできると思い上がっている、首都圏の政治家や経団連の皆様は、考えるだけでなく、その礎を築くことに注力しなくてはならないこと、そして、人が生きていないとこのようなことは絶対不可能なのだから、人間の命を一番大切にしなくてはならないことを、肝に銘じたらいいのです。



そうすれば、原子力発電所をどうすればいいのかに関する回答なんて、通常の頭脳水準があれば、絶対的に決まっていることなのです。



それを全て無視して、お金儲けが第一だと言い張る皆様は、大自然を敵に回しているのですから、ご自身の愚かさに自ら気づくべきなのです。だって、人間も大自然の一部なのですから、自然を打ち負かすことは、人間の生存も否定することなのです。



掲載写真は、順に、高松市兵庫町商店街「こんぴらや・兵庫町支店」の、『しっぽくうどん』と『ふわふわ豆腐の揚げ物』、『冷やしうどん』、高松市松縄町「大島屋」の『桜練りこみ、ざるうどん』、です。










  


Posted by 岡田克彦 at 07:44Comments(0)讃岐うどん

2012年04月02日

「丸山製麺所」の朝食




















今日は久しぶりに、朝の6時半に近所の行きつけの製麺所の「丸山製麺所」に行って、朝食をいただきました。



ここは、朝6時開店なので、既に、地元のお客さんでいっぱいでした。私は、お腹が空いていたので、『讃岐うどん』、『讃岐ラーメン』、讃岐うどんにトッピングしたい『イカゲソ天』、讃岐ラーメンにトッピングしたい『金時豆のかき揚げ』、『稲荷ずし』、をいただきました。



しめて、640円、ということで、高松市内の朝の製麺所としては、ものすごくたくさんいただきましたが、すーーーっと入ってしまうのが、朝うどんのいいところなのです。



ほとんどの顧客は地元の人でしたが、男性一人と女性三人の四人連れの人達が入ってきてテボでうどんを、シャカシャカやって、かけうどんにして食べ始めました。



が、高松で生まれ育った私の直感で、絶対に県外のお客さんだと思ったので、早速歓迎の気持ちをこめて話しかけました。



「失礼ですが、遠方からいらっしゃったのですか。」



「はい。大分県から参りました。春休みなので、うどん巡礼に来ました。」



「うどん県にようこそ。よくいらっしゃるのですか。」



「はい。もう四回目です。でも、とてもとても全部の讃岐うどん店は回りきれないですよ。」



「そんな全部回るのは無理ですよ。ぼくなんか、高松市で生まれ育って55年になりますけど、全部回るなんてとんでもないですよ。自分の好みに合うお店を見つけたらそこでリピートした方が、ゆっくりいただけますからね。その点では、ここの製麺所に入ったのは正解ですよ。ほら、あそこにいっぱい賞状を張っているでしょう。ここは、農林水産大臣賞を何回も受賞している老舗讃岐うどん製麺所ですし、香川県庁主催の『讃岐うどんグランプリ』の審査員長ですから、ここが、高松市内のうどん店のひとつの指標なのですよ。」



とお話していると、丸山社長が入ってきたので、「大分県からいらしてくださった方達ですよ。」と、丸山社長と、ネギを刻んでいた奥様をご紹介しました。すると、奥様が、



「岡田さん、今朝はようけ食べるのう。」



とおっしゃったので、



「今朝はお腹が空いとるけん、うどんとラーメン両方いただいています。」



と答えると、大分県の皆様はびっくりしていましたので、



「うどんとラーメンは材料が一緒なので、香川県の製麺所はどこもうどんとラーメンを置いていますよ。ラーメンは手打ちのストレート麺です。ただし、香川県民がうどん好きなのでラーメンはあまり作っていなくて、裏メニューで行きつけの人にしか出していなかったんだけど、最近は美味しいので、言えば出してくれますよ。ちなみに、ここは、かけうどんも、かけラーメンも170円ですが、だしはうどんと全く同じイリコだしで、シナチクやチャーシューはないので、天麩羅類のトッピングもうどんと同じです。ただし、イリコだしの、うどんのだしにコショウをかけると、あっさりした塩味のラーメンになるので、女性には人気があるみたいですよ。」



とご案内し、今日、もし、昼前に栗林公園のそばにいるのなら、四国新聞社の裏の、「松下製麺所」にゆくと、ラーメンをトッピングしたかけうどんの、「ハーフアンドハーフ」が食べられることと、人気があって、俳優の中尾彬さんがたまに食べにいらしていることをご案内しましたので、食べに行くことになりました。



「ここは、うどん県なので、『ハーフアンドハーフ』もビールじゃなくうどんメニューのひとつなんだよなあ。」



と言うと大笑いでした。そのほか、ポッカの缶コーヒーは、丸亀町商店街のさぬきうどん「明石家」にゆけば、全部50円だから、ローソンは高いので買わない方がいいことをご案内すると、びっくりしていました。



香川県がうどん県になったことに伴って、高松駅もさぬきうどん駅に改名したことはご存知でしたが、香川県警をうどん県警に変えることにはいろんな意見があるみたいだけど、面倒だから、全部うどんにした方がわかりやすいと思っていること、香川県警のゆるきゃらは、香川県高松市屋島壇ノ浦で平家の扇を射落とした那須与一を使った「よいち君」だけど、那須与一の弓矢では今の香川県民の生命を守ることは出来ないので、うどんに変えても大して変わりはないことなどお話しすると、爆笑していました。



本当に久しぶりの、「丸山製麺所」の朝うどんでしたが、本当に美味しかったです。



「この頃は、朝うどんでなしに、朝ラーメンを食べる人が増えたんで。」と、帰りに奥さんがおっしゃっていましたが、讃岐ラーメンは、ヘルシーブームに乗って、この先、売れるだろうと思います。



掲載写真は、今日の早朝、「丸山製麺所」でいただいた、『かけうどん』(170円)、『かけラーメン』(170円)、かけうどんにトッピングした『イカゲソ天』(90円)、かけラーメンにトッピングした『金時豆のかき揚げ』(90円)、『稲荷ずし』(120円)、です。






  


Posted by 岡田克彦 at 10:13Comments(0)讃岐うどん

2012年04月01日

桜の時期の母の思い出







桜の時期になると、桜の大好きだった母のことを思い出します。



介護していた晩年の母は、肝硬変の末期症状だったのですが、ひどい骨粗鬆症だったので、年に1回程度は出歩けたものの、ほとんどは、出歩くことが困難でした。



でも、その点では、春、桜が満開になる頃、私の住む高松市西宝町は、桜の名所で、自宅の窓から見える西宝寺の山は桜ばかりなので、ピンク一色になりますので、母の介護ベッドを窓際に持ってきたり、暖かい日にはベランダに出せば、お花見が出来たので、よかったですね。



この時期、母が絶対に食べたがったのは、「丸山製麺所」のうどんで作った讃岐うどんの、かけうどんに、春菊と竹の子の天麩羅を載せたもの、小鉢のアサリの入ったワケギ和え、竹の子の木の芽和え、鰆の箱寿司、と、メカブのお吸い物、でした。そして食後には、「ふくろ屋」の『桜餅』と『うぐいす餅』を、「かおり園」の玉露で食べないといけませんでした。



まあ、人間は、年取ると、自制心がなくなってわがままになるのですが、母は、老舗旅館の女将でしたので、食べ物にはうるさかったので苦労しましたけど、これらを全て準備して、ベランダから満開の桜を見ながら食べたときは、さすがに、満足していましたね。



「お母さん、栗林公園にお花見に行ったって、これだけのものはなかなかお弁当では食べられんけんよかったやろ。」



と言うと、目を細めて喜んでいました。しかし、食事とお花見の後には、私の演奏する、自作のピアノ小品の「たき火」と、ショパンの「バルカローレ」と「幻想即興曲」、シューマンの「子供の情景」を聴きたい、と言うので、後片付けもできなくて、急いで、ピアノのある部屋に連れて行って聴かせたものです。



しかも、やっと、お昼ご飯が終わって眠りにつく前に、「克彦、晩御飯は、鯵の三杯酢とハマグリの潮汁にしてぇた。」と言うので、さすがに、私もクタクタだったので、



「ほんだら、何か食べに行こうで。」と言うと、「北斗」のしゃぶしゃぶが食べたい、と言うので、レインボーロードの「北斗」まで、私の車に乗せてつれてゆきました。



しかし、少しでも揺れるといけないので、時速20キロ以下で走らないといけないので大変でした。



母は、「北斗」の板前さんが気に入っていました。絶対に特上のしゃぶしゃぶコースを頼むのですが、そのお通しについている、汲み上げ自家製豆腐の冷奴と、本シメジとアサリの酢味噌和えが気に入っていました。



「克彦の今日の木の芽和えは美味しかったけど、こんな美味しいお豆腐は作れんでしょうが。」



などと言うのです。豆腐を自宅で作るなんてやったこともないし出来ないことはわかっているはずなのですが、ここで怒ってはいけないのですよ。介護の基本は、アクティブリスニングで、ひたすら聞いてあげることなのですから。



「ほーなー。ほんだら、また、お豆腐の作り方勉強しとくの。」



「いいや、忙しいけんかんまんかんまん。ここに食べに来たらええんやけん。ほんだけど、今の春先の時期は、『木の芽(きのめどき)』言うて、体の調子が悪うなることが多いけん、しっかり食べないかんのや。今日は、克彦が木野目和え作ってくれたけん、それを思い出してよかったわ。有難うの。」



母が一緒に「北斗」に来店すると、必ず、店長の小川さんが応対してくださいました。母がお茶が大好きなので、最初は、お煎茶なのですが、食後は、ほうじ茶を出してくれましたので、母はとても気に入っていて、



「ほんまに、ここの店長は若いのに、ええ子や。」と言っていましたし、母は草月流の師範でしたので、ここの畳の席の床の間に飾っているお花の生け方が気に入っていました。



今の時期になるとそういうことも思い出しますが、今でも母は私の心の中に生きていると確信しています。



本当に、高松にUターンして、母を介護させていただいてよかったと思っています。



掲載写真は、生前の母とよく一緒に行った、栗林公園のお茶室「日暮亭」で一緒にお抹茶をいただいている時の写真です。











  


Posted by 岡田克彦 at 12:16Comments(0)亡き母の思い出